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もうウンザリして、「歴史を語る前提」  文科系

2014年01月08日 06時37分26秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

 こんなコメント、文章をまたまた書かなければならなくなった。右の人たちにはもう、ウンザリである。ここの名称ゆえ、右の人が過去にもたびたびやって来ていつもやり合いになるのだが、最低、以下のことぐらいはわきまえていて欲しい。歴史論争をする場合の前提条件、前提知識である要件のはずだ。もちろん、以下一部はエントリー用に手直しした。

【 前提で、駄目なものはダメ (文科系)2014-01-07 15:57:01

 誰のお説頼りかと観れば、どうも小説家。それも軍事オタク・ブログの書き下しかも知れぬものを、グダグダ、長々と、文章をまとめられもせず何回も何回も。

 さて、事実か否かは調べてみないとならないにせよ、以下はそんなことをする以前に、前提条件のところで既に欠けていると言いたい。そんなものを良く真面目に語るものと、驚くばかりだ。
①歴史のある結論とか、特に戦争違法化への国際法推移などという抽象的命題って、結構実証が大変なもの。誰かの文章を歴史的事実と見る文章頼りはよくやることだが、単なる歴史「文章」、特に小説家個人の断片的なそれなんてまー歴史論という資格は先ず無いはずだ。
②例えば9条の「文章」ね。後世これを観て「21世紀への移り目に、日本は戦力不保持だったのだ。凄い!」なんて驚く奴がいたら、これは本当に馬鹿でしょう! 現に世界3位ほどの戦力を長く保持してきたのだから。法律的文章でさえがこうなのだから、個人小説家なんかに断片的事実以外の抽象的歴史解釈・結論の実証など出来るわけもないと見るのが普通。だから歴史家の文章でと注文を付けさせていただいたのに、まーなんてナイーブなお人だ。
③僕の親類にローマ史の専門家がいるが、彼なんか塩野某と聞いただけで「ダメダメ!」と、もう読みもしないよ。無視!

 僕のは一応歴史家の文章だからね。
「岩波あたりの、日本の悪口しか書いてないような本ばかり読んでいるから「客観性」というものがまるで欠如しているようだ」
 こんなふうに、歴史家の文章を抽象的に罵倒してもだめなことも分からないのかな。歴史家の文章には「この指摘事実は違う」と語るしかないのである。もちろん反証をちゃんとやってのことね。だが、歴史事実は消えてしまっているので実証が素人が思っているよりもはるかに難しいのだ。対するに、文章はあとに残るからそれを歴史事実と後世よく簡単に観てしまうのね。

 それに、こんなことを僕が語ったか? 中国のチベット抑圧が正しいとか、以下のこととか。
『李氏朝鮮とか大韓帝国とかが、「どれほど立派なもの」と考えているのか』
 また、次の文章なんかは、歴史論ならぬど素人の推論、単なる論理、と言うよりも現代から過去への願望だよね!良く真面目に語ったものだと呆れるばかりだ。
『、40年間(?)必死に抵抗を続けていた(それがファンタジー)というのなら、その40年間で日本はかなり国力を疲弊し、日清戦争とか日露戦争どころではないはずだが?(そんな話を聞いたことがない)
3、「堂々とした独立国」なら、併合される前に日本と戦争すればいい。併合されたあとでも全土の人間が立ち上がって独立戦争を起こせばいい』
「・・・・はずだ」とか、「・・すればいい」とか、歴史相手に良く言うもんだ! スパルタクス相手に「ローマ攻めは止めとけば良かった」なんて叫んだとして、なんか意味あるの?

 この手のおとぎ話は、今後付き合わないことにする。歴史学会で信用問題になるような、歴史学者の歴史論文章でお願いします。
 言っておくけど、歴史学者の文章でも、彼が小説にしたものはダメだよ! つまり、専門書ではないから無責任なのだとまず思っておいたほうが良い。もちろん、例外はあろうが。

 ととにかく、こういう前提をはっきり踏まえたコメント以外にはもう応えないから、よろしく。小説文章に頼って、歴史家文章には後世の願望や望みで否定できると考えておられるお方、改めて、よろしく。】
     

【 40年かかった朝鮮植民地化 (文科系) 2014-01-07 18:13:5

 以下は、8月4日の拙稿の一部ね。朝鮮国が偉いか否かなんて事は止めて、反論するならこういう以下の流れ全体を否定してみて下さい。一つ一つの事実もきちんと否定しつつね。お願いしますよ。

『 歴史的事実を上げておきたい。僕があげておいたのに彼が無視した1875年の江華島事件と、ここから生まれた不平等条約、日朝修好条規。1882年の壬午事件。その結末の一つに日本軍の常時駐留があるが、これは、帝国初の平時外国駐留軍ということになる。1884年の甲申事変では、反日感情が急増している。1894年の東学教徒反乱事件に際した日本の大兵力出兵。これは、日清戦争のきっかけになった事件でもある。朝鮮がきっかけで日清戦争も起こったというこの事実は、朝鮮のこの40年と後の日中戦争が結びついて何か象徴的な出来事のように僕は思う。
 こういう事実が続いていれば、「ずっと朝鮮半島を狙っていた」かどうかは別にして、上のように、僕がこう述べるのはごく自然な事のはずだ。
「明治維新直後の征韓論出兵騒動や江華島事件などなどの1870年代からおよそ40年かかって日本が朝鮮半島を併合したのも、「アジアにおける欧米列強の植民地解放のため」であるのか?」』 】

【 だめ押し (文科系) 2014-01-08 04:02:20

 この岩波新書日本近現代史10巻シリーズ中の吉田裕著「アジア・太平洋戦争」と、上の日朝40年のまとめ文章との関係だが、以下のようなものなので、よろしく。
 後者つまり上の文章は僕自身が作ったのであって、吉田氏はこんなまとめは全くやっていない。つまり、吉田氏のこの本一冊から上記40年の日朝関係歴史事実を抜き出してきて上の文章のように並べて、こういう一つの考えにまとめたのは僕である。歴史家が語る歴史的事実というのは正に事実としての比重が高くって、小説の論のようなものでは全くなく、このように使いうるものなのだと理解している。

 さらに重ねてひとこと。歴史的なある論を語るのに、先ず司馬遼太郎や吉川英治、藤沢周平などを持ってくる馬鹿はいないということだ。それを事もあろうに、戦史・軍事マニアの小説家ねー?! よろしく。】

 

 

コメント (1)
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