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政治的番組が出来るまで、『日本の、これから』を振り返る    あつこばのプログより

2010年03月14日 13時15分28秒 | Weblog
★まじめな政治番組が出来上がるまでの過程を知りたかった私には、とてもよいレポートでした。(ネット虫)
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3月12日にNHKで生放送された『日本の、これから』について振り返ってみます。録画していたものを、帰宅してから音声付き早送りで一度観ただけですので、番組自体の検証は充分ではないかもしれません。

私は「一般市民」約20名の中の一人として出演し、そのなかでもかなり発言したほうです。まずはこの機会を与えてくださった関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。一緒に番組にご参加された方々は、私が喋りすぎたために発言の機会や時間が減ってしまい恐縮です。
また、出演することをお知らせしたところ、さまざまな方からの激励やご心配、リクエストなどをいただいたことにも感謝いたします。そして、予測していたことですがネットでは私に対する批判も見受けられ、このブログにも少なからぬコメントをいただきました。それも踏まえたうえで振り返らせていただきます。

今回、私が出演するに至った経緯については、
http://atsukoba.seesaa.net/article/143211595.html
に書いてあります。少し補足すると3月3日に私がディレクターとして仕事をした『どうするアンポ』という新作DVDの上映会がありました。今回の『日本の、これから』のディレクターの一人から電話がかかってきたのはその2日前で、3日の上映会の前に1時間弱、話をしました。その後、そのディレクターは『どうするアンポ』の上映とその後の私の話を聞いていってくださいました。

私はその時点では自分が番組に出演することはたぶんないだろうと思っていましたが、その後、番組スタッフ間での協議の結果、出演が決まったそうです。
おそらく、いわゆる普天間「移設」や日米軍事同盟について私が熱く語るのでテレビの討論番組に出演させるには面白いと判断したのではないかと想像しています。

2004年の9月に初めて取材して以来、私は沖縄の辺野古(へのこ)には何度か足を運んできました。当初はたまたまテレビ番組用での短い取材の仕事があったので行ったのですが、そこで座り込みを続けているさまざまな人達の話を聞き、自分にはこの問題を少しでも多くの人に伝える責任と義務があると感じました。
2007年の1月に制作したDVD『基地はいらない、どこにも』と、今年の1月に制作したDVD『どうするアンポ』は、辺野古に対する私のこだわりを元にした作品です。

『基地はいらない、どこにも』
http://kichidoko.exblog.jp/
『どうするアンポ』
http://anpo50.seesaa.net/
実は私は、NHKの『日本の、これから』という番組は以前「米軍再編」をテーマにして放送された時に観て、かなり批判的な意見を持っていました。以下に書いています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/19164109.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/19265503.html

上記ではあまり具体的な記述はしていませんでしたが、私は「米軍再編」をテーマにした『日本の、これから』での議論の進行方法にもかなり批判的な意見を持っていました。辺野古や岩国や神奈川で米軍基地の強化に反対している人に意見を言わせた後、防衛庁長官(当時)に反論させ、それを防衛庁よりの評論家にフォローさせてそのテーマはそこで打ち切り別の話題にするという進行方法は非常に作為的な感じがして、その件は、今回、私と会ってくれたディレクターにも話していました。

前述のように、今回、さまざまな方から激励やご心配とともに「これだけは言ってほしい!」というリクエストもいただきました。

その後、番組には「有識者」が6人も参加するということがわかりました。これまでよりも番組の時間が長いこともあり、私は自分が発言できる時間はほとんど無いのではないかと思いました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143439231.html

スタジオには資料やパソコンは持ち込めないことになっています。そこで私は自分が何を言うべきかを考え、優先順位を立て頭に入れました。

当日、本番前に渡された紙によると、番組の進行は
■普天間基地移設 合意の見直し~日米関係への影響は?
■同盟の基盤 在日米軍の存在をどう考える?
■深化する日米同盟の今後 どうあるべきですか?
というものでした。

事前の説明でも、普天間基地の移設に関する話はあまり長くやらない、とのことでした。
私自身は優先順位として最も言いたかったことは、その問題についてでしたので、できるだけ最初の頃に発言しなければ機会を失うと思いました。

スタジオに入ってからの説明では、挙手をして指名されてから話すのではなく、誰かが話したことに対して言いたいことがあったらどんどん喋ってください、とのことでした。

このブログにいただいたコメントの中には「人の話の途中で口を挟むな」というご批判がありましたが、私自身は途中で口を挟んだという意識はあまり無く、(あれでも)できるだけ他の方の発言が終わってから発言するようにしました。(ただし、話が終わるタイミングを見はからって間髪入れずに勢いよく喋りました。)

私もできれば今回ご出演された姜尚中さんのように、司会の方に発言の了解を得てから静かな口調で話したほうが共感を持ってもらえるかなと思っています。しかし私は姜尚中さんとはキャラクターが違いますし、私のような者はテレビの生中継で話すことができる機会などそうありませんので遠慮していては自分の言いたいことは言えなくなってしまいます。そこで今回の番組のようにベラベラと喋ることになりました。
それにしてももう少しソフトに喋ったほうが良かったかなとは思います。

普天間基地にいる海兵隊はイラクなどに戦争に行っている部隊なので日本には必要ない、ということを番組の最初のころに言うことができました。そして番組内の普天間基地移設に関するコーナーは終わり次の話題に進みました。それまで一言も喋っていない方もいましたので、私は(あれでも)番組中盤は遠慮して発言を控えていました。

私は今回の自分の肩書きは、NHKから文字数を減らしたいので「映像作家」にしたいという提案があり受け入れました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143369813.html
普段は自分のことを「映像ディレクター」と呼ぶことが多いです。

職業柄、「キュー出し」には慣れています。「このタイミングで音楽!」「このタイミングでナレーション!」などということをしょっちゅうやっているわけです。

また、職業柄、番組の構成や進行も理解したうえで、どのタイミングでどう突っ込めば効果的かを考えることができます。討論番組では少し有利な立場だったのかなと思います。

私は、番組前になにを喋るかを考えていた時に、できるだけ自分が直に取材したり体験して得た内容をしゃべろうと思いましたが、短い時間内では難しかったです。

話せなかったことのひとつは、やはり辺野古での座り込みを実際に取材して、一人一人の話を聞いた体験です。それについては以下で書きました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143515722.html

もうひとつは、DVD『どうするアンポ』を創るためにアシスタントと丸一日かけて街頭インタビューをした体験です。
「アメリカの軍隊は日本にいる?、いらない?」と100人以上の人に聞いたなかで、「いる」と「いらない」は、ほぼ同じような数でした。

マスメディアでは、「日米同盟が大事だから」「日米安保は大切だから」という理由で、普天間基地の「移設先」をどこかに決めなくちゃいけないとしています。

しかし、アメリカの軍隊は日本に必要ないんじゃないかと思っている人が、意外に多いんです。

別に「今すぐ日米安保条約を破棄してアメリカと敵対しろ」と主張するつもりはありません。しかし「アメリカの軍隊が日本にいる必要はあるのか」「軍事同盟ではなく平和条約に変えればいいんじゃないのか」ということは、多くの人がもっとわかりやすい形で議論をしてもいいのではないかと思うわけです。
タグ:DVD アメリカ 映像 普天間 米軍 米軍再編 辺野古 日米安保条約

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グラ、優勝は無理   文科系

2010年03月14日 00時16分58秒 | スポーツ
 ジュニーニョ、憲剛と飛車角を欠いた川崎に、2対3。グランパスの優勝はこのままでは到底無理と思った。

 先ず、ホームなのに出だしから敵に攻勢をとられていたのが情けない。怪我などでメンバー不足から元気だけは意気高く行くしかないという相手に対してこれは、哀しい光景だ。これだけでも、初優勝を狙う資格はないと僕は思ったものだ。去年と同様、ゲーム最終盤の得点狙いという作戦だったとしたら、もう何をか言わんやである。相手は去年2位のチームである。飛車角抜きの内に叩いておかなくてどうするというのか。

 さて、敗因は何だろう。金崎もトゥーリオも凄く良いのだから、メンバー個々の質は確実にかなり上がっている。攻撃的スピードがある金崎は松井大輔タイプであって思い切り良く多くのチャンスを作っているし、トゥーリオは球際にとても強いのだから。よって、こうなる。チームとしての力が足りないというしかないだろうと。どこが足りないのか?
 中盤のパス回しで、稲本など敵に始めから終わりまで何度もパスカットされていたし、パスミスも多い。パスアンドゴーが弱く、足元でボールをもらいたがる選手ばかりだなとも感じる。かねてから思っていたのだが、走力も不足していると改めて分かった思いだった。ここに、川崎とかFC東京とか鹿島など、よく走る球回しが上手いチームに弱いわけが分かったような気がしたものだ。走らず足元でもらいたがれば、パスカットは容易で、この癖を直すには時間もかかろうというもの。

 こうして優勝は無理と思う。敵ゴール前ばかりを見ている攻撃型の監督が作りそうなチームというしかない。一言で言えば「人もボールも走っていないチーム」だ。これが川崎と最も違う点だったのではないだろうか。今後もこのままに、金に飽かした個人たちのタレントで闘うだけのチームであり続けて優勝できるほど、いまのJリーグは甘くないはずだ。
コメント (7)
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