日本も戦後、山が禿山となって植林が盛んに行われました。
北朝鮮は、毎年3月2日を植樹節(植樹の日に当たる)に指定しており、
自らの足で歩ける住民なら、子供から高齢者に至るまで、
誰もが植樹作業に駆り出されるそうです。
住民は、生命力の強い五葉松やから松、アカシアなどの苗木数十本をそれぞれが背負い、
住民が自ら開墾した畑はもちろん、はげ山のあちこちを回りながら植えている。
農村地域では多くの住民が野山を開墾し、違法に畑作を営んできた。
山林保護員らは植樹作業が始まると、野山の畑にまず木を植えさせる。
すると、畑作を営む女性たちの顔色がたちまち変わる。
自分たちがそれまで必死に手入れした畑に木を植えるのだから、
自分の体に釘でも打たれるような気持ちになるのは当然だ。
そのため、翌年の植樹作業では、前年に植えられた畑の木はすべてなくなっており、
その場所に再び新たな木が植えられる。
毎年、このようにして植樹作業が繰り返されているのだ。
現在、北朝鮮の山はどこもはげ山状態だが、
これは食糧難とエネルギー不足が原因だ。
燃料を木に依存する割合が高まっている上に、
ガソリン不足の影響で、トラックも木炭車に改造されている。
そのため木々はすべて伐採され、木炭と化している。
木炭車は、1980年代半ばから徐々に目にするようになった。
当時の軍用車はどれもガソリン車やディーゼルトラックばかりだったが、
今は戦闘用トラックを除き、一般の軍用トラックも木炭車だ。
木炭車1台を動かすために、毎年一つの山がはげ山と化している。
かつて、韓国政府が北朝鮮に対して植樹の支援を行うと提案すると、
北朝鮮は「木を植えさせてやるから食糧をくれ」と要求してきた。
これには韓国側もあぜんとした。
韓国側が山林の緑化を双方の交流協力事業の一環として推進する、
という趣旨は良い。
しかし、これはおそらく税金を浪費するだけに終わり、
結果的には北朝鮮住民の反発を招くだろう。
現在、北朝鮮各地ではげ山と化した山々は、
北朝鮮政府に緑化の能力がないために放置されているのではない。
それよりも住民たちが飢え死にしないために木を伐採し、
山の中に畑を作っているという要因の方が大きい。
そういえば子どもの頃に木炭車に乗った記憶があります。
意外なところで日本の技術が役立っているんですね。
デノミ政策で超インフレとなって食糧危機が
伝えられる北朝鮮・・・
北朝鮮は、毎年3月2日を植樹節(植樹の日に当たる)に指定しており、
自らの足で歩ける住民なら、子供から高齢者に至るまで、
誰もが植樹作業に駆り出されるそうです。
住民は、生命力の強い五葉松やから松、アカシアなどの苗木数十本をそれぞれが背負い、
住民が自ら開墾した畑はもちろん、はげ山のあちこちを回りながら植えている。
農村地域では多くの住民が野山を開墾し、違法に畑作を営んできた。
山林保護員らは植樹作業が始まると、野山の畑にまず木を植えさせる。
すると、畑作を営む女性たちの顔色がたちまち変わる。
自分たちがそれまで必死に手入れした畑に木を植えるのだから、
自分の体に釘でも打たれるような気持ちになるのは当然だ。
そのため、翌年の植樹作業では、前年に植えられた畑の木はすべてなくなっており、
その場所に再び新たな木が植えられる。
毎年、このようにして植樹作業が繰り返されているのだ。
現在、北朝鮮の山はどこもはげ山状態だが、
これは食糧難とエネルギー不足が原因だ。
燃料を木に依存する割合が高まっている上に、
ガソリン不足の影響で、トラックも木炭車に改造されている。
そのため木々はすべて伐採され、木炭と化している。
木炭車は、1980年代半ばから徐々に目にするようになった。
当時の軍用車はどれもガソリン車やディーゼルトラックばかりだったが、
今は戦闘用トラックを除き、一般の軍用トラックも木炭車だ。
木炭車1台を動かすために、毎年一つの山がはげ山と化している。
かつて、韓国政府が北朝鮮に対して植樹の支援を行うと提案すると、
北朝鮮は「木を植えさせてやるから食糧をくれ」と要求してきた。
これには韓国側もあぜんとした。
韓国側が山林の緑化を双方の交流協力事業の一環として推進する、
という趣旨は良い。
しかし、これはおそらく税金を浪費するだけに終わり、
結果的には北朝鮮住民の反発を招くだろう。
現在、北朝鮮各地ではげ山と化した山々は、
北朝鮮政府に緑化の能力がないために放置されているのではない。
それよりも住民たちが飢え死にしないために木を伐採し、
山の中に畑を作っているという要因の方が大きい。
そういえば子どもの頃に木炭車に乗った記憶があります。
意外なところで日本の技術が役立っているんですね。
デノミ政策で超インフレとなって食糧危機が
伝えられる北朝鮮・・・