九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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朝鮮日報より   らくせき

2010年03月08日 10時47分59秒 | Weblog
日本も戦後、山が禿山となって植林が盛んに行われました。
北朝鮮は、毎年3月2日を植樹節(植樹の日に当たる)に指定しており、
自らの足で歩ける住民なら、子供から高齢者に至るまで、
誰もが植樹作業に駆り出されるそうです。

   

住民は、生命力の強い五葉松やから松、アカシアなどの苗木数十本をそれぞれが背負い、
住民が自ら開墾した畑はもちろん、はげ山のあちこちを回りながら植えている。

農村地域では多くの住民が野山を開墾し、違法に畑作を営んできた。
山林保護員らは植樹作業が始まると、野山の畑にまず木を植えさせる。
すると、畑作を営む女性たちの顔色がたちまち変わる。
自分たちがそれまで必死に手入れした畑に木を植えるのだから、
自分の体に釘でも打たれるような気持ちになるのは当然だ。
そのため、翌年の植樹作業では、前年に植えられた畑の木はすべてなくなっており、
その場所に再び新たな木が植えられる。
毎年、このようにして植樹作業が繰り返されているのだ。

現在、北朝鮮の山はどこもはげ山状態だが、
これは食糧難とエネルギー不足が原因だ。
燃料を木に依存する割合が高まっている上に、
ガソリン不足の影響で、トラックも木炭車に改造されている。
そのため木々はすべて伐採され、木炭と化している。

木炭車は、1980年代半ばから徐々に目にするようになった。
当時の軍用車はどれもガソリン車やディーゼルトラックばかりだったが、
今は戦闘用トラックを除き、一般の軍用トラックも木炭車だ。
木炭車1台を動かすために、毎年一つの山がはげ山と化している。

かつて、韓国政府が北朝鮮に対して植樹の支援を行うと提案すると、
北朝鮮は「木を植えさせてやるから食糧をくれ」と要求してきた。
これには韓国側もあぜんとした。
韓国側が山林の緑化を双方の交流協力事業の一環として推進する、
という趣旨は良い。
しかし、これはおそらく税金を浪費するだけに終わり、
結果的には北朝鮮住民の反発を招くだろう。

現在、北朝鮮各地ではげ山と化した山々は、
北朝鮮政府に緑化の能力がないために放置されているのではない。
それよりも住民たちが飢え死にしないために木を伐採し、
山の中に畑を作っているという要因の方が大きい。

   
   

そういえば子どもの頃に木炭車に乗った記憶があります。
意外なところで日本の技術が役立っているんですね。
デノミ政策で超インフレとなって食糧危機が
伝えられる北朝鮮・・・


コメント (3)
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オリンピックの放送権料  らくせき

2010年03月08日 10時16分48秒 | Weblog
突然ですが、テレビって何だと思われます?
スイッチを切られたテレビは、ただの箱。
その昔、テレビ界の先輩は、
「テレビよ、お前はただの現在にすぎない。」
と喝破しています。
つまり、テレビの本質は生放送。生中継です。
では、生中継というテレビの機能を最大に生かすものは? 

第一は、事件の生中継です。
ニューヨークの巨大なビルが崩壊した9.11事件。
世界の何億の人々がテレビの前に釘付けになりました。
しかし、こんな事件は、年に一回も起きません。
しかも事件を始めから生中継することなど出来ない相談です。
(どこかの国で、ニュース・キャスターが自分で
事件を起こして、自分でそれを放送するという
嘘のような話があったと思いますが・・・・記憶違いでしょうか?)

ニュース性・ドラマ性・娯楽性・教養性。
このすべての要素を備え、生放送にふさわしいのがスポーツです。
しかも、なるべく多くの人たちが関心を持っているスポーツ。
テレビだけでなくラジオの時代から、放送はスポーツを
求めてきたのです。

しかし、いくらスポーツが人々の求めているものとはいえ、
バンクーバー五輪の2週間余、番組のほとんどが
メダル争いの放送に占拠されるのは、オカシナことです。
その間に、政治的な問題がコッソリとすり抜けていって
しまう恐れもないとは言えません。
大きなイベントのある時を狙って、ヘンな法律が国会を
通ってしまっては、タイヘンです。

なぜ、こんなことになっているのか?
一つには、五輪にまつわるお金の動きがあります。

NHKと民放は、バンクーバー五輪の放映権料に約60億円を支払い、
このうち民放は約20億円を、NHKは40億円を支払っています。

NHKの年間の予算はおよそ6700億円。
放送関連予算は4500億円。
40億円は、人件費など、制作にかかる費用でなく
放送するために払う著作権料のようなものですから
いわば、余分にかかるお金です。

費用対効果の面を考えれば、視聴率のとれる競技を選び
再放送をふくめて何回も放送することになります。
こうすれば、40億円は、そんなに高価な買い物にはなりません。

なお、五輪の放送権料は、IOCの基準に沿って国別に策定されます。
契約は、冬のバンクーバー・夏のロンドン五輪の
パッケージ料金になっていて、日本は3億6000万ドル。
これは、お隣の韓国の10倍以上。
米国は20億ドル、欧州は9億1700万ドルを支払うことになっています。

まもなく開催されるサッカーW杯も同じ様な高額なお金が
動いています。
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