今日の騒々しさは、思えば朝の電車から始まっていたのかも知れない。
追分駅を出発した八郎潟行が、警笛を鳴らしたかと思ったら急ブレーキで踏切を前に止まった。何があったかは知らない。
ぞろぞろと人が歩いていく。電車で見に来る人が結構多い。おそらく保護者には、駐車場が無いと連絡済みなのだろう。あれ、保護者じゃない人もいる。かなり血の薄い、親戚の人が交じっているぞ。
警備がものものしい。踏切に二人。学校前に二人。それと国道を挟んだ潟上市の元スーパーの駐車場にも二人いた。今は生徒がプラカードを持っている。あの電車は、踏切で立ち往生した車がいたのかも知れんな。
わずか行って戻ってくる間に、他県の車が通っていく。山形、宮城、岩手、沼津。
近所のクリーニング店のおばさんが引き留めるので、話をした。「学校祭に行くの?」「行かないよ、だって入場券ないもの」「みんな行ってるよ」「えーっ」
検問らしいのはあったが、チェックしている風でもない。静かにおりこうさんに、入った人は見て回っているんだろう。事故さえ無ければ、いいんじゃない。「きのう、野菜販売に行ってきた。吉田君と菅原天空君を見た」「うわー、いいなあ」
あれ、プラカードは「金農祭駐車場でありません」ははあ、それで生徒が。
いつもは農産物販売や投票所となる、あぐり交流館が茶会の会場となっていた。