棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

干し柿作り

2013-12-18 09:10:52 | 山郷の暮し
今年はかなり強い遅霜があり、ここ花の谷ばかりでなく、山間部は農作物に被害があった。
初冬のただ今 目に見えて異なる風景は、初冬の枯葉色が広がる中に点々とある朱色の柿の木が見えない。
花が遅霜で落ちてしまったからだ。
当然 軒先にすだれのごとくぶら下げられた干し柿の風景も少ない。

甲府の友人が握りこぶし大の市田柿を4-500ケも持ってきてくれた。
まだ半分以上は未収穫、道に突き出た分だけだという。
「こんなに皮むきはイヤダーー。ご近所にお分けしょう」

我が家は100ケほどで十二分である。欲のない小生であります?????
ズク(やる気)なしの我が家でも、つるし柿がぶら下がっています。



薪ストーブ

2013-12-16 08:54:08 | 山郷の暮し
用水路の氷が融けない一日になると 薪を作らなくっちゃ と慌て出す。
毎年のことだが、もっと早く準備をしておけばと。
薪ストーブは三度温まると言われます。
最初は山から木を切り出す時。二度目はその木を切ったり割ったりする薪作り。
そして最後は、ストーブで燃やすとき。そうそう私は四度めはイッパイがつきますが。

薪ストーブに人気が出て、新築のプランの中にも立派な薪ストーブがあったりします。
北欧の立派なストーブは、本体よりも煙突の方が高い場合もあります。
煙突の熱効果設計があり、ただ煙が排出できればいい、という程度のことではないらしい。

そして薪ですがこれが高い。石油よりも高くつきそうだ。
香りがいいだの、炎がいいなどと講釈がある。
しかし、私のいう薪ストーブの冬生活は、石油より安く暖かいことである。
何よりもどんな木でも燃やすことができるストーブでなくてはならない。
まーー焼却炉のようなもの。
幸い散歩道には枯れ木だらけで、ズク(やる気)をだせば不自由はない。
つまりタダである。
正に薪ストーブ三度いや四度温まるという生活ですが、主力の暖房機はやはり石油ストーブです。
マッピルマから薪ストーブでは、ちょいと一杯としたくなり、何も手につきませんから・・。

忠臣蔵

2013-12-14 08:48:08 | 山郷の暮し
師走14日で連想するのが 赤穂浪士の討ち入り・・忠臣蔵 となってしまう年代です。
子供の頃から、お話や映画などで見てきたもので、特にTVが始まってからは様々な脚本がありました。
なんとなく様々な解釈があるものだなーーと 思う程度でしたが、いずれも大石内蔵助はカッコがいい。

歌舞伎で有名な仮名手本忠臣蔵というものがあるようですが、残念ながら観劇したことはありません。
さて・・仮名手本とはどおいう意味なのかと雑学辞典で調べたことがあった。
 この仮名手本とは いろはにほへと・・・・のことで、隠し文字がある、狂言したてになっているのです。
いろは・・・を7文字にくぎりますと、ラストの文字が とかなくてしす となります。
このままではわかりませんね。
咎(とが)無くて死す 赤穂浪士の切腹は無実である、という幕府批判を込めたものだと・・。

忠臣蔵などモーー時代錯誤で、????のことかと思っていましたら、
先ほどラジオから「仇討ち」などのセリフが流れてきた。
「おやまーー今でもキーワードになるのだ」と、むしろ不思議な気がしましたが往年の名作が放映されているようです。
やっぱり 仇討ち話は庶民にとって、溜飲を下げる思いがするのでしょうか・・・。

13日 金曜日

2013-12-13 09:21:22 | 山郷の暮し
13日の金曜日といえば、イエス・キリストが磔刑につけられた日で、キリスト教では忌みの日とされ、さらにキリスト教では13という数字も嫌います。
ところが、日本ではそんなワケよりも欧米の習慣を取り入れてしまう。
今更いうのもおかしな話ですが、これからくるクリスマスもしかり。
過ぎてしまいましたが、米国のハロウィンも最近では当たり前になりつつあります。
マーー面白いことは理屈なく楽しもう、という無節操とも言える事が日本人なのかもしれない。

キリストが生まれた25日は誕生日で、キリスト教徒にとって大切な祝日ですが、
日本では誕生日を祝う週間は、文明開化だと欧米の習慣を取り入れた明治以降のことです。
誕生日よりも亡くなった日、つまり命日または祥月命日を大切にし仏事をしてきました。
それに対し欧米では、誕生日を祝う習慣です。

少々こじつけになるかもしれませんが、人生の終焉を大切にする日本と、新たに事が始まる誕生日を祝う欧米との本質的な違いがあるきがします。
亡くなった人の過去を思う命日をネガティブ思考・感覚とすれば、
何かが始まる誕生日はポジティブな思想体系ともいえなくもない。
欧米の週間を商業化して流行らせてカッコイイとしてしまいますが、
本質はどうにもなっていないということです。

話を13日に戻しますと、この日はイエス・キリストが磔刑につけられた日で命日ではありません。


リーマン予想の話??

2013-12-12 08:51:15 | 山郷の暮し
TVをONしましたらいきなり「リーマン予想」と。「??・・リーマンショック 」の間違えではないの・・。
いやいやとてつもない番組でした。
数学の謎中の謎 と言われる素数に挑んできた数学者たちのはなしであり、素数の謎についてでした。
なんとなく 素数 なるものは聞いたことがありますが、その定義は全くわからない。

この話、素数 が問題なのですが、その素数ってなんだということになりますが、私には解説できません。どうか検索してください。

私なりに理解したことは、一から無限に続く数字で、アル数字(素数の定義による数字)が乱雑に無秩序とも思える並びで現れるらしい。
一見無秩序のようであるが、そこには法則があるはずだと数学者は研究。
それには宇宙の真理が潜んでいるのではなかろうかと・・・。
数学者は論理的に、時には非論理的に推測したがわからない。これはもー 宗教・哲学・芸術の世界だ。

リーマンさんがそれまでなかった説を打ち立てる。(どんなことかわかりません)
さーそれからその論理を立証するための戦いが始まる。
この世界に入り込んだ天才的数学者が心を病んみ、数学者にとっては呪われたパンドラの箱となっているらはしい。
番組の内容は全くわからなかったがついつい視聴してしまった。

その結果として私はこのように理解をしました。
人間はそれぞれの分野で尽きることなく「宇宙の真理」を追求しています。
宗教・哲学・芸術等は数学に比べると、多少感覚的・非論理的ではあるが「総てを支配する真理」が存在するのではないかと「絶対」を追い求めていることは両者もおなじである。
数学といえば非人間的・無機質な領域だと思っていましたが、なにか体臭を感じさせてくれた番組でした。

蛇足ですが、仏教哲学を研鑽していた父は、絵画を志したワタクシに「数学的な思考を忘れてはいけない」
と言われたことを思い出しています。

それにしても、数学の発見こそ今日の人類が存在している、ということだと思いました。





蕎麦宴会

2013-12-11 08:52:48 | 山郷の暮し
先の日曜日に、年末恒例の蕎麦宴会が友人宅で行われました。
十年ほど前は私の家にてワイワイガヤガヤと、泊まり込みで際限なく、まるで山小屋の騒ぎでした。
一番の楽しみは庭先で焚き火をしながら、好き勝手に飲んでいたことでしょうか。
私の事情で蕎麦を打つ友人宅で行うようになり、次第にメンバーも入れ替わっり、今は私はお客できがらくです。

毎年この時期の投稿記事ですので、今回は宴会の様子を写真紹介しようとカメラを持参しましたが、
着くやいなや「マー一杯やるじゃーねーかい」の一声に撮影のことなどスッカリ忘れてしまいました。

蕎麦は本物の水打ちによる十割そば、モー文句のいいようがない。
こんかいは、つゆ が絶品で あごだしの本返しつゆ まろやかでまことによろしかった。
つゆばかりでなく酒肴も申し分ない。
それもそのはず、友人の奥さんは以前蕎麦屋勤めの経験があり、現在は介護施設のマカナイの責任者。
現役そのものです。
2-30人の調理など毎日のことで、全く気にならないとのことですが、この つゆ 作りには気をいれたとか。
本物のそばに旨いつゆ これはもうー最高のご馳走でした。
そうそう・・相変わらず卑しく飲んだ小生は二日酔いでした。

成立をした特別秘密法案 

2013-12-10 08:30:48 | 山郷の暮し
12-10
暗い朝明け というのも変な表現ですが、ドヨーーと暖かく感じるほど。
7時頃から雨がバサバサと降り出しす。久々の雨でありがたいが、気温があまり下がらないことを願います。

さて・・秘密保護法は自民党の老練な政略でアッサリ成立をしてしまった。
秘密法のチェック機関の必要性を訴える野党に対し、まるで付け焼刃的にわけのわからない名称が
突然出てきたが、
とても、当初から描かれていた機関ではなさそうだ。
「官僚制作の官僚のための法案」だとおっしゃった野党。
ご都合・付け焼刃的答弁に小手先を効かせた官僚主義が見える。

この法案が直ちに私たちの生活に直接影響することはないであろう。
飽きっぽい日本人、喉元すぎればじきに忘れる。だからこわいのです。
見えない網がが広がり、時と共に網目が狭まってゆく。
気がついたときには、我々国民はがんじがらめに絡め取られているようにならないことを願う。

今回の経過を見て、激動した60年安保を思い出した。
連日のデモで国会周辺は騒然としていた。国会の中でも乱闘騒ぎ。
国民もしだいに反対をする人が増えていった。
当時の政治家たちの2世3世が今日のリーダーである。

ひどい国会だ

2013-12-07 09:07:29 | 山郷の暮し
白票(賛成)130票、青票(反対)82票。よって本案は可決されました」。
参院本会議で特定秘密保護法が成立した瞬間、与党議員らが一斉に拍手する中、野党議員はぼうぜんとうなだれた。
 法案審議は午後10時半ごろから始まり、1時間足らずで淡々と終了した。

 特別秘密法の担当大臣が答弁にこオタオタし、官僚の原稿を円読みしたり、雑然たる議会にオロオロしたり、なんとも情けない話ですが、マーー無理もない、少子化対策大臣さんですからね・・。
女性だからいけない、というのではありません。
今までの議会を見ていますと、野党の激しい質疑に「もーいいかげんにしろ。かわいそうではないか」というヤジがきこえた。与党か野党の議員かは不明ですが、そんなヤジを言わせてしまう国会質疑。
女性の活躍は大いに歓迎ですが、この難しい法律を成立させるにはあまりにも力不足で弱々しい。
だがこの弱々しさが糾弾の矛先を弱めてしまう、という読みがあったのではとおもうと、すごい裏読みをした、シナリオを描いたものだ。・・さすが官僚だ。

もし秘密法の担当大臣を「防衛大臣」としたら、もっと戦前の監視統制・暗黒社会をイメージしてしまう。
それを避けるために、なんともわけのわからない「少子化大臣」を割り当てたとしか思えない。
もともと、しっかりとした筋立てがされた法案とも思えない。
ともかく早々に成立させなくてはならないワケがあるのではないか・・。恐ろしいことだねーー。

先に私は秘密法案はチェック機関を明確にした上で、ある程度必要だと思っていましたが、今回の流れでのこの法案には反対をせざるを得ません。

信州の風物

2013-12-06 08:48:11 | 山郷の暮し
写真は昨夕5時頃の西空です。
宵の明星(金星)が最も輝いて見える時期です。オッ月様とランデビューで、今夕は位置が逆転します。帰り道 チョット西空を見上げてください。

昨日の続きですが、信州の師走の一大仕事しして「野沢菜漬」があり、身を引きちぎるような寒風なか、手ぬぐいをホホッカブリしたおばちゃん連が手を真っ赤にして野沢菜を洗っている。
そんな光景を思い出しますが、まったく思い出の風景となってしまいました。

近くの浅間温泉でも旅館の従業員総出で、漬物の段取り風景があったり、共同風呂はお菜洗いに解放されていた。
しかし、気がつけば昨今はそんな原風景もなくなってしまった。
各旅館でオリジナルの野沢菜漬を提供することもなくなったようだ。
松本市内でも割烹店や飲み屋さんが店先で漬物準備をしている店もめっきり少なくなってしまった。

私は野沢菜漬となるといの一番に思い出すのが、学生時代に木曽は馬籠宿の民宿に泊まったときのことである。
炭火こたつ一つのサブーーイ部屋。
出された野沢菜漬物は霜降り状に凍っていた。だが、この時の甘さは今も蘇ってくる。
時々あの時のような漬物に出会うことがあるが、いただいてくるとどうもまずくなってしう。
酸化してしまうのか、気温の変化なのか、旨みが違ってしまうのです。

信州のお土産の一つ「野沢菜漬物」ですが、一般家庭の味とはかなり違う。
正直、アレをわざわざ買ってまで食うきはしない。
今日あたり漬物に挑戦してミッカ!!

師走の風物

2013-12-05 09:25:42 | 山郷の暮し
師走で何かとせせこましくなっていると思いますが、好天で暖かく気分爽快、仕事もはかどっていることと思います。
この時期の信州風物といえば野沢菜漬の準備でしょうか。

マーケットやホームセンターの入口部には、漬物用セットつがドーーンとひつらえています。
プラスチック製の大小様々な桶・重石、様々な塩や砂糖、隠し味としての昆布・柿の干した皮・煮干・漬物用味噌・しょうゆう、などなどです。

そおそお、肝心の野沢菜ですが、だいたい一抱えほど束になっています。
何キロあるのか知りませんが、ずーーと昔からこのサイズが基準のようです。
「おたくじゃーナンタバ着けるんね」「そだねー、おらとんこじゃ家族も多いんで10束は漬けんと・・」
てな会話が聞かれたものですが、今ではそんな雰囲気はありません。
若いお嫁さんが姑さんにせがまれたのか、キャリヤで野沢菜を運んでいる。
「おかーさん、そんなに漬けても去年のように捨てることになってしまいます」
「漬物がなくちゃ、ものたりねーズラ」とおバーちゃんは張り切っている。
ほかの車にも2-3束積まれているのが見えたり・・。
信州は松本、ただいまのマーケットでの一コマです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本