棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

読書

2013-11-23 08:56:39 | 山郷の暮し
日中は暖かく気分良好で製作も気合が入ります。

図書からリサイクル本としていただいてきた中の OPIUM TEA 阿片茶 ビアンカ・タム
1995年出版で、版を重ねている。全く知らない本でしたが、題名にひかれた。

1920年、イタリヤの貴族の娘として生まれ、大変な美貌と教養があった。
中国人と結婚し中国に住んでから、時代は中国国内の混乱と大東和戦争と重なり、数奇な人生をすごすことになる。
日本の敗戦後、日本軍の為のスパイ行為が暴露し、国家反逆罪で死刑宣告を受ける。
47年に国外追放という形で助かり、以後 パリのクリスチャンディオールで働く。
94歳で亡くなるまで、様々な人々と関わってゆく自叙伝である。

美貌と貴族的社交上手に注目した日本軍や金融界は、彼女に多大な報酬と恐怖を突きつけていたのである。
スパイ行為があっても不思議ではないが、007ではない生きるための真実のことだ。
まだ読み切ってはいないが、面白く読んでいます。

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