棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

腰痛ー1

2010-12-09 08:35:04 | 山郷の暮し
写真の登山靴は5年前に「腰の調子もいいし、中高齢者登山の仲間入りでもスッカ! と久しぶりに購入したもの。
ところが、ある朝、ベットから転げ落ちるような激痛が腰から足に走る。(以前から整形医院には通っていた)
検査の結果、脊柱間狭窄症とわかり、新たな治療がはじまった。
たいして効果もなく、いよいよ手術ということになったが、なんとなく不信感もあり「おらー自分で治す!」
と、民間療法や腰痛体操をしながら、驚異的な回復をした(医師がびっくりしていた)。
とはいっても、元の体に戻っているわけではない。
そのことを十分承知の上、スキーも再開。
「ヨシヨシ、短いトレッキングもそろそろ始めるか」と先日登山靴を磨きだしたところ・・。
ところが・・・アトリエのかたずけしているときに、腰がナンカ変になってしまった。
「しまった!チョットやりすぎてしまったか」
それから・・以前ほどではないが、曲がらない腰になっている。
この登山靴は新品同様のまま、下駄箱に眠ってしまうのか・・・。

初雪

2010-12-08 07:43:54 | 山郷の暮し
昨夜は霧雨のなかに白いものが混じっていました。
いよいよ、雪のシーズンか・・・
カーテンを開けば、霜のような雪が屋根についています。
写真は窓から下の家を撮ったものです。
今朝はマイナス3度くらいですが、大して寒さは感じないのは体が順応してきたからでしょうか。
残念ながら、懐が暖かくなったわけではありません。
いま、お天道様のオレンジ色の光が部屋に射し込んできました。
きっと、気分のいい一日になるでしょう。

冬の空

2010-12-07 17:07:42 | 山郷の暮し
昨日はタイセツな日でした。と、いっても???ですよね。
ものをタイセツにする、の大切ではなく、24節句の大雪でした。
そして旧暦の11月1日。
午後3時に気がつく。昨日ではなく今日でした。
それにしては馬鹿陽気でしたが、今日は一転し、重い鉛色の冬空です。
気温は上がらず、寒気団が流れ込み、山は雪ダンベーー。

写真はレンズが曇っただけです。

ききょう色の空

2010-12-06 16:23:41 | 山郷の暮し
昨日は12月だとはとても思えない暖かな一日。
今日はさらに気温が上がりそうです。
見上げれば群青色の空に、宮沢賢治が称した「ききょう色の空」だと・・。
大口あけて、ボケーーとながめていると、賢治のさまざまな小作品が浮かんでくる。
とりわけ、「虔十公園林・ケンジフ」がまざまざと展開する。
すこし知恵遅れの主人公は、こんなすばらしい空に、にこにこして見上げていたことだろう。
作品を紹介いたしますと、主人公が親にねだった唯一のことが、何もできないという空き地に植える杉の苗木でした。
地力がまったくない土地に、みんなから馬鹿にされます。
たしかに、杉の育ちは極めて悪い。
虔十も死に、幾十年かすぎ、村は町へと大変身したが、なぜかこの杉林はのこっていたのです。


作品の部分を紹介しますと・・
「・・・ああ全くたれがかしこくたれが賢くないのかはわかりません。
ただどこまでも十力の作用は不思議です。・・・・

全く全くこの公園林の黒い立派な緑、さわやかな匂い、夏の涼しい陰、月光色の芝生がこれから何千人の人たちに本当のさいわいが
何だかを教えるかかぞえられませんでした。」
あまり知られていない賢治の小作品ですが、私の大好きなものです。

元気なりーチビクマ

2010-12-04 16:20:51 | 山郷の暮し
昨日は激変する天候でしたね。
強い日差しがあったかとおもうと、いきなり冷たい強風と大変でした。
処によっては、竜巻の被害が出たようですね。
年の暮れに来ておきのどくです。
さて、片目になってしまったチビクマですが、昨夜、ネズミをくわえて帰ってきました。
いやいやまったく驚きです。
人間だったら、もーー大騒ぎな負傷なのですが・・・。

猫のチビクマ-権力闘争

2010-12-03 08:32:03 | 山郷の暮し
かなりの雨が降り、ただ今ようやく空が明るくなってきました。
猫のチビクマは明け方から、出かけています。今朝はまだ「ハラヘッター」と帰ってきません。
権力闘争-2
「おい!、縄張り争いは一時中止して、最近のしてきた若いのをまずは押さえておこう」
「オーー信州デ。言うとおりかもしれねーー。あの黒い奴はサクラとかいう犬を楯に、オレのところまでやってきやがった」
「よし、俺がちょっくら偵察をしてくらーー」
と、出る杭は打たれるもの、長老連・権力欲連はひとまず談合成立。

「サクラはつながれているぜ。黒い奴に引導を渡しておくのはいまがチャンスよ」
「よし! 奴のおしおきは俺にまかせな。ともかく、俺らにとって若いのがのさばってくるのはゆるせねーー」
「そおよ、まーー杭を打っておいてから、この辺の縄張りの談合をしょうじゃあねえか・・。裏取引は・・・・」

そんなことは知らないチビクマは、「おはようございます。今日もよろしくご指導ください」
と言ったが、わけもわからず、よってたかっていじめにあってしまった。
それでもめげずに毎日、議会に、いやいや集会に参加をいたしております。


猫のチビクマ--続編

2010-12-02 09:16:26 | 山郷の暮し

続き-権力争い
権力闘争といっても政治家やヤクザ世界ではなく、我が家周辺の猫の勢力争い。
数年前からトラ猫がボスで、あちらこちらに種をまいてきたそうだ。(時おり見たが実に強そうだった)
雌猫の飼主ばかりでなく、ご近所の人たちは腹立たしいと聞いたことがある。
我が家には猫にとって天敵ともいえる犬(賢犬サクラ)がいる。
猫のチビクマを己の傘下に入れんと出っ張っても、サクラがだまってはいない。
それでも、ときおり偵察に来る猫も目撃したが、どことなくサクラが現れ、追っ払ってしまった。
ところが、このトラ猫のお宅が1週間前に引っ越してしまい、この辺一帯勢力範囲の塗り替えが行われている真っ最中のようだ。
ちょうどその間、サクラはつなぎっぱなしであった。
猫のチビクマの無残な顔になったのは、そのことが原因ではなかろうが、こんな話がうかんだ。
続く

片目のチビクマ

2010-12-01 08:54:09 | 山郷の暮し
「トーチャン腹減った!!」と、二日ぶりに帰ってきた猫のチビクマを見れば、左目がとび出ている。
眼球がひっくり返ってしまった、という感じで、少しとび出てしまっている。
肉色があらわで、なんとなく気味悪い顔になって、イケメンがだいなしだ。
というより、失明である。
押し込んでみると、たいして痛がることもない。絆創膏でふたをしたが、こんどは爪を立てとろうとする。
かえってよくないと、絆創膏をはがす。
全く手遅れでもあるし、本人は少しも痛がらず、飯を食ったらホイホイと出かけてしまった。
賢犬サクラと同じく、自由に暮しているから、いろいろあらーーズラ

写真は無残な顔ですのでありません、というより、逃げられた。・・続く

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本