棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

世界思想ーー2

2008-09-17 12:31:32 | チョット一言
従来の政治経済、そして思想までも支配してきたのは、西欧の感覚・考え方が世界をリードしてきた。
経済においては、米国の顔色一つで変わってしまうほどの専横ぶりだったが、中国・インドの躍進で変化をしている。
具体的な政治経済への論評はできないが、今までの西欧による世界思想が崩れ、新たな世界思想が生み出る 混沌とした時代だとかんじる。
ではどこから、新世界思想が生まれ出るか。
中国ではない。日本など世界思想を生み出す素地もない。
ずばり、インドからである。
 難解な「印哲」をうんちくする学識はないが、西欧の科学万能の考え方がいきずまり、古代インドの不確定性原理に科学が近ずいてゆくという。
インド哲理の基本は、「ことば--文字」である。
森羅万象、言葉で説明できて始めて存在する。
逆の視点からすれば、言葉で説明できなければ「存在しない」のである。

突然ですが、TVで躍進するインドが報じられるた。その中で
インド企業から徹底的に質問攻めに会う、日本企業の戸惑いがあった。
日本的感覚からすれば{そんなことは暗黙のうちに判っているだろう」と・・。
モンゴロイドは本質的に理屈を嫌う。数理的筋立てを嫌う。
日本に至っては「暗黙の了解」に代表できるように、徹底的な議論をきらう社会である。
役所の秘密主義やその場しのぎの対策の根底が、我々日本人の性格ともいえる。
日本は「理屈世界」からは、面白みがあっても、世界には通用しないのである。
日本は思想を生み出しているのではなく、解説している思考ともいえる。
一時は「ルックイースト」などと、ヨイショされたことがあったが、世界の指針にはなりえなかった。

話を戻そう。
世界思想とはこれからの世界のバックボーンとなる哲学である。
哲学は数学的論理の思考である。
インドは宗教家・思想家・芸術家・政治経済家、全ての人が「お喋りで理屈家」
バクシーとくる物貰いですら、自分の立場(言うべきこと)を認識している。
モンゴロイド人では とても太刀打ちできない、力を秘めているのである。


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