棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

殺生犬といわれてしまった--さくら

2008-02-05 15:52:26 | Weblog
氷色した谷に、朝日が差すとほのかな赤味に変わる
ドドドド・・と鳴り響き
大木から雪煙がきらめく

バシッ! と重みに耐えかねた竹が
最後の悲鳴をあげ、ゆくてをさえぎる

新雪をはしりまくる
ころげまわる

すぐしたの畑に、狸が雪の中でもがいているではないか。
春先の暖かい日など、時々寝とぼけた狸が出てくることはあったが、雪の中は始めてだ。
なんなく、とっ捕まえ、ダーリンのところへ、もっていく。
あまり興味をしめさない。
がっかりしたので、お父さんのところへ。

狸は気が付き、雪の原へ逃げてゆく。
動くものは面白い。
遊んでいるうちに、本当に動かなくなってしまった。

「かわいそうなことをしやがって」
鍋ところではなく
午後からは、つながれてしまった(娑婆では当たり前でしょうが)


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