源氏殿はようやく妻の紫の上を説得し、明石の姫との間に出来た我が子を引き取ることに成りました。
源氏殿は愛らしい3歳の我が姫を抱き車に乗ると、「おかあさまも、はやくおのりになって」とはしゃぐ姫に明石の君は
末遠き双葉の松に引き分かれいつか小高き影をみるべき
と、もうあえなくなるのではと、なきくずれたのでした。
「おいそめし根も深ければ武隈の松に小松の千代をならべむ
と、必ず迎えに来るから安心しなさいと、源氏殿でした。
姫を迎えた紫の上は。我が子のように袴の式(現在の七五三にあたる)を立派におこなったのです。
源氏殿は年末近い頃、報告に明石の君を訪ねました。姫と別れた寂しさに少しやつれた様子が、なんとも美しく、本来の聡明さが気品となってそなわってきました。源氏殿は明石の君をなんとしても、身近にいてほしいものと芯から願ったようです。
源氏殿は愛らしい3歳の我が姫を抱き車に乗ると、「おかあさまも、はやくおのりになって」とはしゃぐ姫に明石の君は
末遠き双葉の松に引き分かれいつか小高き影をみるべき
と、もうあえなくなるのではと、なきくずれたのでした。
「おいそめし根も深ければ武隈の松に小松の千代をならべむ
と、必ず迎えに来るから安心しなさいと、源氏殿でした。
姫を迎えた紫の上は。我が子のように袴の式(現在の七五三にあたる)を立派におこなったのです。
源氏殿は年末近い頃、報告に明石の君を訪ねました。姫と別れた寂しさに少しやつれた様子が、なんとも美しく、本来の聡明さが気品となってそなわってきました。源氏殿は明石の君をなんとしても、身近にいてほしいものと芯から願ったようです。
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