棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

3-共同作業・・花の谷とは

2012-11-29 08:40:12 | 山郷の暮し
今朝は茜色の綿雲がポコポコと浮かんでいる、暖かな朝(とわいっても3度くらいだが)でした。
世界の天気によれば、ヨーロッパは強烈な寒気が流れ込んでいるようですね。
北海道ではどうなんでしょう・・。

害獣除けの網張り共同作業の話がいつものごとく横道にそれていきますが、私がこの地に住んでからほぼ25年。
私と同年の、一杯仲間が世話をしてくれたところで、彼はこの地代々の一族でまーー力を持った家柄だ。
当初、世話をしてくれた家は本棟造の立派な屋敷であったが、集落の真ん中でなんとなく小うるさそうなので断った。
いまのボロ農家は集落のはずれで、他家との干渉も極めて少ない。まさに望んでいた家で、好き勝手にできる所である。
なぜ「村八分」的なところを望んでいたかというと「あそこはエライ処だよ」と街中の友から忠告を受けた。、
確かにこの地の歴史的背景はセコイところあり、松本城築城から始まっているのが面白い。
「花の谷」と私が勝手に呼んでいるが、この周辺になると山が迫り耕作地は他所と比べ狭い。
大きな家は養蚕業が盛んであっったなごりであるが、古くとも明治末期ころである。
我が家もそうであるが、正直貧乏農家の造りで、谷を抜けた集落に残るような江戸末期の立派な家構えはない。
この地と言っていましたが「シナ倉・・稲倉」と言う地籍で、なんとなく興味がわいたのです。
松本城周辺の気温よりも2度ほど低くいが、割合災害も少ない。
写真は他に幅も広がった上部の集落・・国道254 松本市内に流れる女鳥羽川

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本