棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

7-棚からぼた餅-庄屋の屋敷

2007-12-24 10:34:26 | Weblog
厄病神が住んでいる古びた屋敷は、
昔はそれなりに面目をもっていた庄屋だったのです。
村は飢饉が続いたうえに、一人息子が亡くなっていらい庄屋さんは
すっかりやる気を失い、気がほうけたようになってしまったのです。

人気の失った屋敷は、活力が失せ、暗く埃のにおいがただよっております。
閉め切られた奥座敷にどっかりと座った疫病神。
ぶつぶついいながら濡れた計画帳をひろげております。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本