棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

4-棚からぼた餅--毎年度厄毎計画・報告書

2007-12-21 13:16:30 | Weblog
ヤヤヤやべーー。
厄病神ドンに知れたら、ただじゃーすまねー」
福の神は、あわてて元に戻しましたのですが、
いったん知ってしまうと、もっと知りたくなる。

神様も人も同じ事。開いてみますと、

1月------大雪・・山ノ神と打ち合わせ・・雪崩発生地点について
    村人は里にとうぶんいけなくなる。
    金太郎の赤子が焼けどをする。
この夫婦はけんかばかりしていて、家事をおろそかにする

などなど、びっしりと書かれた一年間の予定事項は、詳細なものです。

「まるで暦だ。来年も村の衆は、嫌なことばかりつづくんだなー。
といって、オイラにはどうすることもできないんだけど・・・。
とうぶん、お供え物はなさそうだ」

福の神は、いまにも泣き出しそうな顔をして、しょんぼりしていました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本