棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

24-友の遍路便り-へばりついてる娑婆世界

2009-05-23 09:19:44 | 四国遍路
昨夜11時にはいったメールから紹介しましょう
遍路ジャンキーおやじにきおつけよう。
寺の通夜堂などの無料宿泊施設などに、遍路ジャンキーなおっちゃん連がいたりします。
聞きたくも無い自慢話が延々と続き 、自分がそこの主のように振る舞います。 全く迷惑で、自分たちのやるべき事が全く出来無い。
何かと講釈を語り、疲れ果てても泊めてくれようともしません。まるで牢名主きぶんだ。
『ここは疲れ果ててたどり着いた遍路たち皆が使う施設であり、寺の善意のところだ。貴方たちの私物でわ無い!』
酷いのはそこに住んでいるような奴もいる。そして『俺は何回も回っている。と 講釈がはしまる
『そうゆう遍路ジャンキーおやじ 本当に仏教知ってるの!何回も回って何悟れたの?一生輪廻の輪をグルグル回る、遍路の皮を被ったホームレスになり 宿で会った人に延々と 自慢話と講釈してるでしょう… 。
写真は昨夜22日の宿泊地--47番八坂寺


23-友の遍路便り

2009-05-22 18:50:41 | 四国遍路
江戸時代から続くという古い内子町の商店街を抜けると、もう町らしい町はないようだ。
そしていよいよ峠道。下坂場峠・そして鶸田峠(ひわだ)とは面白い地名だ。寂しき山道を行き小田町につき、今度は真弓峠だ。
ナニカ地名がいいなーー。と言っていられるのは歩かない人。かなりきつそうなコースだ。
44番大宝寺はきっと熱烈歓迎でいいことがあるぞーーと書いておいたが、ペースはもっと速く、御堂峠を越え美川村七鳥(みかわむらななとり)の45番岩屋寺に到着していました。ごくろうさま。ここには岩場を登る修行があるとか。18番中の18番。チョイトよじ登ったら・・。
山高き谷の朝霧海に似て 松吹く風を波にたとへん  弘法大師
メールより
菩提に入り別行動だつた 三匹再会 昨日の内子町から久万高原町の峠越しはキツかったです。
ナンセ なべかま大五郎 担いで 超えました 。きょうわ 46 -47番へ向かいます。

22-友の遍路便り-より道旅はたのしいーー

2009-05-21 07:00:07 | 四国遍路
43番明石寺から44番大宝寺へとは90キロの長丁場。しかも峠を越え、川を遡り「四国の上高地」といわれる、久万川の渓谷に入る厳しい道のりである。まーー3-4日を覚悟して、小五郎(キャリアの名前)に食い物積んで世話になりながら歩んでいることでしょう。
夕刻にメールがはいってきました。それにしても便利な時代と言えば時代。昔の孤独感とはまたちがってくるのでしょうか・・それとも、旅の孤独感・辛さは本質的には変わらず、自己とのたたかいなのでしょうか・・。

ラッキーダ!! 内小町の老人会で 『年に一度』の民家を開放してのおせったいに遭遇 役場の人もきて 写真撮影 皆様『 ナマステ!』ありがとう
道草旅なればこそ 内子の町 はレトロな町なみ 。小学生たちの遠足とであう
遍路の人達 下向いてひたすら 町のバイパス歩いてます。この町で沈没したいが、 しかし、俺も遍路人…
今日は大宝寺めざし、いけるとこ までいって 寝ます 道草するぶん汗かきます

注・・内子といえば確か内子和紙で有名なところだったはず。昔栄え商家が並んでいるのでショウカ。写真は記念館にきた遠足か。

21-友の遍路便り--寄り道も楽しい

2009-05-20 07:00:29 | 四国遍路
スカッとした五月晴れの朝です。
友の編路路も さわやかな光と空気に満ちていることと思います。
四国遍路の手引き書としている「四国遍路で生まれ変わる」1986年発行には、ひなびた農漁村風景などあまりなく、車道を車に注意しながら歩かなければならない様が書かれています。
いまわはもっと通行量が増えているのでしょう。
先日投稿したあぜ道を行く風景など、夢のまた夢なんでしょうねー。
遠回りしても、心身共に日本の原風景の世界に浸ってほしいと思います。
19日のメールより
四国遍路地図みるのーやめ!国道や遍路看板ぶるさがる道歩いても面白くないので とりあえず 寺の方角だけさだめ『 ここ にっぽんか~ぁ』の状態の村や 、犬使いがいそうな村見つけだそうと迷走中。 しかし 、次のお寺方向には行ってます…?つもりだけんど
何か迷走してたら 懐かしき『お花はん道路』などとゆう所に出ました 明日は そこの 道経由で 次の御寺目指します。ちなみに今 『我流?公園』とゆう公園で ビバークです
20-6-30 道草もいいもんです。。これから出発します。

20-友の遍路便り-番外編

2009-05-19 06:55:11 | 四国遍路
おはようございます。
今朝は皐月の清冽な光を早々にあびています。きっといい日になることでしょう。

手元に「日本の旅」という、40年近い前の通販の旅行案内全集があります。なんどか処分しようかと思いましたが、確りとした全集でとっておいた。なにより当時の様子がわかる。面白いことに発行年が書かれていない。ちなみにバスによる遍路13泊14日の費用が4万1800円。一日3000円とウソみたいな値段。バス代とて10円20円の時代で、民宿だって2000円ほど。
写真もナカナカ美しく、遍路姿も和服の女性が多い。参考のコピー写真はヤラセかもしれないが、白黒のスナップなどにはモンペスタイルの遍路の行列が記載されています。
善根宿の記事に・・・四国遍路の旅はさすらいの旅で、山野をさ迷い歩く苦労の多いものであったが、四国人は遍路に対しは誠に親切であった。今に残る御接待、善根宿の風習にそのことがうかがえる。
「ナニナニ村接待講」などと書いた幟を立て、戸板を並べ接待の品物をうずたかく積んである。遍路は其れをいただいてお礼の印にと、自ら持っている納札を渡してゆくのである。

いいなーー。なんだか涙がでてくるほどいいなーー。友も語っているように、海外の旅で経験した、人々の親切を思い出します。

あぜ道のようなところに遍路の列が、いい絵ですね

19-友の遍路便り--愛媛路のはじまり

2009-05-18 09:28:50 | 四国遍路
40番観自在寺より41番龍光寺間は宇和島の海沿いの道を60キロあまり。昨日は雨降るなかを30キロほど強行したようで、食堂の駐車場にホテルを設営したようです。御接待にラーメンがさしいれされ、鼻水と感謝の涙&雨のしずくでグチャグチャになりながら食したことでしょう。
今朝一番のメールより
昨日 飲みにいった 若い 板前の兄ちゃんに 朝 オムスビもらった とっても嬉しかった
やっぱ 愛媛もいいひとばかり
居酒屋の 若夫婦 !ありがとう
おむすびが宝石のごとく輝いています

18-友の遍路便り-三匹のヘムライ

2009-05-17 09:21:37 | 四国遍路
今朝のメールによりますと予想よりもハヤイペースです。
39番延光寺を出発。40番観自在寺へと海沿いの道を30キロほど。ミョウチクリンナ3人を見たら石を投げてください・・・修行でゴンス
今朝のメールより
空海により巡り逢う運命にして巡り逢い 、一緒に修行をし終えた 一人
『ジヤーニー学海カモハラ』…『修行を終えた今修行の地(高知)の御感想を一言お願いします』……『感動です…!』
空海により巡り逢う運命にして巡り逢い 、一緒に修行をし終えた一人
『マオリ雲海田中』…『修行を終えた今修行(高知)の御感想を一言お願いします』………『予想不能です…!』
空海により巡り逢う運命にして巡り逢った一人『ナマステ怪海板井』…『修行を終え(高知)の感想は』……『…きてます…!』
そして三匹の遍路は 四国歩き通し打ちを 完結させ 高野山御焚き上げを誓い 菩提 涅槃へと 歩き出すのだ!


ナマステ板井 菩提の地で はたして 悟れるのだろうか…?…微妙。昨日ことは 昨日において 今歩くだけ、 しかし、あの チャンは飲み過ぎた… 何かかゆい…下痢ぎみ…不安…
煩悩即菩提てなわけにはいかねーモンヨ・・龍さんより

9-30 毎日が テント 野宿 御堂 予期せぬおせったいの為 携帯充電不能 総集編はヒマみて送ります

17-友の遍路便り-39延光寺に到着

2009-05-17 08:03:48 | 四国遍路
足摺岬先端に近い38番金剛福寺は、太平洋のまばゆい光をあびているラシイ・・
境内は12万平方メートルと、88箇所中1-2をきそう大寺院のようです。友は昨日その寺を出発し、39番延光寺へと、70キロのまたまた長い道のり。しかも、800メートル近い山越えもあるようです。ヒマラヤの岸壁にとっついていたとしても、テクテク旅はしんどいことだろう。

昨夕にメールがどっさり届きました。
ここは 修行最後の地 土佐わ三原村 いま39番延光寺にむかっています 修行最後の宿があそこで良かった…!菩提(悟り)に 入ります
修行突入!『 修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ! オラ!オラ!オラ!』カカッテキナサイ土佐!384・6km 下町のナポレオン縛り付け 小五郎と高知県乱入
ミスチョイス・靴・ 安売り・ ¥3000(ソレでも俺にとってわ高かった)・歩くと足がデカくなるみたい。 サンダル(900¥)をガムテープで補強にする。 第一ラウンドからめげそう
ぶっかいあん付近自動車修理店 自動車置場にテントを張らしてもらう オマケに おせったいで 風呂も ビールも ツマミ(トコブシ・めちゃうま)も
第一ラウンド休憩後 オヤジサンにお札渡したら 『お前らやるのォ~』と 涙ぐんだ『 オヤジサンもやるのぉ~』私も心が涙ぐんだ ありがとう!… 本日出費インスタントラーメン¥200飲み物¥300

16-友の遍路便り

2009-05-16 08:23:40 | 四国遍路
不思議-高知
昨日のお泊まり ここは日本…?…か…? バス停で臭い足洗ってたら 泊めてくれた。
しかしふしぎここ ネパール…?…雲南…?しかし 激嬉しかった 懐かしかった ありがたかった
クックファイティングの 鳥だらけ 。
酒はチャン(注・ネパールの地酒どぶろく)勿論…(自家製)…心配…下痢が… しかし凄く凄く嬉しい
道路わきの側溝でわ… 金魚…こい…イモリ…が 生活シテマス
ガスがぶるさがっています …ふしぎ…です

編集中に最新の便りが入りました。8-35
ここは 修行最後の地 土佐は三原村 いま39番延光寺にむかっています 修行最後の宿があそこで良かった…!菩提(悟り)に 入ります

15-友の遍路便り

2009-05-15 11:14:34 | 四国遍路
足摺岬に到着とメール。ひとまずごくろうさまでした。
ワタシは若かりし頃、四国の色町巡礼をしたことはあっても、お遍路は頭のすみにもかすめなかった。また、観光的にも興味がなく足摺岬もいったことがない。しかし、縁があるのです。それは私の絵の師匠が岬の灯台をモチーフに多くを描き、特に足摺岬の灯台の絵は師の代表作でした。私は現場まで一度もお供をしたことがなく、手前の高知市内でもっぱら筆をつかっていました・・・。
そんな若かりし頃が思い出され、足腰が確り回復したら、今度は参拝に行きたいものです。
友よ、今日はあたりをゆっくり観光するのもいいのではないか。

足を引きずりやってきました 足摺岬 こんなとこにラスタカフェがあり 寄って見ると みんな リュウサンの友だちの友だちでした 今一緒に歩いている田中さんも また リュウサンの友だちの友だちでした

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本