岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

課題1

2012年02月02日 | 技術
先日の徳島遠征のAチームは、フォワードの積極性、バックスとフォワードの連携や早い球出し等、結構いい場面も見られましたが、さらに2つの課題が気になります。
※新たな課題というより、昨年度も同じような感じではありましたが・・・。

一つ目は、ペナルティ、特に自陣のゴール前のペナルティで、相手がチョン蹴りからスタートした時のディフェンスです。

相手がチョン蹴りからスタートすると、確かにディフェンスは10m下がりますが、そのかわり基本1対1で、相手の足首やひざに低くタックルすることも可能です。
そうすると、相手もモールの形成は困難になります。

徳島の試合では、岡山の選手は、相手がチョン蹴りしても前に出ず、何となく1~2歩前に出ただけで高い姿勢のまま相手を受けるという場面が何度かありました。

ディフェンスが高い姿勢で受けると、相手はそのまま押し込んだり、キッチリとしたモールを組むことができます。
また、その内に、岡山の選手はオフサイドしてしまい、ペナルティを繰り返すことにもなります。
ゴールに近ければ、それだけで簡単にトライされてしまいます。

確かに、ゴール前のペナルティで相手の大きなフォワードが勢いよく突っ込んで来るのはイヤなものです。
※ブログ担当コーチなども現役の頃は、本当にいやでした。
 相手がすべて小柄な自分をねらって来ているように感じたものです。

ただ、いくら大きな選手でも、足首は細いものです。
とにかく、勇気を持って前に出て、足首に低くタックルに入る。
足首に入ると意外と自分は痛くないものです。
それだけで、相手の前進は止まるし、その上で味方の2人目がタックルすれば倒すこともできます。

繰り返しますが、チョン蹴りから前にくる相手に、もしディフェンスに行かないならば、前に走るという単純なアタックだけに、あっという間にゲインされてしまいます。

フォワードを中心に、しっかりとした意識とプレーができるようにしましょう。


なお、参考ですが、ペナルティの時に相手がタッチに出してラインアウトからスタートする場合があります。
チョン蹴りで前に出て相手の激しいディフェンス(今回、岡山はできていませんが)を受けるより、ラインアウトからの場合は、キッチリとしたモールを組みやすくなります。
ただ、ディフェンス側も、ラインアウトで競ったり、競らずにはがしにいくといった、色々な選択肢があります。


もう一つの課題は何か?
それはキックオフです。
このことは次回に書きます。