サン・クッキングスクール

ヘルシーでスピーディなお料理の実習や、バランスのとれた食生活についても幅広く学習できる教室です。

夏に向かって

2009-05-24 15:49:02 | Weblog
 昨日までは夏を思わせるような暑い日がありましたが、今日は一変して雨の一日になりました。新型インフルエンザが関西から出始めましたが、皆様くれぐれもお体を大切になさってください。おいしい物をたくさん食べて、ウィルスに負けない体力を作っておきましょう。
 今回の実習はスープカレーにするか鯛めしにするか希望を取りましたところ、鯛めしのご希望が多数でした。丸ごと使う場合は小鯛を使いますが、鯛も成長しますのでいつまでも使うわけには行きません。そこで切り身を使う方法も載せさせていただきましたのでご覧下さい。鯛めしで注意していただく事のその1は、鯛には硬い小骨がたくさんありますので、身を手で崩しながらとことん骨を取り除いて下さい。その2は、鯛の種類なのですが、養殖の鯛は独特の臭みがありますので、お勧めできません。お買いになる時に良く確かめて下さい。
 新しいじゃがいもが出るようになりました。ここでは電子レンジを使って簡単に出来る肉じゃがを実習しました。電子レンジで煮物をする時は、水分量が少なくても十分柔らかくなり味もしっかり付きます。使う牛肉は脂肪が少ないと硬くなってしまいますので、脂肪を適当に含んでいる肉をお使い下さい。あっという間に出来上がってしまいます。
 ひじきは前回煮て食べましたが、今回は炒り煮して酢の物にしてみました。さっぱりしている食べ物で、食欲の落ちる夏にはピッタリの食べ物になると思います。
 デザートのくず桜は、ちょっぴり冷たくておいしい初夏のお菓子です。くずの扱いが多少難しいところもありますので、最初から上手く行かないかも知れませんが、回を重ねるごとに上手になっていくと思います。大切な所は卓球のボウル位をスプーンで自分の手に取り分ける所ですが、両手を十分水で濡らしてから取り分けて下さい。そうすることによって生地が手にこびりつかず、あんが包みやすくなります。写真は中が分かるように桜の葉を広げた状態にしてありますが、正式には桜の葉で包むようになっております。
 5月の終わりから6月にかけて、ラッキョウや梅をつける方、夏みかんのマーマレードや梅ジャムを作る方も多くいらっしゃると思います。1年の中で一度しかない大切な季節です。思う存分おいしい物をたくさんお作り下さい。
次回は生徒さんのご希望で、おやきを作ってみようと思っております。皆様お元気でお過ごし下さい。

鯛めし

2009-05-24 15:30:38 | Weblog





鯛めし ( 4人分 )  372 kcal       

材 料       分 量

米         2合
a )出し汁     2・1/4カップ
  酒        大さじ1
  薄口醤油    大さじ1
  塩        小さじ1/2
  しょうが      1片
  昆布    10㎝角1枚

小鯛    1尾(300~350g)
  b )酒     大さじ2
   醤油    大さじ1
   塩      小さじ1/4

三つ葉     適宜

作 り 方

1、 米は洗い15分吸水させた後ザルに上げる。生姜は皮ごと千切りにする。

2、 小鯛はうろこと内臓をつぼ抜きしてよく腹を洗う。ペーパータオルで水分を拭き取り、表と裏共に2本ずつ切り込みを入れ、時々返しながらb )に20分漬ける。又は両面に軽く塩を振る。

3、 鯛の尾をアルミホイルで包み、焦げ目が付く位まで両面を焼く。アルミ箔を取る。

4、 炊飯器に米、a ) 、生姜を加え昆布を敷いた上に鯛をのせる。

5、 炊飯器にスイッチを入れ、炊き上がって5分蒸らしてから鯛を取り出し、鯛の骨を取り除き、ご飯に戻し入れて軽く混ぜる。器に盛り、三つ葉を散らす。


切り身の鯛めし ( 4人分 ) 336 kcal

材 料      分 量

米         2合
水        400 cc
a ) 
 酒       大さじ2 
醤油       大さじ1 
塩        小さじ1/4
しょうが      1片
昆布       5~6㎝

鯛       2切れ( 150 g )
酒        大さじ1
塩        小さじ1/4

三つ葉又は木の芽    適宜

作 り 方

1、 米は洗って水気を切り、昆布と一緒に分量の水に浸けて30分以上おく。しょうがは皮付きのまま千切りにする。

2、 鯛に塩を振り酒をかけて、途中2~3回裏返しながら20分おく。

3、 炊飯器に1を入れ、a )を加えて2合の目盛りまで不足する水を加える。しょうがを入れ、昆布の上に水気を拭いた鯛をのせる。炊飯器のスイッチを入れる。

4、 炊き上がったら5分蒸らしてから鯛を取り出し、皮と骨を除いて身をほぐし、ご飯に混ぜる。器に盛り三つ葉又は木の芽を散らす。
 

肉じゃが

2009-05-24 15:23:29 | Weblog





肉じゃが ( 2人分 ) 374 kcal   

材 料      分 量

じゃがいも    中1個
人参        40 g
玉ねぎ       60 g
牛薄切り肉     60 g
グリンピース    20 g
a ) 
 おろし生姜     小さじ1/2
 水・酒・砂糖・醤油 各大さじ2

作 り 方

1、 じゃがいもは4つ割りにし、人参は大きめの乱切りにする。玉ねぎは7mm幅に切り、しらたきは3cm長さに切る。薄切り肉は3cm長さに切って、a )と合わせる。

2、 耐熱ボウルに1、グリンピースを入れ、2の薄切り肉を中央をあけて容器の周りにのせ、2の汁を回しかける。

3、 クッキングシートを密着させ、浮き上がり防止に小皿をのせてラップし、600wの電子レンジで8分加熱後取り出して材料を混ぜ、更に6分加熱する。取り出してじゃがいもや人参の加熱状態を竹串を刺して確認する。

2倍量の場合は耐熱ボウル大を使用する。加熱時間の目安は600wで20分。500wで24分。途中8分経過するごとに取り出して中の材料を混ぜる。

ひじきと野菜の酢の物

2009-05-24 15:15:52 | Weblog





ひじきと野菜の酢の物 ( 4人分 ) 67 kcal   

材 料       分 量

乾燥ひじき     20g
人参         70 g
a )
 酒・醤油・みりん  各大さじ2

きゅうり     1本 (90 g)
塩        小さじ1/4

b )
  酢       大さじ2
 ごま油    小さじ2

作 り 方

1、 ひじきはたっぷりの水に30分浸け、よく洗ってからザルに上げて水気を切る。

2、 人参は千切りにする。きゅうりは縦半分に切り、斜めの薄切りにし塩を振って10分おく。もんで水でサッと洗ってから水気をしっかり取る。

3、 ひじきと人参を鍋に入れa )を加えて炒り煮し、汁気を切って冷ます。

4、 きゅうりと3を合わせた中へb )を加え混ぜる。

くず桜

2009-05-24 15:07:31 | Weblog





くず桜 ( 4個分 )  1個分 90 kcal

材 料       分 量

くず粉        20 g
砂糖         35 g
水           75 cc
小豆こしあん    100 g
桜の葉       4枚

作 り 方

1、小豆こんあんを4個に丸める。蒸し器に水で濡らしたクッキングシートを敷く。

2、ボールにくず粉を入れ、水を少しずつ加えてくず粉を完全に溶かし、砂糖を加えてよく混ぜ、漉しながら鍋に移し中火にかける。木へらで底を混ぜるようにしながら煮る。底の方から透明なのり状になってきたら、やや手早く混ぜる。白い部分が4分通り残っている状態で火から下ろし、手早くかき混ぜ乳白色の種にする。

3、 水で濡らした手のひらに3の種を卓球のボウル位取り中にあんをおき、押し込むように包み込む。蒸し器に間隔をあけて並べ、全体が透明になり、あんが透けて見えてくるようになるまで強火で5~6分蒸す。火から下ろし、お玉で冷水をかけながら一気に冷ましすだれに取り出す。桜の若葉を塩水で洗い、中表に包む。

五月晴れ

2009-05-10 15:43:17 | Weblog
 田植えも終わり、青田を爽やかな風が吹き渡る季節になりました。皆様お変わりございませんか。その後野菜ジュースを利用して下さっている方にとりましては、新しい野菜が出てくる季節になり、色々な野菜をお使いになっていると思います。私は小松菜の他、パセリ、ハーブのマロウの葉、よもぎ、トマト、キウイ、ジューシイフルーツと呼ばれている夏みかんのようなもので作っています。このジューシイフルーツは国産のものですが、皮の内側の白い部分が多いみかんです。みかんのこの白い部分には細胞を活性化してくれる重要な成分がたくさん含まれています。実の部分も大切ですが、この白い部分も大切ですので外の黄色い部分を包丁でむいて使っています。このように白い部分を使う場合は、防カビ剤で処理している外国のみかんはお使いにならないようにして下さい。
 今回の実習は、暑くなることを予想して考えましたので、暑くなった昨日と今日はぴったり合って良かったのですが、それ以前に実習した方はやや肌寒い中で試食をしていただく事になってしまいました。
 最初はジャージャー麺です。レストランではかなりとろみのあるこってりしたソースが盛られていることが多いのですが、本来は中華そばのミートソースのようなものです。ここでは少しでも摂取カロリーを減らしたいと思い、挽肉のソースの中へ竹の子をたっぷり使いました。万能ねぎは長ネギの青い部分の代わりですが、長ネギの消毒の回数がとても多いため、青い部分は使わずに消毒の回数の少ない万能ねぎの農薬を取って使っています。今回のミートソース部分は中華麺に使いましたが、冷奴の上にかけたり、温野菜にかけたりしてもおいしく食べられます。たくさん作って冷凍も出来ますので、麺以外にもご利用下さい。
 レタスのあえ物はしゃきしゃきしたレタスを中華風に食べる方法ですが、かけ汁に水を入れているため、つんとする酢の味が和らぎ、酢の物が苦手の人も嫌がらずに食べられるようになっています。上にのせる具はこれでなければいけないものではなく、ご家庭にあるもので色々工夫が出来ると思います。さっぱり食べられますので是非お試し下さい。
 今回の杏仁豆腐は杏仁霜を使わず、アーモンドエッセンスで簡単に仕上げる方法で実施しました。これから暑くなってくるとこのようなさっぱりする物が良いと思います。今回は中華料理ですが、冷蔵庫で冷やし固めた後、黒蜜やきな粉をかけて食べると和風の感じになりそれもまたおいしく食べられます。
 中華クッキーは今までクッキーを全然していませんでしたので、この機会に初めて実習しました。中華の場合は必ずラードを使います。このラードを使うことによってさくさくしたクッキーが出来ます。膨らみを出すのにベーキングパウダーを使って更に重曹を使いますが、よく膨らんでとても立派なクッキーになります。
大切な事は、体温でラードが溶けますので、粉を加えて一まとめにする時はゴムベラのようなものを使用し、棒状にする時もまな板に打ち粉を敷いて、手に小麦粉をつけてから生地に触るようにして下さい。出来るだけ生地に触る回数を少なくして5mm厚さの生地に仕上げて下さい。170℃で15分位の加熱で出来ますが、オーブンの癖もありますので、15分経った所で様子を見て不足するようでしたらあと数分加熱していただくと良いと思います。手軽にあっという間に出来てしまうクッキーです。
 
 

ジャージャー麺

2009-05-10 15:26:22 | Weblog





ジャージャー麺 ( 2人分 )    594 kcal

材 料         分 量

中華麺         2玉
サラダ油      少々

サラダ油      大さじ1
にんにく・生姜   各1片
豆板醤       小さじ1/2
竹の子        80 g
万能ねぎ       10 g
干し椎茸        2枚
豚挽き肉       150 g
きゅうり         20 g
長ネギ         15 g

a )酒         大さじ1/2
  砂糖       大さじ1/2
  味噌       大さじ1・1/2
  椎茸のもどし汁   50 cc
  鶏がらスープ  小さじ1
  片栗粉      小さじ2
  水         大さじ1
  ごま油      小さじ1/2

作 り 方

1、 麺はゆでて水に取りよく洗い、ザルに上げて水気を切りサラダ油少々をまぶす。

2、 にんにく、生姜はみじん切りにし、竹の子は5mm角、万能ねぎは1cm長さに切る。干し椎茸は耐熱ボウルに入れ、ひたひたに水を加えて椎茸の上にラップをぴったり貼り、600wの電子レンジに50秒かけてもどしみじん切りにする。

3、 a ) を合わせる。きゅうりは2mm幅の斜め切りにしてから千切りにする。長ネギは千切りにし、水にサッとさらしてザルに上げる。

4、 フライパンにサラダ油大さじ1を熱して、火を弱めてにんにくと生姜を香りが立つまで炒める。豆板醤を加えて軽く炒め、火を強めて竹の子、万能ねぎ、椎茸を加えてサッと炒めてから挽肉を加えて炒める。

5、 肉に火が通ったらa )を加え混ぜる。水で溶いた片栗粉を加え、よく混ぜて仕上げにごま油をふり、火を止める。

6、 器に麺を盛り4の挽肉をのせ、きゅうりとねぎの千切りを添える。


レタスのあえ物

2009-05-10 15:21:58 | Weblog





レタスのあえ物 ( 2人分 )    112 kcal

材 料        分 量

レタス        80 g
きゅうり       40 g
ハム         2枚
薄焼き卵      1/2枚

かけ汁
酢・醤油・水    各大さじ1・1/2
砂糖          大さじ1/2
ごま油         小さじ1

作 り 方

1、 レタスは洗ってよく水気を取り、1cm幅に切る。きゅうりは斜め薄切りにしてから千切りにし、薄焼き卵とハムは細く切る。

2、 器にレタスを盛り他の材料を並列に盛り、かけ汁をかける。

杏仁豆腐

2009-05-10 15:16:21 | Weblog





杏仁豆腐 ( 4人分 )    127 kcal

材 料         分 量

粉寒天      小さじ1( 2 g )
水            300 cc
砂糖          40 g
牛乳          200 cc
アーモンドエッセンス   少々

シロップ
水           200 cc
砂糖          50 g
フルーツ       適量

作 り 方

1、 鍋に水300ccを入れて粉寒天をふり入れる。中火にかけ木へらでゆっくり混ぜながら煮溶かし、沸騰したら火を弱め2~3分煮詰める。砂糖を加えてよく溶かし、火からおろして牛乳を混ぜ、粗熱が取れたところでアーモンドエッセンスを加え混ぜる。

2、 水を張ったボウルに鍋をあてて冷まし、やや濃度を感じるところで水で濡らした器に流し、冷蔵庫で冷やし固める。鍋にシロップの材料を入れて煮とかし、冷やす。

3、 固まった杏仁豆腐をひし形になるように切れ目を入れ、シロップを注ぎフルーツを飾る。

中華クッキー

2009-05-10 15:07:12 | Weblog






中華クッキー ( 10枚分 ) 1個 132 kcal

材 料          分 量

薄力粉         125 g
ベーキングパウダー   小さじ1/2
ラード          60 g
砂糖           60 g
アーモンドエッセンス    少々
卵            1/2個
重曹          小さじ1/4
水            小さじ1
アーモンド         5粒
白ごま         大さじ1
塗り用卵        適宜
打ち粉          少々

作 り 方

1、 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。

2、 ボウルにラードを入れて泡立て器で空気を取り込むようにさっくり混ぜる。砂糖を加えてよく混ぜ、卵を加えてクリーム状になるまで混ぜたところで、水で溶いた重曹を加えアーモンドエッセンスも加える。

3、 2の中へ1を加えてさっくりまとめ、耳たぶくらいの生地を作り棒状にし、10等分に切る。

4、 1つずつ手のひらで押さえて平たくし、塗り用卵を塗る。半量にアーモンドをのせ、半量に白ごまを振りかける。

5、 170℃に熱したオーブンで15分加熱する。