サン・クッキングスクール

ヘルシーでスピーディなお料理の実習や、バランスのとれた食生活についても幅広く学習できる教室です。

10月最終日

2009-10-31 12:40:23 | Weblog
 風の涼しさに秋を感じた10月が終わろうとしています。皆様お変わりございませんか。
 今回は秋の風味を取り入れたものを実習しました。まず、紅玉が出てきましたので、クロワッサン生地でアップルパイ風にならないかと思い、皮付きと皮無しの2種類で試作しました。どちらがおいしいと思いますか? 皮付きの方が色もきれいですし味もとてもおいしく、アップルパイ風に出来ました。クロワッサン生地はバターを挟みますので手際よくしないとバターが出てしまったり大変ですが、これからの季節は涼しくなりますのでやりやすくなります。皮付きにする場合の注意は、表面に多量の農薬が付いていますので、農薬をきれいに取ってからお使い下さい。
 美しくなるためにということで、コラーゲンのサプリメントがテレビでよく放映されています。飲むととても効果があるように宣伝されていますが、コラーゲンはタンパク質ですので呑むと消化され、アミノ酸に分解されてしまいます。体内ではそのアミノ酸から必要なものを合成しますので、呑んだコラーゲンがそのままコラーゲンとして使われていく事は余り期待できません。そのような事や大根がおいしくなりましたので、実習ではとり手羽先のコラーゲンたっぷりのスープを行ないました。サプリメントは結構高いのですが、とり手羽先はとても安く骨や皮からのコラーゲンの量がたっぷりあり、使っている材料も安全なものでしかもおいしく出来ます。大根ととり手羽先がよく合い、とりの臭みも全然感じません。お鍋に沢山作って召し上がって下さい。
 鯖は前回は生姜醤油に浸けましたが、今回はカレー風味の汁につけてみました。たっぷりの野菜と盛り合わせると立派にサラダになります。ドレッシングは両方ともちょっと酸っぱいものですが、この酸っぱさがよく合います。
 秋といえばお芋の季節です。いも羊かんはさつま芋の色がきれいに仕上がり味もよく、メーカーの製品に負けないものができます。皮もカリカリ揚げにするとまたおいしく、食べ始めると止められないものになります。手軽に出来ますので、是非お試し下さい。
 最後はいも羊かんをマスターしている方のために、季節を問わない寒天寄せをしました。寒天液の中にお豆腐を入れるものですが、黒蜜ときな粉でおいしく頂けます。お正月で使う場合は、お豆腐と一緒に黒豆を入れていただいてもよいと思います。
 11月になると冬が間近です。温かい物を沢山食べて身体を温め、インフルエンザや風邪をひかないようにしましょう。

アップルデニッシュ

2009-10-31 12:30:01 | Weblog





アップルデニッシュ ( 4個分 ) 1個240 kcal    

クロワッサン生地

強力粉        75 g
薄力粉        25 g
牛乳          65 cc
無塩バター       8 g
塩             1 g 
グラニュー糖    大さじ1
ドライイースト    小さじ1
折込用バター(無塩)  40g 

アップルペースト

紅玉      1個
砂糖     りんごの10%

作 り 方

1、 折込用バターをラップにはさみ、7cm四方にのばし冷蔵庫で冷やす。りんごの芯を取り薄切りにし鍋に入れ、りんご正味の10%の砂糖を加えて火にかけ、水分がなくなるまで加熱し冷ます。

2、ガラスボウルに牛乳とバター小さじ2を入れ、600wの電子レンジで30秒加熱する。泡立て器でバターを溶かしたら 、泡立て器で3回ずつ撹拌しながら塩、砂糖、ドラ イイースト、粉の1/3を加える。泡立て器を菜箸にかえてざっくり混ぜる。

3、一次発酵  そのまま電子レンジ弱 ( 150~200w) に30秒か ける。水で絞ったペーパータオルをかぶせ、容器にふたをして温かい所に10~15分おく。

4、まな板に打ち粉を振って、3を取り出してのせ、指で押さえてガスを抜く。生地の四隅に麺棒をあて、中央の厚みを残したまま外に向かってのばす。生地のふちに水を軽く塗り、中央の高い部分にバターをのせて生地の裏の打ち粉を払いながらバターを包む。

5、生地の両面に打ち粉をし、中央から上に4回体重をかけながら麺棒を移動する。さらに中央から手前に4回同様に麺棒を移動する。生地を裏返し、同様にのばす。麺棒をころがして12×36cmの大きさまでのばす。

6、ハケで打ち粉を払いながら、手前の1/3のところから内側に折り返し、反対側も1/3のところから内側に折り返して、三つ折の1回目が終了。生地を90度回しておき同様にのばし、あと2回繰り返し、ラップでぴっちり包み冷凍庫で20分ねかせる。

7、打ち粉をしたまな板の上で生地を12×24cmに伸ばし、4等分にする。それぞれ10×12cmにのばし、余分な打ち粉をはけで落とす。周囲に溶き卵を塗り、中央にアップルペーストの1/4をのせる。

8、2つに折って閉じあわせ、目を中央にもってきて、指でしっかり止めて、両端も指で止めて裏返す。フォークで両端を押さえて、中身の汁が流れ出ないようにする。

9、二次発酵  クッキングシート上に生地を並べ、上にもクッキングシートをかけ、電子レンジ弱で30秒加熱する。取り出してクッキングシートごと天板に移し、上にもクッキングートと水で濡らしたペーパータオルをかけ、室温に10~20分おく。余分なうち粉をはけで落とし、てりを出すために溶き卵を塗る。

10、200℃のオーブンで、10~12分きつね色の焼き色がつくまで焼く。

とり手羽先のスープ

2009-10-31 12:22:49 | Weblog





とり手羽先のスープ ( 4人分 ) 57 kcal     

材 料       分 量

鶏手羽先      4本
大根          5cm
セロリ        50 g
水          8カップ
コンソメスープの素  1個
白ワイン      大さじ1
塩          小さじ1・1/2
コショウ       少々
ローリエ       1枚

作 り 方

1、 鶏手羽先はきれいに洗って、関節から二つ切りにする。大根は皮付きのまま対角線上に包丁を入れ、8~12等分する。セロリは2mm厚さの斜め薄切りにする。

2、 鍋に材料を全部入れ火にかけ、浮いてくるアクをとりながら弱火でことこと煮込む。

3、 最後に不足する塩・コショウを加え味を調える。

鯖の香味サラダ

2009-10-31 12:09:16 | Weblog





鯖の香味サラダ ( 2人分 ) 材料のみ200 kcal   

材 料      分 量

鯖      1/2身( 100 g )
醤油・酒    各大さじ1
カレー粉      小さじ1
小麦粉      大さじ1・1/2
揚げ油
レタス         40 g
水菜         20 g
トマト         80 g

作 り 方

1、 生鯖は骨を取り除き1cm幅に切り離し、醤油・酒・カレー粉を混ぜた中につける。

2、 レタスはちぎり水菜は4cm位の長さに切り、軽く混ぜ合わせてから器にこんもりと盛り付ける。トマトはくし型に切る。

3、 1の水分をペーパータオルで取り、小麦粉を薄く付けて180℃でカリッと揚げる。

4、 野菜に立てかけるように鯖を置き、間にトマトを飾る。いずれか好みのドレッシングを用いる。

( ドレッシング4人分 )

レモンドレッシング ( レモン汁 大さじ1・1/2  サラダ油 大さじ3  塩 小さじ1/2  コショウ 少々 )

ヨーグルトマヨネーズ ( プレーンヨーグルト40 g  マヨネーズ 大さじ1・1/2  塩1 g  コショウ 少々 )

いも羊かん

2009-10-31 12:05:15 | Weblog





いも羊かん ( 14cm×17cmの型 ) 1/8切れ 150 kcal  

材 料      分 量

さつま芋     正味500 g
砂糖           100 g
バター           20 g
塩             少々

作 り 方

1、 さつま芋は1cm厚さの輪切りにし、皮の内側の黒っぽい線のところまで厚めに皮を剥き、水にさらす。

2、 芋の水気を切って鍋に入れ、芋が被るくらいの水を加えて強火にかけ、竹串がすっと通る位まで茹でる。

3、 茹で上がったいもをフードプロセッサーに入れる。( 一度で無理な場合は半分ずつ処理をする ) 砂糖とバターを加えて滑らかになるまでかける。

4、 滑らかになったものを型に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

芋のカリカリ揚げ

2009-10-31 12:00:58 | Weblog





芋のカリカリ揚げ  1/4 93 kcal        

材 料      分 量

さつま芋の皮   200 g
揚げ油
砂糖       大さじ3
醤油       小さじ2
炒りごま(黒)   小さじ1/2

作 り 方

1、 むいたさつまいもの皮を2~3等分に切り、たっぷりの水にさらす。

2、 水気を切る。ペーパータオルで水気を完全にふき取ってから、170℃に熱した揚げ油でカラリと揚げる。(4~5分)

3、 フライパンに砂糖としょうゆを入れて中火にかけ、砂糖が溶けて泡立ってきたら2の芋を加え、形を崩さないように絡めて火からおろし、いりごまを振る。






豆腐寒天

2009-10-31 11:53:05 | Weblog





豆腐寒天 ( 14cm×17cm の型 ) 1/4 59 kcal    

材 料      分 量

絹ごし豆腐    100 g
粉寒天        2 g
水         300 cc
きな粉      小さじ2
黒蜜
 黒砂糖・白砂糖  各25 g
 水            40 cc

作 り 方

1、絹ごし豆腐を1cm角ぐらいに切り、型の底に並べる。

2、鍋に水を入れ、粉寒天を振りいれ弱火で煮溶かす。熱いうちにお玉で並べた豆腐の上に少しかける。固まったら中敷を上げて余分な水分を捨て、残りの寒天を流し入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。

3、黒蜜の材料を鍋に入れて加熱し、冷ましておく。

4、2を取り出して食べやすく切り分け、黒蜜ときな粉をかける。

柿が色付いて

2009-10-24 10:44:22 | Weblog
 秋らしく爽やかな日々になりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。私は実習はしていたのですが、珍しく夏の疲れが出てしまった母についておりましたため投稿が遅れてしまいました。母が元気になりましたのでやっと今日投稿させていただきます。
 秋はおいしいものが沢山あります。きのこおこわはマツタケを使うと更においしいと思いますが、外国産のものが多く心配な面もありますので、マツタケの代わりをエリンギでする事に致しました。エリンギにも風味があっておいしくできます。きのこ類から水分が出てきますので加える水は大変少ないのですが、電子レンジで手軽に出来るものです。唯一注意する点は、蒸し上がったものをかき混ぜてからすぐに器に盛る事です。いつまでも耐熱ボウルに入れていると耐熱ボウルが断熱材のようになってしまって、もち米に熱が加わりすぎて柔らかくなってしまいます。
 さつま汁は豚汁に似ていますが、さつま芋と鶏肉をセットで使う汁です。しかしさつま芋が無い時もありますので、その時は里芋で、鶏肉が無い時は豚でも牛でも構いません。具材に色々なものを入れてお楽しみ下さい。
 揚げ鯖は鯖を頭つきの三枚下ろしにして骨と身の両方を使います。大皿に盛り付け大変豪華に仕上がります。ご家族で召し上がるだけでなく、お客様にもお出しできるものです。今回は鯖で致しましたが、鯛を使うと更に豪華になります。
 大学いもはお作りになる方が多いと思いますが、一般的にはさつま芋を油で揚げてから使いますが、この実習では電子レンジで加熱し、少量のサラダ油を熱したフライパンでこんがり焼く方法で芋を処理しますので、カロリーが低く抑えられます。また、料理本などを見るとたれの加熱の部分の説明が不十分で、そのやり方でやると絶対に失敗してしまうものが多いです。この実習では少しずつたれを煮詰める方法でしていますので、絶対に失敗無く作れます。さつま芋のビタミンCは大変安定な物質で加熱しても壊れにくいものです。お弁当にも使えますので是非お試し下さい。
 

きのこおこわ

2009-10-24 10:30:28 | Weblog





きのこおこわ ( 2人分 ) 360 kcal        

材 料       分 量

もち米        1合
しめじ       正味 50 g
生椎茸        1枚
エリンギ       25 g
茹で竹の子     50 g
人参         20 g
鶏もも肉       40 g
油揚げ        10 g

水          50 cc
酒・薄口醤油  各大さじ1
塩         小さじ1/2 

作 り 方

1、 もち米を洗い、1時間水につける。

2、 しめじはほぐし、生椎茸、エリンギ、茹で竹の子は薄切りにする。人参はやや太目の千切り又は半月切りにする。鶏もも肉は一口大に切る。油揚げは油抜きしてから薄切りにする。

3、 もち米をザルに上げて10分間かけて水を切り、耐熱ボウルに入れて水と調味料を加えてから2の材料をのせる。

4、 蓋又はラップをして600wの電子レンジで6分加熱する。( 500wで7分20秒 ) 沸騰している事を確かめ、弱に切り替え12分加熱する。取り出して布に包み5分蒸らしさっくりとかき混ぜ器に盛る。

◎ 2倍量の場合は沸騰までの時間に差はあるが( このおこわは600wで9分で沸騰する) 沸騰後は量の多少かかわらず、弱に切り替え12分加熱する。

さつま汁

2009-10-24 10:23:11 | Weblog





さつま汁 ( 2人分 ) 188 kcal           

材 料      分 量

出し汁       2カップ
さつま芋       75 g
大根         50 g
かぼちゃ      60 g
人参         25 g
ごぼう        15 g
鶏もも肉       50 g
油揚げ        10 g
味噌         30 g
長ねぎ         10 g

作 り 方

1、 さつま芋は5mm厚さの半月切りにし、水につける。大根は5mm厚さのいちょう切り、かぼちゃも5mm厚さに切り分け、人参はやや厚めの半月又はいちょう切り、ごぼうは加熱直前にささがきにする。鶏もも肉は一口大に切る。油抜きした油揚げを薄切りにする。ねぎは薄めの小口切りにする。

2、 鍋に出し汁と1の材料の中から油揚げを除いた材料を全部入れて火にかけ、アクを取りながら柔らかくなるまで煮て油揚げを入れる。最後に味噌を煮汁で溶き入れ、サッと一煮立ちしたところで火を止める。器に盛り小口切りしたねぎを添える。