サン・クッキングスクール

ヘルシーでスピーディなお料理の実習や、バランスのとれた食生活についても幅広く学習できる教室です。

梅雨を楽しく

2009-06-29 09:02:25 | Weblog
 いよいよ本格的な梅雨になりました。雨雲を見るだけで気分が落ち込んでしまう方も多いと思いますが、こんな時こそ楽しいものを見つけて明るくお過ごし下さい。野菜ジュースをお続けになっていらっしゃる方の体調は如何でしょうか。夏の野菜や果物の種類も多くなりましたので、おいしいジュースを楽しんでいただけると思います。私の家では、一般的な野菜の他にしその葉を良く使います。このしそには体に必要なαーリノレン酸が多く含まれていますので、しそがある時期はこれでもかと思うほど良く使っています。
 さて今回は、暑くてもおいしく食べられるそうめんを実習しました。麺つゆが売られていますので素麺は作りやすいものですが、ここでは従来からあるそうめんつゆを作り、更につゆの中に具を入れた汁をアレンジしました。ほんの少しの材料ですが、つゆにこくが出てとてもおいしく食べられます。そうめんつゆはたくさん作っても濃度がしっかり付いていますので、冷蔵庫で長く保存できます。また、アレンジした汁もそのまま数日保存できます。
 麺類を食べる時、揚げ物が出ることが多いのですが、カロリーの少ないものをと思い、レンコンの落とし焼きをしてみました。レンコンが入るともっちりした感じになります。適度の塩味が付いていますので、お総菜にもお酒のおつまみにもなると思います。冷蔵庫入れて冷たくしてしまったものは、ちょっと温めていただいた方が良いのですが、その時はオーブントースターでサッと表面から温めて下さい。
 最後の桜もちは、ちよっと時期外れなのですが、5月の時漬けた桜の若葉が使えるようになりましたので、その葉を利用することに致しました。この若葉は大島桜の葉を利用しますが、その他の葉は硬くて食べることが出来ません。しかしほんのりと桜の香りのする皮で包むととてもおいしく感じられますので、包むだけならばどんな桜の葉でも使えます。この桜もちは皮を焼くときの加減が少し難しいのですが、焼いているうちにだんだん手際が良くなってきます。桜の葉で包んで少し冷蔵庫で冷やして食べてもとてもおいしいです。いつか機会がありましたら是非お試し下さい。
 次回はご飯になります。今まで丼物を一度もしておりませんので、色々な丼に応用できる親子丼をしてみたいと思います。その他簡単にできる西京付け等を考えています。
 

山いも入りさくさく素麺

2009-06-29 06:41:44 | Weblog





山いも入りさくさく素麺 ( 4人分 ) 491 kcal      

材 料      分 量

そうめんつゆ   6人分 

水        4カップ
みりん      1カップ
薄口醤油    1カップ
塩       小さじ1/4
削り鰹       20 g

つけつゆ 

ごぼう        80 g
人参         30 g
鶏もも肉(皮無し)  60 g
ごま油      大さじ1
砂糖       大さじ1・1/2
そうめんつゆ   3・1/2カップ
水         1カップ

素麺        300 g
長いも        120 g
万能ねぎ・みょうが  適宜
しょうがの絞り汁  小さじ2
七味唐辛子     少々

作 り 方

 そうめんつゆを作る。

① 鍋に水、みりん、薄口醤油、塩、削り鰹を全部入れて強火にかけて煮立てる。

② 煮立ったら弱火にして1~2分煮る。火を止めてアクを取る。冷めるまでそのままおき、削り鰹を下に沈ませる。急ぐ時はボウルに氷水をはって、鍋を浮かべる。冷めた汁を漉し、冷たく冷やす。

2、 つけつゆを作る。

① ごぼうを斜め薄切りにしてから細めの千切りにする。人参も千切りにする。鶏もも肉は小さく切る。
 
② フライパンを温めごま油を入れ、先にごぼうを炒める。人参も加えしんなりしたら砂糖を加え、続いて水、そうめんつゆ、鶏もも肉を加えて煮立て、アクを取って火を止める。ボウルに冷水をはった中で粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。

3、 素麺を作る。

① 長いもをスライサーで細切りにする。素麺は表示どおりに茹で、冷水で洗って水気を切る。ボウルに長いもと素麺を入れて混ぜ合わせ、フォークで小さなサイズに丸めて器に盛り、薬味の万能ねぎとみょうがをのせる。

4、 食べる直前に冷やしたつけつゆにしょうがの絞り汁を加え器に盛り、七味唐辛子を振り入れる。
山いも入りさくさく素麺 ( 4人分 ) 491 kcal      

レンコンの落とし焼き

2009-06-29 06:30:16 | Weblog





レンコンの落とし焼き ( 2人分 )   365 kcal

材  料       分  量

れんこん      正味120 g

a ) 
むきえび       100 g
塩・コショウ     各少々
薄力粉       大さじ1 

プロセスチーズ    30 g
玉ねぎ         60 g
卵            1個

薄力粉      1/2カップ
塩         小さじ1/2
サラダ油     大さじ1/2

青じそ      2枚

作 り 方

1、 レンコンは皮を取り、半分をすりおろし、残りをあらみじんに切る。玉ねぎもあらみじんに切る。プロセスチーズは5mm位の大きさの角切りにする。

2、 むきエビは半分に切ってから包丁でたたき、塩・コショウしてから薄力粉をまぶしておく。

3、 卵をときほぐした中へ薄力粉、塩、をまぜ、1,2を加え混ぜる。

4、 フライパンに油を熱し3の生地をスプーンで落とし入れ、中火よりやや弱火の火力で蓋をしながら加熱し、両面をこんがりと焼き中まで火を通す。

5、 器に盛り、千切りした青じそを添える。

   

桜もち

2009-06-29 06:19:23 | Weblog





桜もち ( 12個分 ) 1個分 97 kcal         

材 料         分 量

あん

小豆のこしあん  360 g

皮 

白玉粉       25 g
水          250 cc
砂糖         35 g
薄力粉       100 g
食紅         少々

桜の葉の塩漬け   12枚
サラダ油       小さじ1

作 り 方

1、 あんを12個の俵型に丸める。桜の葉は水に浸けて、適度に塩抜きする。

2、 皮を作る。

① ボウルに白玉粉を入れ、分量の水を少しずつ加え指先で少しずつつぶしながらまぜる。どろどろの状態になったところで残りの水をまぜる。

② 砂糖を加えて混ぜ、ふるった薄力粉を加えてよく混ぜてから、別のボウルに茶こしでこす。ラップをかけて30分おく。

③ ホットプレートを低温 ( 120~140℃ )に熱して、薄くサラダ油を塗る。大さじ2杯くらいの分量をお玉に入れ、ゆっくりと動かしながら6×13㎝位の楕円形に伸ばす。

④ 表面が乾いてきたら焼き色がつかないうちに裏返し、軽く焼く。巻き簾やザルに広げて冷まし、あんをのせて巻く。桜の葉は裏を外側にして巻く。

梅雨の晴れ間に

2009-06-14 17:18:25 | Weblog
 6月に入り、全国的に梅雨のシーズンになりました。皆様お変わりございませんか。
この季節は梅が取れます。最後の方に梅酒、梅ジュース、梅干し以外のものでご家庭にあると重宝するものを紹介させていただいておりますので、それもご覧下さい。
 さて今回はおやきを致しました。お焼きだけでお腹をいっぱいにするのも気の毒でしたので、それに代わる物も実習しました。
 和風ミートソースうどんのミートソースは今回で3回目なのですが、新しい方が入りましたので、簡単に出来ておいしいものを是非覚えていただきたいと思い、今回は和風で出来ないものかと思いうどんにかけることに致しました。うどんも冷凍のものを使い、電子レンジで解凍しますので、お湯を沸かすことも無く片付けも簡単に出来ます。中にシソの千切りを入れましたが、このしその風味がとてもソースに良く合います。暑い夏でもエアコンをきかせた中で熱いソースをかけておいしく召し上がっていただけると思います。
 人参と豆腐の寄せ物は、薄味なのですが、出しをしっかり利かせて作ると薄味が気になりません。人参を入れていますが人参の香りは全くありません。冷たく冷やしわさびを添える事によってとてもさっぱり食べることが出来ます。素麺やそばを食べる時やご飯のおかずとしてもよく合うと思います。
 本命のおやきですが、冷めても皮が固くならないものを作りたいとのご希望で、使用する粉について考えました。一般的には薄力粉を使いますが、温かい時は良いのですが、乾燥しやすく冷めると硬くなる短所があります。そこで強力粉を使い、米の粉も入れてみることに致しました。米粉は純粋の米粉とパン用ミックス粉の2種類があります。実習ではパン用ミックス粉を使いましたが、この粉がスーパーなどで販売されていませんのでインターネットを利用して購入しました。純粋の米粉はこのごろスーパーでも販売されるようになりました。この米粉の場合は、加える水分量を少なくしないと良い生地になりません。その点を注意していただければパン用ミックス粉を使ったものに近い状態のものが出来ます。粉をこねる時にフードプロセッサーを使う方法と、手でこねる方法がありますが、手でこねても大して時間はかかりません。中に入れるあんは、野沢菜が一般的ですが、ご家庭で作ったきんぴらや、ひじきの煮物、カレーなど何でも良いと思います。ここでは切干大根にひき肉を入れて電子レンジで仕上げる方法のものと、かぼちゃに茹で小豆を加えて甘くしたものの2種類を致しました。お焼きの生地にあんをのせてから包む所がちょっと難しいのですが、生地が良く伸びますので手のひらの上にのせて少しずつ包んでください。大切な事は合わせ目を閉じるだけで合わせ目を重ねて厚くしないことです。合わせ目が閉じられたら、とじ目を下にしてオーブンペーパーの上におきますがフライパンで焼きますので、おやきの形を平らにして下さい。きれいに焼けたものを食べる時、北国の香りが口いっぱいに広がります。あんさえあれば手軽に出来ますので是非お試し下さい。
 次回は麺になります。暑くなることを考えておいしい素麺を実習してみたいと思っております。皆様、梅雨に負けずお元気でお過ごし下さい。

和風ミートソースうどん

2009-06-14 17:05:44 | Weblog





和風ミートソースうどん( 4人分 ) 476 kcal     

ミートソース

合挽肉      200 g
干し椎茸     2個 ( 8 g )
トマト       400 g
玉ねぎ      100 g
人参         50 g
にんにく      1片

(A)オリーブ油     大さじ1/2
 チキンスープの素  顆粒1袋

(B)赤ワイン      大さじ2
 ローリエ       1枚
 トマトケチャップ   大さじ3
 ウスターソース   大さじ2

(C)塩          小さじ1/4
 コショウ・ナツメッグ  各少々

冷凍うどん      4玉
サラダ油      大さじ2
にんにく        2片
青じその葉     10枚
作 り 方

1、 ミートソースを作る。

① 干し椎茸は耐熱容器に入れ、椎茸がかぶる位の水を注ぎ、ラップをぴったりつけて600wの電子レンジで40秒加熱して戻し、みじん切りにする。

② トマトは皮付きのままざく切にし、玉ねぎ、人参、にんにくはみじん切りにする。

③ 耐熱ボウルにみじん切りにした椎茸、玉ねぎ、人参、にんにくと(A)を入れラップ又は蓋をして600wの電子レンジで3分加熱する。取り出してトマトと(B)を加え、挽肉をばらばらにほぐして一番上にのせ、同様に4分加熱する。

④ さっくりと混ぜて(C)で調味し、ラップ無しで14分加熱する。最後に不足する塩・コショウを加え調味する。

2、 冷凍うどんを1個について600wの電子レンジで3分かけ解凍し、水でよく洗い水気を切る。

3、 にんにくは薄切り、青じそは千切りにする。フライパンにサラダ油を弱火で熱した中へにんにくを入れ、良い香りが立ったところで火を強めうどんを入れてサッと炒め、しそを加え混ぜ合わせ火を止める。器に盛り、ミートソースをかける。



人参と豆腐の寄せ物

2009-06-14 17:00:06 | Weblog





人参と豆腐の寄せ物 ( 4人分 ) 55 kcal        

材 料       分 量

絹ごし豆腐     200 g
人参         100 g
出し汁        100 cc
塩        小さじ1/2

粉寒天         4 g
出し汁        200 cc
青じそ又は木の芽  4枚

作 り 方

1、 人参を3mm厚さ位に切り、柔らかくなるまで茹でる。ミキサーに人参と出し汁をいれ滑らかになるまでかけてから豆腐、塩を入れて滑らかになるまでかけボウルに入れる。

2、 鍋に出し汁を入れ、粉寒天を振り入れる。やや弱めの火でかき混ぜながら溶かし、溶けたものを1のボウルに入れて混ぜる。ボウルを冷水に当てて粗熱を取り、サッと水で濡らした型に流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める。

3、 くずあんを作る。鍋に出し汁200 cc、みりん大さじ1、薄口醤油小さじ2、片栗粉小さじ2杯を入れて火にかけ、とろみが付いたら火から下ろし粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。型から出し器に切り分け、くずあんをかけわさびを添える。

おやき

2009-06-14 16:40:44 | Weblog





お焼き ( 8個分 ) 切干大根あん1個 159 kcal カボチャあん1個 148 kcal

材 料       分 量

あん 1、 切干大根と挽肉の煮物

切干大根      50 g
鶏ひき肉      100 g
赤唐辛子      1本
酒・砂糖・みりん   各大さじ1
醤油          大さじ2
サラダ油        大さじ1/2

2、カボチャと茹で小豆

カボチャ      200 g
茹で小豆      90 g
砂糖       小さじ1
塩           1 g

お焼き生地

強力粉          60 g
米粉パン用ミックス粉  90 g
ドライイースト     小さじ1
グラニュー糖      大さじ1
バター           10 g
塩               2 g
牛乳            120 cc

作 り 方

切干大根とひき肉の煮物を作る。

1、 耐熱ボウルに切干大根を入れ、水1カップを加え20分おき戻す。切干大根の上に鶏ひき肉と種を取った赤唐辛子、調味料を流し入れ、クッキングシートでピッタリ覆い、浮き上がり防止に耐熱性の小皿をのせてラップ又は蓋をする。

2、 600wの電子レンジで8分加熱し取り出して、かきまぜる。蓋を取って2分加熱し同様にかき混ぜる。更に2分加熱し取り出して冷ます。煮上がった切干大根から1個当て30gをあんとして使用する。

かぼちゃと茹で小豆を作る。

1、 カボチャを600wの電子レンジで4分加熱後皮をそぎ取る。ボウルに移し砂糖を加え軽くつぶしてから、茹で小豆を加え混ぜる。1個当て30gのあんにする。

生地を作る。

1、 米粉パン用ミックス粉と強力粉を合わせる。

2、 1以外のものをフードプロセッサーに入れ、30秒くらい撹拌する。その中へ1の粉を入れて、よく混ざり薄く伸びる様になるまで撹拌する。( 2分 )又はボウルに粉をドーナツ状に入れ、中心部に粉以外のものを入れ、粉を崩しながら入れてこねる。一塊になったものを小麦粉を振った調理台の上に取り出し薄く伸びるようになるまでよくこねる。

3、 8個に分割して丸め、水で濡らしたペーパータオルで覆い、15分休ませる。

4、 生地を直径8㎝の円形に伸ばし、1個当たり30gのあんを真ん中にのせ、周りの生地を引っ張り上げながら中央に寄せて合わせ目を閉じる。オーブンペーパーを敷いた天板に移し、霧をかけて20分発酵させる。

5、 サラダ油を塗って温めたフライパンに間隔をあけて置き、弱火で蓋をして両面を焼く。両面を4~5分を目安に焼く。

梅としその利用方法

2009-06-14 15:52:40 | Weblog
梅酢みそ ⇒ 青梅500g   味噌300g  グラニュー糖300g
      
青梅を良く洗い水気を取り、実を包丁でむき取る。ミキサーに実と味噌、グラニュー糖を加え滑らかになるまでかける。熱湯で消毒した保存ビンに入れ、実を取った種も一緒に10粒入れる。この種が痛み防止になる。
出来立てから2~3日で食べられる。さっぱりした味なので、サラダのドレッシング等のドレッシング類やかけだれとして重宝します。ビンの蓋を開けても冷暗所で保存が出来ます。

梅酢醤油 ⇒ 青梅500g  濃い口醤油100cc  酒25cc 

上記同様にミキサーにかけ、種を入れて保存する。
作ってから2~3日目から食べられるが時間が経つほどマイルドになる。魚を煮付ける時に一般にはしょうがを用いるが、しょうがだけでは十分魚臭を取れません。この梅酢醤油は抜群の効果があり、大さじ1~2杯使うだけでおいしい匂いだけにしてくれます。しょうがはいりません。その他だしで割ったり、砂糖を加えたりして色々利用して下さい。
梅酢味噌、梅酢醤油共に梅酢がたくさん出る青梅を使用する。


梅ジャム  

青梅      200 g
グラニュー糖  100 g
   
1、青梅のへたを竹串で取り、よく水洗いしてザルに上げる。   

2、果肉を包丁でむき取り、フードプロセッサーに入れ10~20秒かけ、ペースト状にする。   

3、大きめの耐熱ボウルにグラニュー糖と共に入れ、蓋又はラップをして600wの電子レンジで2分加熱し、何もかけないで更に6~8分とろみが付くまで加熱する。熱いうちに消毒した保存ビンに詰める。

この分量は一番少ない分量です。大きい耐熱ボウルではこの3倍まで処理することが出来ます。量が多くなったら加熱時間もそれに比例して多くして下さい。
パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、ロールケーキを作るときに使用したり、ドレッシングの材料にもなる爽やかなジャムです。青梅と書いてありますが、黄色くなって良い香りのする梅で作るのが一番です。


シソジュース ( 2 ℓ 分 )

赤しそ    200~250 g
水      2 ℓ    
クエン酸   30 g
砂糖     1kg

1、鍋にクエン酸と水を入れて煮立て、冷えるまで冷ます。 

2、シソは良く洗い水を切っておく。

3、1の液体にシソを入れて、24時間そのまま浸けておく。

4、シソの葉を取り出し、砂糖を加え火にかけ、煮立ったら出来上がり。 口の狭い容器に入れて保存する。( 常温で )