午後からの日差しは暖かい風を運んで、晩秋の息吹を感じさせます。
行橋市街からみやこ町へ 車を走らせて行く。
今川の川辺の「すすき」も枝は枯れ、穂は真っ白に風になびいている。
車を止めて 1枚 撮りたいと思ったが 車止めの箇所がないので
そのまま通過して 目的の「みどりの館」へ。
第9回 『碧の風』 絵画作品展が11月22日~12月11日まで開催中
作品数は60点ばかり 福岡県・山口県・大分県の作家の力作を展示中
「碧の風」と付けたのは?
「みどり」には緑 「あお」には青
この碧は 「あお」とも「みどり」とも。
より青に近く いや、より緑に近くなのか
「画風」に 「碧」をどちらに主張するのでしょうかね…
宝石などからも、「碧」は青に近い感じの方じゃないかな
なんて最初に考え 作品の「碧」を観てみようと。
入ってすぐに この館の方でしょう
カウンターから 「いらっしゃいませ」と清々しい声を頂いた。
「お邪魔します」
直ぐの階段を上がって展示場へ
館内には人影がない ひっそりと静まり返った空間
窓ガラスの光がなんとなく冬の感じ…
受付のテーブルに記帳用のノートと筆が置いてあった。
記帳して「一人だけの観客になった」
時間は午後の2時すぎ こんな時間は少ないのかな?
でも、私にとっては都合がいい とにかくゆっくり鑑賞できる。
「撮影はご遠慮下さい」とある…
一通り 鑑賞する…まだ 一人
だから もう一度 会場を歩く。
「ごめんなさい」 フラッシュなしで写しますから。
こんな素敵な絵画展ですもの、もったいない
…大勢の方に来てもらった方が…と、勝手に思い
ブログに載せれば、近隣の美術フアンがもし私のページを観たら
是非行って欲しい って、そんなお節介から。
どうぞ お許しを…。 他に 他意はありません。
会場正面に 大きな油絵が…
「春近し・雪の里」
これも素敵。
石佛勢至菩薩像
私も 臼杵に行って 石仏を描いてみたいというのが念願…
上品ですよね。 筆に澱みがなく 凄い! 大好きです。
この青 藍 碧 緑・・・・
油彩 水彩 アクリル クレパス パステル 版画 紙版画
ミクストメディア(複数の異なった技法で制作したもの)等
見応えのある作品展でした。
「みどりの館」 館主に代わって お勧めします。
12月11日迄です 「芸術の秋」 堪能できますよ。
帰り道 これも 秋の風情を愉しみました。
遠景の山 近くの山里 黄金色の稲穂の波 カーブが絵の構図を引き締めてます。
これが凄い!
「皇帝ダリア」です。 こんなに数多くの樹 珍しい それも民家の入り口に。
思わず車止めて シャッターを。
我が家にも3本ほど植えていますが…これは見事です。
さらに 終わりの秋を
県道のそばの 川っぷちに 2本の大きな銀杏の樹
その1本は ほぼ 葉っぱが落ちている…
落ち葉となって 樹の周囲をこれでもかと 積み重なっていく。
それなのに、 すぐ傍の もう1本の銀杏の樹
何故だ!
こんなにも 豪華に 黄金色は輝き ゆく秋を謳歌しているのでは
本日の最高傑作でした。 車窓美術館も いいもんだね…・