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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

何故だか 今 家康

2016-12-27 | 日記・エッセイ・コラム

 師走の風が日増しに強くなってきたような感じ

年末には孫も1年ぶりに帰ってくる 正月3日までは大忙し?

そんな忙しさの前にと先週は本年最後の集中して読書三昧時間を。

  この「伊達の企て」から「家康」の本読みが始まった。

この本の主人公は、もちろん「伊達政宗」だが…

彼の生きる道の目標が家康だった。そう 打倒家康なのだ。

結果は ご存知の通り。

 これを機に 家康が私に近づいて来た?

そうなんです 先輩の読書家から 「これ読んだら」と

何冊かの本を…彼も歴史が大好きな方

 話が合うので 本も交換して読んでいるこの頃です。

先日も 1冊 「最悪の将軍」

 犬公方とも呼ばれた徳川綱吉 著者が「朝井まかて」

 帯に 暗愚か、名君か

 知られざる劇的な生涯を描いた傑作

 

 同じ頃に 本屋で見つけた 家康の生涯でも劇的な一場面

 織田信長が本能寺で明智光秀に討たれた! その時に家康はどう身を守ったか

僅かな人数で己の前半生最大の難所がやってくる…ここで 「服部半蔵」が舞台に登場!

 「峠」とは、 三河へ向かう 命ながらえたことを実感する最後の箇所なのだ。

 山と山の間にかいまみられる伊勢湾は夕日を反射し、きらきらと輝いていた。

 

 信長や秀吉に比べると 家康は 生涯において多くの「危機」に遭遇している。

 「わしは、誰よりも凡庸な己を知っていた」それゆえ生き残れたのだ と。

 

 歴史は勝者の都合のいい出来事で次代へ残されていくものだ。

 小説家も いろいろな資料を紐解き 古文書をあさり、敗者の側からも

 視点を当てて 真実を掴もうと努力している。

 その結果、いわゆる「面白い」ストーリーが出てくるのだ。

  ここが歴史好きには興味のあるところ 例え それが小説になってフイクション

 であっても、「ものの見方」「考え方」の参考になるのですから。

 

 「家康はなぜ 江戸を選んだか」 これも面白かったよ。

 そして 今 そう つい3日前の発刊

  「家康」 安部龍太郎

 この1冊 

 猛烈な勢いで読み終えた・・・

  従来の家康像 とは 一線を画し 視点を変え 大胆に斬っている。

 第1巻 自立編 とあるから 次に続くのだろう…もう待ち遠しい。

 

 徳川家康没後 400年とある そうか、歴史って 遠い昔のようでもあり

 近くの出来事のようにも感じる

 「家康」のそばに近づいて 「狸おやじ」なのか それとも 「慎重居士」なのか。

 彼 家康は 1616年 74歳 当時の時代からいえば 相当長生きした 健康老人なのである。

 やっぱり、無謀な行動家ではなく 結構、慎重な生活態度であった? のか。

 私も 今年74歳 あと1月で 後期高齢者の仲間いりですが…

 

 来年も 尽きない歴史に ますます 興味を 

  「家康」を読み終えた1冊で 今年50冊を超えた  

  昔に比べ、目も疲れ気味で眠気を誘うことがしばしばだが 

 ゆっくりと時間をかけて 新しいもの。 読み返すもの。

 まだまだ 本から離れることだけは止めない…

 あの、活字の「匂い」

 パージをめくるときの音  なんとも言えない至福の瞬間です。

 

 これが私の「老い」のストップ剤でもある。

 来年の干支は「酉」 

 面白い本は 「鶏逃がさないように」 

 こちらは虎視眈々と。

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。