黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

季節に「味」あり、器に「美」あり。

2016-10-09 | 日記・エッセイ・コラム

 以前のブログ(9月9日アップに)「使ってこそ「器」)で

 食には器が大きな役割を…の話を。

 暑い夏、秋もどうやら落ち着き、やっと秋に感じになってきました。

 

 味覚の秋がやってきた。

 いや、季節は秋ですが、やはり肌に感じる季節感

 これが大事…食卓に並べられる1品 1品にも 

  秋にふさわしい? と、思わせる そんな感じになってきたということ。

 

  飲み物も、ギンギンに冷えたビールを冷蔵庫から取り出す あの頃と

  今 もう 肌も喉も 遠慮する…それが 今の季節です。

 

  そう、だから 晩酌も 日本酒の登場となれば 肴も違ってくるし

  その料理を載せる器も 配役が後退してくることになる。

 

  舞台でいえば、春夏秋冬 四幕物 だとすれば「秋」編

  野菜だって、魚だって 出番の交代があるのは当然。

  つまり 「旬」を愉しむ  これぞ 季節感である。

 

  料理の中身は 遠慮して

  今回は「器」を。

  どんな料理を載せるかで その器も 料理も 生きてくる…

  料亭や レストラン料理ではありませんから 

  豪華、厳選食材を使っての料理ではなく

  ごく 普通の食材、日々 

  「今日 何する?」 と 考えたうえでの食事。

 

  例えば 今晩は蕎麦にしよう…

  我が家では 蕎麦は 茹でて、水洗いし、「盛り」にして食べるのが定番。

  汁は 少し濃い目 山葵、青ネギの刻んだもの ゴマ。

  いたって普通

  「ぶっかけ」で 辛子大根、かつを節 でさっぱりも 大好き。

 

  つけ汁 には 蕎麦猪口がいる。

    

  蕎麦湯と汁 この組み合わせ 誰が考えたのだろう…もう 料理だよ。

   家庭では、蕎麦も乾燥麺だから なかなかいい味は出ないね。

  たまに 直接ソバ屋で生麺を買って、蕎麦湯でやってみると いける。

 

  いろいろ 楽しみながら 使ってます。

 

   そばだけではちょっとの時   玉子焼きを添えて…

   そう、そんな玉子焼きを この皿に 

    八角で16㎝ 

   

  これは 以前 横浜 田園都市線藤ヶ丘にある器の店 (駅から直線で大分歩いた記憶)で求めたもの。

  店に入ってすぐ目に止まった これ 欲しい…と。

  1枚 値段 えっ …結構なお値段でした… この日は求めず。

  次に 行ったときに 思い切って 5枚揃えて 買っちゃいました。 

 

   その店で またまた 素敵な出会いが…

   これ

    古いもので すごく軽いんです やさしい手触りのする 上品な。

  

     中にも 手仕事で 花模様を描いています。

 

   磁器で 直径は9㎝ 深さは6㎝ これも 5枚 揃えました。

   器が 中に何を入れても 美味しくさせてくれる ? ので 重宝しています。

  

   これは陶器で  口が広くて 煮物 なんか これで  

   どっしりと いい感じです。 紅が効いてます 筆も確かな捌き

     

 

   小皿でも これは薄手

   青ネギの刻んだのも 色鮮やかに見栄えがする

   「藍」の器が 引き立ててくれます。

 

  そう、主役の蕎麦は  ざるに盛ります。

    1人 1人 この小ぶりな竹網のざるに載せて。

  また 「ぶっかけ」みたいな 汁の時には

   漆の器で。

 

  こうして 蕎麦 1杯 だって 

  ただ 食べるだけじゃなくて… 愉しむ。

  これが 美味しさに。

  最後に忘れてならないのが 蕎麦を肴で いっぱい

  日本酒の登場ですよ。

  これからが 本当に日本酒の美味い季節

  故郷自慢の銘酒「九州菊」

   ここの 「にごり酒」「生酒」 

   ほんとうに美味しいの。

 

   それに伴って、 野菜も 魚も 

   季節の味を 提供してくれます。

    

   私の プチ贅沢は こんなささやかなもの。

 

  

  

   

 


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。