黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「東京美術館めぐり」 NO.5 

2013-06-28 | 日記・エッセイ・コラム

根津美術館を出て渋谷へ向かう。

「渋谷」は相変わらずの人の波、田舎者にはやっぱり。今日祭り?

先般、話題になった「JIポリス」の呼びかけの場所だ

名所?に拍車をかけたのではないか?

久しぶりに「スクランブル交差点」の人混みの中に身を入れてみた。

何とか、まだ、負けずに歩けた? 

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若者がたむろする

最大の名所

「109」

今日も、近県近郷からの若者が

お祭り気分で大声で会話を飛ばしていました。

その前を通り過ぎ

東急本店の裏道の坂を上り、静かな松濤の住宅街

旧鍋島藩屋敷跡地にあるのが「戸栗美術館」である。

ここは、世界的にも評価の高い古陶磁器専門美術館なんです。

今日、どうしてここなのか? 

それは、先日、伊万里焼 人間国宝第14代酒井田柿右衛門さんが亡くなられた・・・・。

以前、現職時代に、縁あって、当時、博多で九州の「陶工3衛門」

「柿右衛門、今右衛門、源右衛門」さんによる伊万里焼についての

シンポジュームの企画が行われ、その件に関わり、お話をする機会を

得たということもあって・・・・。

この機会に改めて、「伊万里焼」、陶磁器について名品を観賞したいと思い

歩を進めた。

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松濤1丁目の住宅表示板・・・・ここが高級住宅地なんですよ。

その一角にあり、道路に並んだように建物が。

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どうですか、入場券にも気品が。

この壺 江戸時代の伊万里焼

「色絵獅子牡丹葡萄文蓋付壺」

   74.6cm もの大物です。

収蔵品は約7000点で、伊万里焼、鍋島焼などの肥前磁器および

中国・朝鮮陶磁が主体となっている。

今回の企画は「古伊万里金襴手展ー元禄のきらめき」と題して

この企画展も明日までだったのです。今日は22日でした。

日本の陶磁器は、慶応3年(1867)パリ万国博覧会への出展を

きっかけに盛んに輸出されていくのです。

パリ博覧会で大変好評を得て、多くの賞を獲得、博覧会の参加は大成功。

さぁ、とにかく、名品をたっぷり鑑賞したいと思います。

展示は、古伊万里金良手とは、金襴手の文様、柿右衛門様式の継承

輸出された古伊万里金襴手、輸出用か、国内用か。

古伊万里金襴手と染付、金襴手の広がり・・・・・

展示の解説シートを読みながら、ゆっくりと、古今の名品に時を委ねました。

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様式や、文様に意味について語れば・・・・紙面が足りません。

その中で、色絵 花鳥文輪花皿 伊万里(柿右衛門様式)

江戸時代 の作品など、とにかく、うっとりと静かに眺めてきました。

今回の予定の美術館めぐりも、明日残すばかりになりました。

美術館を出て、一旦、ホテルへ。 今晩のジャズライブの時間までしばし休憩。

シャワーを浴びて、少し体を休め、着替え後、新橋へ向かう。

軽い食事をとってライブの店に。

お店の名前がライブ「月夜の子猫 3651」 

左が クリビア・sachi さん、右が マダム 佐野和江さんです。

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本日は クリビア・sachi (ボーカル) 蛯名知子(ピアノ) 高尾幸弘(ベース)

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開演前の打ち合わせ・・・・

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高尾さん お話聞いている間に

北九州八幡の出身と。

今晩は、特別の組み合わせで。

蛯名さん・・・・妙齢な女性ですから、お歳も、住所も聞いてませんよ。

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彼女のピアノ

ビートが効いていました。

「当然か、ジャズピアニストだもの」

流れるような演奏、弾けるようなリズム!

そして、うっとりと時に任せる・・・。

本日の仕掛け人 クリビア・sachiさんです。

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実を言うと・・・・私、彼女の「クリビア・sachi」の名付け親なんです。

現職でキャリアウーマンしながらレッスンに通い、実力を蓄え、数年前にデビュー。

在、東京時代からお友達としてお付き合いさせてもらっており、勝手に応援団長を

引き受け、東京~九州間で、楽しんでおります。

仕事の時間外で休日には、ライブや地方のまちおこし企画、ボランティア

(老人ホーム訪問)等でジャズ・ボーカルとしてこの近年活躍をしているです。

今回、OB会に合わせて、ライブの予定を無理に入れて頂き、旧友も集合しての

今晩の時間を作って頂いた。 と、いう訳です。 私の為に。

そして、特別ゲストとして、「原野カズヨシ」さん。

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粋な感じでしょ。 彼は、もういい年齢です。 私、前後年かもしれません。

昔、テレビ出演にも、「スクールメイツ」という当時有名なグループに所属

同期に、森進一、高橋真梨子さんなど、そうそうたるメンバーと。

なかなか渋い声で、聴かせてくれました・・・・・・年期の入った喉です。

フランク・シナトラ風? いや、デイーン・マーチンかも。

客席も30人前後、60~70代と、30代がほぼ席を埋めていました。

絶対、彼の古いフアンだな、とお見受けするご婦人さんも席に。

2ステージを、ゆっくりと喉を潤しながら・・・・また、ライブの合い間の会話。

昼間歩き回って、いささか疲れが溜まった身体がほぐされるように・・・。

いい気分です。

ジャズのスタンダードナンバーは、心地よく耳に入り、思わず口ずさむフレーズも。

ライブの時間に、私の傍でスケッチブックにコンテを動かしている方

画家の岩口史子さん。

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sachiさんを描いておりました。

以前にも肖像画を描いて頂き、sachiさんのブログのタイトル画にも。

彼女も、偶然なんですが、田川のご出身だったのです。

今晩は、九州day?  

そんなこともあり、会話も弾みました。

ライブ終了後、近くの居酒屋で、打ち上げ会を、新橋の夜を賑やかに深夜まで

おっとと・・・最終電車が出てしまうよ・・・・・楽しかった、お疲れ様でした。

また、来年 お会いできるように・・・・。

ジャズも、お酒も・・・そして絵画も。  み~んな、芸術だ! 

明日は、いよいよ最後の日だ。

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。