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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「東京美術館めぐり」 始まり。

2013-06-30 | 日記・エッセイ・コラム

時間を少し遡ります。(今日は旅行初日、東京着 6月20日のできごと。)

羽田空港に到着後、乗り換えて「東京駅」に。

約、5年にわたる保存復原工事を経て「赤レンガ駅舎」を見学が目的。

何たって、重要文化財なんですから。

これはもう、絶対に確認しておかないと。 「多少、お上りさん気分も」

東京駅は変わったね・・・・・

ホームから、南口へ。 改札を出ると小雨にもかかわらず大勢の人が

この新しい駅舎の見学に、外国人の顔も、ツアーのガイドの大きな説明の声も。

私も、完全に「田舎もん」の上京組?

新装なった、東京丸の内駅舎をちょっと離れてた場所から望み、シャッターの連続。

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正面

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左に。

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右に、ステーションホテル側

駅の周辺も、この数年で大きく景色が変わってしまい、大パノラマに。

Photo

左 サピアタワーから グランドトウキョウ・ノースタワー

  続いて、サウスタワー、 パシフィックセンチュリープレイス丸の内と。

前後左右 ノッポビルに囲まれてしまいました。

丸の内南口ドームに。

上を仰ぐと・・・・どこかの教会? なかなかの景色です。

普段、改札から出ると、一直線に出口や、乗り換えのホームへ走り

上を見ることなんて・・・・たまにゃ、「上を向いて歩こう」もいいよ。

この景色、ヨーロッパの古い駅に残っていそうだね。

009

そのドーム中心の真下が、これ。

上を向き、それから自分の足元を見る。

ローマや、その他の名所で、

ここの大地を踏めば「幸運」が・・・・・なんてのあったよ。

朝の出勤では、誰も、無関心で・・・この上を急ぎ足で駆け抜けていく。

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とにかく、東京駅は美術品でもあり、歴史的建造物、大いに鑑賞できますね。

こんなものもありました。

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原敬、暗殺現場 丸の内南口の改札にプレートが。

私たち年代なら、歴史の勉強で。

予定外でしたが、南口に「東京ステーションギャラリー」があり、

「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展が。

早速、切符を買って最初の美術鑑賞の始まりです。

私も馴染みがなく、この画家の展示会も日本最初の開催だった。

解説を読み、作品に触れていくうちに・・・日本の画家にかなりの

影響を与えた一人であることが分かってきました。

その作品も、印象派の影響を受け、彼独自のルミニズム(光輝主義)と

言われるスタイルで活躍した画家であった。

陽光溢れる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいきと

描きだした絵が、心を和ませ、ほっとする時間を貰いました。

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いい絵でしょ、 この少女 何を想っているのでしょうか?

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「陽」と「影」が、自然体で。

少女の動きが、風のささやきが聴こえてくるような。

この絵を見ていると光輝主義という手法が理解できます。

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燦々と降り注ぐ柔らかな日差しの下に、何を収穫しているのでしょうか

着ている衣装に微妙な光が、強く、弱く、やさしく 細やかな筆使い・・・

絵画の奥深さを感じます。

次に、印象派の展示コーナーへ

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そして、ここでも幸運が。

「モネ」の作品が、「霧の中の太陽(ウオータールー橋)」の1枚にも出会った。

彼の持つ、光と影の描写力の凄さ、この場面に立てば、そのままの風景でしょうね。

以下、作品は続き、日本人画家 児島虎次郎や、太田喜二郎の作品も。

「こいつは、朝から 縁起がいいわいなぁ~」でした。

次に、やっぱり、構内の様子も。

地下街も大きく変わり、どこがどこだか? 

迷路の中を彷徨う・・・。そんな地下街です。

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「東京駅一番街フロアガイド」や

グルメガイドを手に持って・・・。

一体どれほどの店があるの?

その一つ、やはり酒飲みの習性か、飲み屋街に真っ直ぐ。

どんなお店が出店してるかな? 興味津々。

ここ「黒塀横丁」なる看板

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ちょうど、ほどよく軽めの空腹?・・

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この看板

築地だから「魚」は、いけるだろうと。

 

ショーケースには ランチタイムメニューが

テンコ盛り、 刺身定食、海鮮丼などなど

014_2海鮮チラシを 喰ってみたよ。

いけるね! ボタン海老は久しぶり。

ホタテ、サーモンもよし。

マグロ赤身も、イクラもなかなかでした。

腹八分でよかったね。

(寿司めしが程よい量でした、空腹時ならちょっと物足らないかな)

食後、足は八重洲口に向かい、信号を渡り、5分ほど歩き、毎度おなじみの

「ブリジストン美術館」へ。

(*毎回、ここ「ブリジストン」はプランの中に。)

今回は、 「色を見る、色を楽しむ。

        -ルドンの「夢想」、マティスの「ジャズ」・・・・ と題して。

色彩画家と言えば、ルノワールがすぐに思い浮かぶ。

もちろん、マティスも。 その色彩についてと言う企画が興味だった。

そして、マティスの作品に「ジャズ」とある。

今回は、私のもうひとつの目的に「ジャズライブ」を聴くがあるのでなおさらだ。

作品は「切り紙絵」 彼曰く、切り紙は、ジャズの精神と一致します。

音楽はマティスに欠かせないものだとか・・・この切紙絵はジャズ音楽に似ている?

と、言うのだが、この理解には、いささか ? だ。

しかし、ジャズのリズムがこの切紙絵と離れているとは思わないが。

どうですか?

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これなんか、ステージでジャズに合わせて踊っている?

この色彩感覚こそ、マティスの絵ですから。

弾けた リズムが身体からほとばしっている・・・なんて 理解も。

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まぁ、絵は理屈無しに、自分の解釈で楽しめばいいのです。

この企画展、モネ、ルノワールなどの印象派から、セザンヌ、ピカソ、マティス

など西洋美術の展開を中心に、約170点もの作品で。

いい絵に出会うことが出来ました。

ルノワール

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モネ(黄昏 ヴエネツィア)

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名画の前に立つと・・・・・胸はドキドキ、興奮してきますね。

これだから、やめられない!

幸先いい美術館めぐりのスタートで気分も上々!

気分も切り替えて、東京駅へ。 

OB会 集合の熱海に向けて 新幹線に乗車し、旅が始まった。

「東京美術館めぐり」 NO.1~NO.6 既掲載済

今回、美術館めぐりを楽しむ為、事前に企画展の情報を集めて、場所や

行き方と時間、企画展の内容をうまく使うのに大分苦労しました。

とにかく、美術館は時間が決められているので(大体朝10:00~16:00)

訪れた美術館7か所、 日程にグッドタイミングで「1枚の絵」との出会いが

多く重なる幸運にも恵まれました。

また、来年。

この「楽しみ」を糧に、1年間元気な田舎爺さんの生活に戻り、私流に栄喜を

養うことにいたします。

「ブログによる田舎爺さんのガイド付き仮想美術館の時間」・・・・如何でしたか?

お付き合いいただき、ありがとうございました。  感謝・感謝 <m(__)m>

コメント (1)
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。