オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

小金井公園~目黒川

2019-04-02 | Weblog

4/2(火) 昨日の正午前に家を出た。駅前の書店で文庫本(騎士団長殺しー村上春樹)を一冊買って電車に乗った。午後一時前に武蔵小金井駅に着いた。TUGAWAさんとHANAOKA女史が出迎えてくれた。

心配していた雨がポツリポツリと落ちてきた。バスで小金井公園に向かったが、バスのワイパーがゆるやかながら動いている。公園前で下車すると雨の方が控えてくれた。広い園内に入ると、花見時期ながらも人出はまばらで曇り空と平日の静けさがあった。

              

園内の桜は満開の樹もあるが、大方の樹はこれから咲き揃う気配。ゆっくりと散策し、静かに午後の時間が流れて行く・・・。

           

園内に居たのは一時間ばかりであったろうか。TUGAWA&HANAOKAさん宅に戻り、宴となった。何時もの席に座り、咲き揃ったと云う緑の濃い葉陰の椿の薄桃色を眺めながらワインを所望したのであった。この家の空気と景色はなぜか落ち着く・・・。

                  

すっかり腕を上げた女史の手料理に舌鼓を打ち、流れゆく時間とアルコールに身をゆだねた。ここに居る時の何時ものように・・。

HIROさんの原稿の進捗や、私は人形町で酒場を始める予定のことなどを語り、過ぎ越しことなどを話す。女史の料理の腕がめっきりと上達した、と大いに褒めた。それだけの価値があった。

           

女史は長い間オートクチュールの名門で助手として働いてきた。その頃は料理に費やす時間はなかったろう、多分。退職し、小金井に住むようになってから料理の面白さに目覚めたようだ。オートクチュールも料理も創造だからね!。

豊かな時間を過ごし、夕闇が迫る七時頃にお暇した。駅までHIROさんが送ってくれたが、別れ際に二人で入ったコーヒー店で大枚の入った紙包みを渡された。受け取ったが、これで、遊びで店をやるわけにはいかなくなった。そう思った。

ワインからハイボールに飲みものを変えた頃合いに、なぜ飲み屋をやるかを話した。『これまでの人生、酒には弱いが酒場は好きだった。そこが私の道場だった。そこが私という人間を作った。だから最後に、酒場をやってお返しをしたいんだよ』と。

意味不明かもしれないが、サラリーマン時代も会社の経営も全て遊び、酒場も遊び。遊びの中でいろんなことを学び、教えられてきたのだから。最後に本真ものの遊びをしてお仕舞いにしたい。と云う、勝手な人間である。

電車を乗り継ぎ、乗り換えの中目黒駅に着くと雨であった。この雨の中、目黒川の桜を楽しむ人の群れも少しは減ったろうと改札を出た。それでも結構な人出が続いていた。金曜日の夕よりは少なかったが。

            

小雨の中を一回りし、夜桜を観た。今年最後の観桜会は、土曜日の立会川での集まり。が、TVで観た京都の桜が気になっている・・・。

 今朝の弁当は、ハンバーグにした。それに鯖塩焼きと卵焼きに竹輪。これだけである。

             

 

 — 訃 報 ー

昨日の午後、剣道部の後輩からメールと電話が入った。長い間お世話になった「前島七郎」先生の訃報であった。年初にも手紙を頂き、我が家の近くで所用があるのでお会いできればとあった。OB会の新年会の折にもお会いできなかったが、ご高齢とは云え、これほど早くに亡くなられるとは・・・。

前島先生は、NTT剣道隆盛の恩人であり、また官公庁剣道連盟の副会長として長くご尽力下さった。私的には、会社人として、また剣道人として大変お世話になった。ご冥福を祈ります。

 

 

 

 

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