相場の大幅安が続くがテクニカル面では売られ過ぎのサインがみられる。
日経平均の対25日移動平均の乖離率が-8.15%と売られ過ぎのゾーンにはいってきた。また同騰落指数も55.9%と下値の抵抗線75%と大きく乖離してきた。通常の調整局面の限界を超えた。
今回の相場下落の理由は中国株、原油価格の下落である。昨年末にはだれもが予想できなかった水準にまで短期間に落ち込んだ。
日経平均は12月の高値から短期間に16%下落した。これまでの経験則からすると10%以上の下落は相場のベアー・マーケット入りを示唆する。
個々の銘柄でみても医薬品株のリード役であった小野薬品(4528)が昨年末比で-18%、そーせいG(4565)が同-22%と大幅安になった。
新年早々の相場の下落は投資家心理に大きな打撃を与えている。
テーマ別にみると下落のけん引役は円安を背景として上昇した輸出関連株で、今回の下落局面では自動車、ハイテク株の下落率が際立つ。
昨日も書いたようにウォール街では慎重論が支配する。今週、米バロンズ誌に掲載された新春座談会で強気論を出したのは参加者9人のうちアビー・コーヘン(ゴールドマン・サックス)のひとりだけであった。
これまで一貫して弱気論を主張してきたフェリック・ズーロフ(ズーロフ・アセット・マネジメント)は「相場は構造的な弱気相場にはいった」とみて、弱気サイクルから抜け出すのにはかなりの時間が必要とみる。
今回の相場の下落をみて一番に心配しているのは、おそらく米連銀のイエレン議長ではないか?
結果論だが今回のような株価の暴落が12月に起こっていたら、政策転換には踏み切らなかったはずである。バロンズ誌の参加者のなかには米連銀の政策転換の逆戻りを早くも予想する向きも出てきた。
来週から米国では2015年12月期の決算発表が始まる。経営者が先行きをどうみるかが大きな注目点になってきた。
日経平均の対25日移動平均の乖離率が-8.15%と売られ過ぎのゾーンにはいってきた。また同騰落指数も55.9%と下値の抵抗線75%と大きく乖離してきた。通常の調整局面の限界を超えた。
今回の相場下落の理由は中国株、原油価格の下落である。昨年末にはだれもが予想できなかった水準にまで短期間に落ち込んだ。
日経平均は12月の高値から短期間に16%下落した。これまでの経験則からすると10%以上の下落は相場のベアー・マーケット入りを示唆する。
個々の銘柄でみても医薬品株のリード役であった小野薬品(4528)が昨年末比で-18%、そーせいG(4565)が同-22%と大幅安になった。
新年早々の相場の下落は投資家心理に大きな打撃を与えている。
テーマ別にみると下落のけん引役は円安を背景として上昇した輸出関連株で、今回の下落局面では自動車、ハイテク株の下落率が際立つ。
昨日も書いたようにウォール街では慎重論が支配する。今週、米バロンズ誌に掲載された新春座談会で強気論を出したのは参加者9人のうちアビー・コーヘン(ゴールドマン・サックス)のひとりだけであった。
これまで一貫して弱気論を主張してきたフェリック・ズーロフ(ズーロフ・アセット・マネジメント)は「相場は構造的な弱気相場にはいった」とみて、弱気サイクルから抜け出すのにはかなりの時間が必要とみる。
今回の相場の下落をみて一番に心配しているのは、おそらく米連銀のイエレン議長ではないか?
結果論だが今回のような株価の暴落が12月に起こっていたら、政策転換には踏み切らなかったはずである。バロンズ誌の参加者のなかには米連銀の政策転換の逆戻りを早くも予想する向きも出てきた。
来週から米国では2015年12月期の決算発表が始まる。経営者が先行きをどうみるかが大きな注目点になってきた。