足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

中国株安をはじき出す・・・NY株反騰

2016-01-27 06:22:12 | 投資戦略
18%NY株は急反騰した。
原油の先物相場が5.8%急騰し、相場の地合いを変えた。S&P500の10業種の指数がすべてプラスになった。これまでの相場の2大懸念材料である中国株は大幅安であったが、原油の反騰が投資家の弱気心理を変えた。

2015年の決算発表が本格化したが、この日はソフトバンク傘下のスプリント(S)の損失が大幅に減少し、会社のコスト削減策が予想以上に進展している発表に信頼感を生んだ。株価は18%も急騰した。
これまでソフトバンクの孫社長が全力投球してきた成果が表面化し始めた。これまでのソフトバンクの株価の動きをみると、改善策の進展には信をおいていなかったことがわかる。

原油の反騰には特に材料がでたわけでないが、市場では米国の産油会社が設備投資を削減し始めたことや、イラクの首脳が減産に言及したことなどが伝えられた。
世界の株価の2大悪材料のひとつに、この日は表面下で解決の動きが出てきたことは久しぶりの注目材料である。
火曜日~水曜日には本年初の米連銀FOMCが開催中で、終了後の声明文に関心が集まる。当然、現下の世界的な株安についての議論も行われているはずで、それにメンバーがどのような見解をもっているかが大きな関心事だ。

今週の「トリトンスクエア通信」では目先の相場の反騰に賭ける手法として「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)への投資を考えた。日経平均に連動して動く上場投資信託で1株単位から売買でき、指数の動きに応じて株価が変動する。連日、売買代金のトップを占める。日経平均を投資対象にすることだが、値動きは日経平均に連動する。ここに取り上げた商品は指数の2倍の変動(レバレッジを利用するから)をする。仮に信用取引を利用すれば投資資産の上下への変動はさらに大きくなる。
銘柄の選択に迷った時の投資手段のひとつとして考えたい。連日、東証の売買代金のトップを続ける人気商品である。