NY市場ではこれまで先頭を切ってきたハイテク株が軟調であったがダウ平均、S&P500は堅調で相場の先導役になった。一方、ナスダック指数は下落した。
エネルギー株が上昇した。政府保管の原油の放出の姿勢をみせ、ガソリン価格の上昇に歯止めが掛かった。
石油相場が反騰の兆しをみせると政府が動くと言う姿勢を明確にした。欧米ではコロナ問題がくすぶっているだけに、政府はインフレ懸念には敏感な行動を起こす。
10年国債が1.665%まで上がり、1日の金利上昇は11月10日以来になった。景気指標には堅調なのが目立ち景気指標のIHS Markit(11月)は好調で雇用情勢の好転を示唆している。特に石油の先物が反転し先高感を見越す向きが増えてきた。
11月の製造業指数がサービス部門の低迷に反して好転しはじめているが目立つ。
政府の保管原油の放出が伝わると石油相場に動きが出てきた。
投資のテーマでは金融、製造業に注目する向きが多く、物色の幅は広がる方向に進むだろう。