任天堂(7974)が一時は5万770円をつけ値嵩株のリード役になった。
最近は同社の人気ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」が人気を集め業績上昇の原動力になっている。スイッチ向けの人気ゲームで3100万本販売し収益を牽引。コロナ問題の発生で巣ごもり向けの代表商品にのし上がった。すでに3118万本のヒット商品にのしあがり人気が続いている。
ただヒット商品の本数の基準もかつての人気ゲームWii Sports(2017年)の8290万本のヒットゲーム数からみると、ピークの数値と大きな開きが出てきた。
同社のフアン層が年齢面でも大きく拡大し、ゲームの人気の期間が短縮されている。これまでのヒットゲームの記録は第1位のWii Sports8290万本、第2位のマリオカート4186万本、スーパーマリオブラザーズ4020万本と人気の山のピークは低下傾向が続く。
同社の新ゲームの開発力が拡大し、ゲームの人気サイクルが短くなった。これまで育成してきた新ソフトの開発力の蓄積がゲーム内容の質の向上にもつながるサイクルが出来上がったといえる。米国のウォルトデズニーの日本版企業が生まれた。
株価はこれまで人気ソフトと新機能を備えたハードの出現に大きく左右されてきたが、日本版デイズニーいえる世界的企業が生まれてきた。人気のヤマのピークの間隔は縮小している。