足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新製品に期待外れ  アップル

2019-09-15 15:22:36 | 投資戦略
NY市場のシンボル的な存在であるアップル(AAPL)が大幅安になった。
ウォーレン・バフェットもコア銘柄と位置づけるほどの人気銘柄だけに、新製品への期待外れで株価は売られた。
ファンが待ちかねていた新製品の「iPone11」「iPhone11Pro」「iPhone11Pro Max」の3機種を発表した。
製品の価格はそれぞれ$699、$999、$1,099である。
待望の新製品だが、競争相手のグーグルとSamsungは一足先に新製品を売り出している。
アップルが新製品で力点を置いたのはカメラ機能を向上したことで、遅ればせながら先行2社に追いついた。追いつくだけでなく、技術面での革新の期待観が失望観になった。
 今回の新製品への評価は厳しい。市場ではつぎのような見方をしている。
「大きな期待外れであった。アップルの技術開発力からするとカメラ機能の向上だけでは技術革新とはいえない。投資家は価格の引き下げだけでは満足しない。今回の新製品には革新的な技術革新は全く見られなかった。投資家の期待観は2020年まで実現しない。価格の引き下げだけでは投資家の間では失望感が出てきている」。
 米国のハイテク銘柄の看板的な存在だけに株価の下落には大きな関心が集まった。