足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

海外では債券相場の過熱懸念・・・・カルビーの成長戦略に注目

2015-05-13 06:34:53 | 投資戦略
昨日の世界の株価は債券相場の下落の影響を受けた。
米国では連銀の金融政策の転換のタイミングが大きな関心事だし、ユーロ圏では ギリシア問題が蒸し返されドイツ国債が下落した。債券相場はこれまで中央銀行の量的緩和を背景に上昇してきたが、債券相場の過熱感を指摘する専門家の数が日増しに増えてきた。金利の反転の時期が、株価の上昇の勢いが鈍ると浮上する。
NY株はダウ平均1万8000ドル、S&P500の2000ポイントを挟んでのもみ見合いが続く。
昨日の新興市場では4月末に公開したテラスカイ(3915)が反騰し3,000円高のストップ高で引けた。新興市場では異例の人気だ。インターネットの世界ではクラウド技術の進化で新しいビジネスが誕生してきたが、最近のアマゾン(AMZN)の決算発表ではクラウド・ビジネスでの先行投資が実を結びはじめたことを実証した。テラスカイの公開はウォール街でのクラウド人気の再燃人気の流れにタイミングが乗った。同社はアマゾンとの関連を強化してきた。IT関連では今後、クラウド関連が再評価される方向性が出てきた。

カルビー(2229)の国際戦略が着実に実を結んできた。米国での新工場がフル稼働したほか、韓国では新しい味のポテトチップスが人気を集めマスコミの大きな話題になるなど、新しい成長機会の創出が実ってきた。日本の食品の海外での再評価の糸口を着々と築く。2011年の株式公開後、10倍になったがその成長戦略の成功は今後も続く。