足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株には過熱感が点滅

2014-11-14 06:17:38 | 株式
NY株は弱気筋が警戒感を出すが下値抵抗感が強い。10月前半の下落で手放した投資家が押し目買いに出る。これまで大きな懸念材料であったエボラ熱、イスラム国については以前に比べてメデイアが先行き恐怖感を増幅するようなことがなくなってきた。
ユーロ圏での金融面での刺激策、日本の消費税先送り期待からの強気論が出てきた。
ソシエテゼネラルの有名なストラティジストのアルバート・エドワードは「来年3月には円相場が145円」という見方を発表し注目を集める。
ウォール街では日増しに強気筋が増加傾向をたどる。
CNNMoneyの「恐怖&貪欲」(Fear&Greed)指数が65(100か超過熱)まで急反発した。ちょうど1ヵ月前には超弱気のゼロにまで急落していた。
個人投資家の相場センチメント指数のAAII(全米個人投資家協会)の指数が65と中立の線を越え強気に傾く。この指数も相場の人気に従って大きく変動するが、ヘッジファンドが逆張り手法からは「空売り」を狙う数値になってきた。
東京市場もNY株の堅調に支えられ押し目買い人気が強い。衆院線、GPIF(公的年金)の株式比率の増加、企業業績の好調と相場のファンダメンタルを支える材料は豊富である。
現在の東京市場のミスター・ニッポンであるソフトバンク(9984)は相場の先行指標的存在で、最近は先行きの相場を暗示する機能がでてきた。目先の相場の動向をにぎる。ソフトバンクの株価の目先の天井が相場動向を示すだろう。
最近の人気の柱であったタブレット向けゲームのミクシィ(2121)、コロプラ(3668)の株価が大きく崩れた。好決算の発表が株価の崩壊に引き金を引いた。業績発表に市場はサプライズを期待したが肩透かしを食らった。これで相場が終わったわけではない。
昨日のアルプルストアのランキングでコロプラの「白猫プロジェクト」はミクシィの「モンスト」を抑え第2位になった。