アリババ（BABA)が新高値・・・ソフトバンクは本日決算発表

NY株は先週の大幅高のあとを受けて小休止。ただ一時は新高値を更新した。
円相場が7年ぶりの安値になり114円になった。日米の金融政策の方向性の違い（日本は緩和、米国は資産買い上げの終焉）を相場に反映した。市場では年末に115円、来年は120円とみる向きも出てきた。
ナスダック指数は小幅高になった。半導体関連が牽引した。
注目点はアリババ（BABA）の、この日の新高値更新である。先週から引き受け団のアナリストの評価の発表が解禁（公開後40日間のクーリングオフ）され大手証券ではいっせいにレポートを出した。大半が買い推奨である。
公開後、初の4半期（3ヵ月）の決算発表が火曜日の寄り前に発表される。時価総額は2510億ドル（28兆円）になりAOLと並んだ。好決算が期待されるが、特に注目されているのはアップル（AAPL）米エンターティメント企業との提携、買収である。Eコマースに続いて同社が大きな関心を寄せる分野である。かつてソニー、パナソニックがハリウッドに進出したが、パナソニックは撤退した。
NY株の好調を支えるのは第3四半期の決算発表である。これまでS&P500の73％が発表し75％が事前の予想を上回るという好調ぶり。
東京市場でも本日は引け後、ソフトバンク（9984）が発表する。
アリババ公開の成功を背景に、今後の方向性をどう展開するのか注目される。この株は決算発表が株価の目先の強弱の方向性を決めることが多い。