足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヨーロッパ、新興国市場に人気・・・任天堂がNYで新商品を公開

2014-11-25 07:34:59 | 日記
NY市場は小幅高。
先週の中国の利下げ、ユーロ圏での量的緩和期待への人気が続き、中国株とヨーロッパ株が堅調。人気はアジア、ラテンアメリカなどの新興国市場にも波及をはじめた。
これまでのNY株の独走体制から人気が横に広がり始めた。
世界最大のヘッジファンド(18兆円)を運用するレイ・ダリオ(ブリッジウォーター)は最近のSECへの届け出によるとS&P500FTF(上場投信)の比率を落し、新興国市場へ資金の一部を移していたが、その先見の明が生きてきた。2015年の人気はNY株から、これまで低迷していた地域にも広がる可能性が出てきた。米国株だけの人気では株式投資には不安感が付きまとっていた。この動きが拡大するかどうかが、2015年の相場を読む大きなカギのひとつになる。
米国では金曜日から年末商戦が本格化するが、任天堂が目玉商品アミイ-ボ(Amiibo)で勝負をかける。同社の豊富な人気キャラクターを勢揃いさせWiiUの遊び方に新しいアイディアを出し攻勢をかける。具体的な内容を公開した。
まさに“満を持して”という感じである。マリオ、ドンキーコングなどの人気キャラクターに無線アンテナ、フラシュメモリーを組み込み、「キャラクターに生命」を付与する。先週末、米国で公開し反響を呼んでいる。これまでWiiUの不振が業績の足を引っ張ってきたが、タブレット・ゲームに押されてきた市場の奪回作戦で家庭用ゲーム機器の人気復活に任天堂らしい勝負に出た。
ウォール街の見方は賛否両論だが、任天堂は人気回復の足掛りをつかむ可能性がでてきた。
命運をにぎるキャラクターは、すでに米国の玩具業界では“玩具に生命を”というキャッチフレーズで、関連企業が動き出しており、今年は4億2500万ドル(500億円)の市場が誕生している。