足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株を長期サイクルでみる・・・2024年まで上昇

2014-11-28 06:48:31 | 株式
ウォール街は感謝祭で休場。投資家の関心は週末の金曜日のショッピング・シーズンの幕開けに関心が集まる。
昨日のヨーロッパ株は堅調であった。ヨーロッパ中央銀行の量的緩和策に発動への期待観が支えである。
来年の相場の動向についての証券会社のストラティジストの見通しの発表が続くが、慎重派でも下落とみる向きはほとんどなく一桁の上昇を期待する。
そのなかでダウ運輸株指数と相場の関係に注目する向きは現在の相場は超長期のトレンドから見ると第3の波の上昇トレンド上にあり、数年で終わることはないとみる。
米運輸株の長期の波の第一波は1938年に始まり1953年に終わった。
第2波は1973年に始まり1989年に終わった。15年~16年間の長期のわたる上昇波である。改めてNYダウ平均と運輸株のチャートをみると確かに運輸株が先行して相場は上昇トレンドを描いている。
今回の相場の基点をリーマンショック時の2009年を基点にとるならば、15年として2024年まで上昇波動が続くことになる。
背景は経済学者の間でいわれるクズネッツの波(建設投資循環)で20年前後をサイクルとする。
リーマンショック後の米国ではシェール革命が起こりエネルギー価格の下落で経済構造に大きな変化が出た。それが世界に波及し原油価格が$67まで暴落している。米国の復活本番はこれからで、それが日本、ヨーロッパに好影響を与え、やがては中国、新興国にまで波及するだろう。
このようなシナリオの上をNY株が進みはじめた。