昨日のウォール街は8月の消費者信頼感指数が44.5(予想は52)と7月の59.2に比べて大幅に低下したのに反応して一時は軟化した。数値は2009年4月以来の低水準である。しかし、その後8月9日のFOMCの議事録が公開され、メンバーの中には追加の緩和策を主張する向きもあり、安心感が回復した。
消費者信頼感指数が2009年4月以来というのは、今回の上昇相場の出発点であり、数値の悪化をどのように評価するか、強弱両面の解釈が可能である。
東京市場では相場の底値が堅くなってきた。
これまでの相場の下落の先導役になってきた製造業の株価の底入れが確認にされ上昇トレンドにはいったことが注目点の一つである。
われわれが注目してきたファナック(6954)、旭ダイヤモンド(6140)、イーグル工業(6486)などが、今回の相場の調整局面で大幅な調整をしたが、ようやく底入れ反騰トレンドに入ってきた。
目先の相場の注目点はこれらの銘柄の反動に注目するのと、相場の方向性に関係なく上昇するSNSゲーム関連の2つのグループに注目していきたい。