俺の先輩夫婦の話。
先輩の人柄は、「質実剛健」を絵に描いたような人で、仕事も遊びも、お酒も、どれも男気があり、豪快な人。
ただし・・・酒は呑まれることの方が多いのが玉にキズ(笑)
ちなみに、俺は、この先輩のことを「兄ちゃん」と呼ばせてもらっている。
先日、俺がたんのう摘出手術で入院した際、「兄ちゃん夫婦」がお見舞いに来てくれた時のこと。
「毎年、夏休みに夫婦水入らずで旅行に出かけるが、今年は、大阪・京都。今まで、東北、九州、伊勢志摩など全国津々浦々観光名所を訪れたが、移動は全て『愛車・マークⅡ』で走行距離は、既に25万km超。」なんだ(笑)。
俺は、「兄ちゃんさー、今どき飛行機や新幹線っつー乗り物もあるんだぞ!!」って諭したが、全く意に介さず、照れながら「俺は、いつも呑んだくれてカミさんに迷惑かけてるから、夏休みは旅先でいっぱい買い物して車に詰め込んで、プレゼントするんだ。毎回、車の中は、段ボールや紙袋など荷物で目一杯。純粋に、カミさんが喜ぶ顔が見たいんだ。だから、北海道でも九州でも車で行ける所なら、どこでも車で走って、車に入りきらないほどの買い物をさせてあげるんだ。」
俺は、兄ちゃんに内緒でこっそり奥さんに質問してみた。
奥さんは、「そうなの。毎年、いろんな所へ旅行に行かせてもらえて嬉しいわよ。買い物もいっぱいさせてもらってホント感謝してるのよ。でも、本当の理由は、全国各地のおいしい野菜とか買って、料理して旦那に食べさせてあげたいのよ。体を大事にしてあげたいから。」
俺は、先輩夫婦のお見舞いに来てくれたお礼で見送ったあと、ひっそり感動した。
お互い心と心が気遣い合う。中々できることぢゃない。
今の世の中、心と心が通じ合うことってある???
世間がドライに感じがするのは俺だけか?
組合離れもこんなことが一つの要因ではないだろうか。。。
組合活動を通じて、心と心が通じ合う人との繋がりを作りたい。
いま、そんなことを思いつつ、取組んでます。
また今度「イイ話」を紹介します。
関東・委員長