ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

道具は使いよう?

2014-09-26 08:00:00 | 主張

先日、実家の「床の間」の床が抜けた。

父の電話に急かされ帰って見ると、見事に床下が腐って30センチほど床板が下がっており、ほぼ床が抜けた状態であった。

本職の大工さんに依頼するにしても、床の間だけでは済みそうもなく。本格的な修理は、追って考えることとし(年金暮らしの父母に金を出せと言ったところで、最終的には息子に振られるので、あえて本格的な修理は口にせずに・・・・)

実家の父母と自分の素人3人で、とりあえず修理を行うこととなった。(資金面の話を持ち出されると困るので、労働力は黙って提供・・・)

勢いで買ってきた角材や合板を目の前に、いざ切ろうとしても、本格的なノコは無い

小竹を切る程度の小さなもがあるだけ。角材は何とか切れても、大きな合板を切るには大変である。

ブツブツ言う息子の前に父が持ち出したのは、「チェンソー」・・・そうです、木を切り倒すガソリンエンジン付の機械です。

「切れればいいんだろ!」たじろぐ息子の目の前で、豪快なエンジン音が響き渡り、合板は一辺を切られ、また切られ・・・・・、あっと言う間に、それなりの大きさに・・・・。

 

まさしく道具は使いよう。

 

目的は板を切ること。見た目はともかく切れていますので、目的は達しています。

与えられた道具で目的を達するには、どうするか。

結果のレベルはともかく、やれるだけやってみる。実家の父に体現してもらいました。

 

さて、日曜大工はともかく、私たちが仕事や生活をする際にも、制度という色々な「ツール」を与えられている。

ツールの問題をとやかく言う前に、使えるツールは、どうにか使ってみることが大事なのかも知れません。

ツールに拘りすぎると、大事な機会を失うことになってしまうかも知れません。

まあ、「板を切る」のに、「金づち」しか無かったら、どうしようもありませんが。

 

熊本   高岡