ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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デビュー戦

2014-09-04 08:01:13 | 日記

 初めまして! この度関東地区本部の書記長になりました。今回このような大役を仰せつかることになったわけですが、これまでの組合活動歴というと、支部の執行委員を時々やっていた程度で、支部長・書記長はおろか、地本執行委員経験もゼロでして、こんなワケ分からんヤツが、いきなり関東1都9県を管轄する職場の組合の中核的な役割を担うことになりました。そういえば先日の定期大会で、当地本M委員長からは、「(こいつは)挙動不審なところはあるが、意外と(←?!! )しっかりしているところもあるからヨロシク! 」と紹介されまして、執行部も随分と勇気ある大胆な役員人事をしたものだと思いましたが、引き受けた以上は、ご心配をおかけするようなことのないよう、組合員のみなさまのために微力ながら頑張っていきたいと思います。(自己紹介をもっとやってもよいのですが、全財務の中央の機関紙の2002年4月1日第1458号をご覧いただければ、(随分昔の話で写真も若いですが)私の人なりが書かれていますので、ご興味のある方はご覧になっていただければと思います。もっとも10数年前の記事ですから、バックナンバーとしてまだ残っているかどうかはビミョーですが・・・。)

 さて、そんなんで地本役員になって早速8月27日ですが、管内某支部の定期大会に、地本代表として出向き、挨拶してまいりました。前の週、夏季休暇を取得している間にいくつかの支部の定期大会の日程が固まり、休み明け復帰早々いきなり組合としての仕事をすることになった次第です。

 日程が空いていたので「行ってきまぁ~す。」と軽く引き受けてしまったものの、まさか遊びに行くわけじゃぁないワケで、1年に一度の大事な定期大会、集まった組合員のみなさまに何かメッセージを伝えなきゃいけないとは思うのですが、一体何を話したらいいのやら全く分かりません。厳かな大会でフリートークのショートコントのようなことをやるわけにも行かないでしょうからと、昨年の経験者などに相談したものの、こんなことを話せばいいというヒントはくれたものの、肝心の原稿はどうやら自分で作らないといけなそうな雰囲気・・・。(しかも本番は明後日・・・。)自分が話をするのならどんな話をするか、その原稿は自分で作らないといけないことくらいよくよく考えれば当たり前のことかもしれませんが、このへんがまだまだ他力本願の指示待ち人間なところです。とはいえ、役員になったばかりの私に「組合とは」・「組合活動とは」といった重いテーマをカッコ良く熱く語る能力もない以上、まずは最近の情勢について話をし、組合員との認識の共有化を図ることにしたらいいかと考えてはみたものの、先月出された人事院勧告にせよ、7月の定員合理化計画にせよ、これまでは配られた教宣紙なんかをみて「ふぅ~ん」と思った程度の薄い関心しか持っていなかったので、とてもそれを人に説明するほどの能力・知識なんかありません。仕方がないので、先日の地本定期大会の時の中央本部の情勢オルグの資料なり、過去の集会の説明原稿なりを参考にして、何とか最低限の体裁だけは整った挨拶原稿を数時間の悪戦苦闘のうえ作成し、お邪魔する支部のある北関東某県の地に足を踏み入れました。

 電車の旅は結構好きなので、新幹線や特急に乗っている時は、窓側の席で車窓の景色を楽しみながらぼぉ~っと過ごすことが多いのですが、この日の私は違いました。自分の作ったつたない原稿を何度も読み返しているうちに、「本当にこんなんで大丈夫なんだろうか? 」という不安と緊張が目的地に近づくにつれて増し、心臓はドキドキするわノドは渇いて咳き込むわで、まぁソワソワして落ち着きをなくし、とても車窓を楽しむ余裕なんかありません。着く前から緊張感で固まりまくり、本番の挨拶前に、用意した原稿の紙は汗でグチャグチャになってしまいました。

 今回お邪魔した支部は組合員数が20~30人程度のさほど大きな支部ではありませんでしたが、目立ちたがり屋のくせに人前で話すのが苦手な私にとっては、この人数でも結構緊張してしまうものです。ましてや話す相手には業務の方で過去にお世話になった先輩もズラリとおり、会場入りすると、演壇に比較的近い席に陣取って、「あの挙動不審な男が今日は何をしゃべるつもりなんだ」という好奇な、プレッシャーをかけるような眼差しで見つめられ、ますます緊張の度合いは高まってしまいました。こういう時は、「人間ではなく、野菜畑の野菜に向かって話すと思えば緊張感がほぐれるらしい」というので、組合員のみなさまには大変失礼ながら、用意された席で出席者の顔を見つつ「じゃがいも、玉ねぎ、大根、ニンジン」などとブツブツ念じながら大会に臨みました。(申し訳ありません・・・。)

 本番はたかだか数分の挨拶でしたが、あまりの緊張感が聞いていた出席者にも伝わってしまい、軽く笑いを誘ってしまったこと以外は、頭の中が真っ白になってしまってよく覚えていません。そして大会終了後に招かれた懇親会では、緊張感から解放されたせいか、いつもより若干多くアルコール飲料を飲んでしまい、帰りの特急列車では心地よい眠りについて意識を失ってしまいました。

 こんなカンジの頼りないヤツですので、みなさまにはいろいろと教えてもらい、支えていただけたらと思います。明日から全国の委員長・書記長会議が都内で開催されます。どうぞ1年間よろしくお願いいたします。


【関東・Toku】