ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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労組委員長経験者の財務大臣

2012-10-01 23:17:48 | 日記
本日、内閣改造が実施され、安住淳氏が退任し、新たに城島光力(コウリキ)氏が財務大臣に就任されました。
城島大臣は神奈川10区選出で当選4回。2009年の政権交代後は、政策調査会長代理、幹事長代理、国会対策委員長と党の要職に就かれていました。特に、国会対策委員長時代は「ねじれ国会」の下、社会保障と税の一体改革関連法案の処理に、大変な御苦労をされたのではないかと拝察いたします。

ユニークなのはその経歴で、東大農学部卒業後、研究員として味の素(株)の中央研究所に就職されたのですが、その味の素(案)で労働組合の委員長を務められ、さらには食品産業労働組合協議会の議長も務められた方なのです。「労働組合読本」という著書も上梓されています。おそらく、労働組合の委員長を経験されている財務大臣というのは初めてではないでしょうか。

御案内のとおり、財務省関連の労働組合としては、全財務のほかに、財務職組(本省)、税関労組、国税労組、全印刷、全造幣、酒類総合研究所労組、全たばこ(JT)の8団体があり、これら8団体が全体的な勤務条件等の改善等を求めていく組織として全大蔵労働組合連絡協議会(略称:全大蔵労連)を結成しています。

全大蔵労連では、年に1回ではありますが、財務大臣交渉を実施しており、各構成組織が直面している課題を説明し、改善を求めています。今年も、6月末に安住大臣との交渉が実施されたところです。

しかしながら、現大臣は前述したような経歴の持ち主ですので、今後、大臣との接触が多少増える可能性もないとはいえません。
そんなことを期待させる、今回の内閣改造ではありました。

【ふく福】