ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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「高齢期」を安心して迎えることができる社会、制度の確立を

2012-09-20 23:41:13 | 日記
 東京はこれまで真夏日が続いていましたが、台風16号の影響で振り込んだ大雨の後、徐々にですが日中の気温も
下がり、朝晩はぐっと気温が低くなってきました。あと、関東地方は災害が出ない程度に水源地に雨が降ってほし
いものです。日中、急な雨は降りますが、これでは水不足の解消につながらないですからね…。

 ところで昨日のブログで【さかっち】さんが、シルバーウィークをテーマにしていましたが、9月16日の「敬
老の日」に合わせて総務省が取りまとめた9月15日時点の人口推計で、日本の65歳以上人口が3,000万人
を超え(3,074万人)、過去最多となったことが明らかにされました。所謂「団塊の世代(1947~49年生)」
の方が、この年代に到達したことが大きな要因となっているとのこと。一方で64歳以下の人口は減少しており、
より一層高齢化が進んでいます。
 また、高齢層の単身世帯や「老老介護」を余儀なくされている家庭も年々増加を続けているそうです。更には認
知症の高齢者を介護する高齢者自身が認知症となり、適切な介護ができない「認認介護」も増加しているとも言わ
れています。私自身は実家に残している両親は健在(高齢特有の障害を伴っていますが…)ですが兄弟おらず、
70歳代の両親だけで生活を送っていますので、「介護」といった話題に非常に敏感になっています。官民を問わ
ず「介護休暇」の取得率は非常に低い状況にあります。それほどニーズがないのか、制度上利用しずらいものなの
か、点検のうえ、より良い制度を確立していかなければならないと感じています。


 先に閉会した国会では、野田内閣が政治生命を賭して「社会保障と税の一体改革法案」を成立させたわけですが、
具体的な内容について決まっているわけではありません。これから有識者の意見などを踏まえ、民自公の三党で協
議し決めていくことになるわけですが、解散総選挙が現実味を帯びる中、政治において冷静な議論ができるのか
大きな不安を感じます。
 政局に埋没せず、生きていれば誰もが迎えることとなる「高齢期」を安心して迎えることができる社会、制度を
確立するための道筋を政治の責任において示していただきたいと思います。

(東海の釣好き)