知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

フリーは国を豊かにするのか。

2010年03月16日 | 自分の未来を組み立てる。
人から情報やサービス、物などを受けたら、
 お金などを払わなければならないということが原則
です。

例外的に、お金の代わりとなる代償を提供することで
 フリーになる
場合があるということ。

ブックオフで3冊立ち読みしたら、別の本を買ってあげる。
好きなバンドのために、違法コピーはしないでCDを買ってあげる。
これは、
 今後も、がんばっていい曲を作ってね。応援してます。
という思いを行動で表すということになります。

大好きです。といいながら、違法コピーで音楽を聴いているようであれば、
 そのバンドには、なんらのメリットはない
わけです。

何らかの方法でお金を払うことでWINWINの関係が成立し
 そのサービスが長続きする
ことになります。

ブックオフの立ち読みやバンドなど自分にとって必要なサービスを長続きさせたいのであれば、
 収益モデルに協力する
必要があるということです。
  

コピー代がフリーとなる大学のコピーは、
 裏に広告がのっている。

これは、
 お金に変わる広告を読んで、必要であれば買う
という形で、対価を払うからこそ成立する。

このように、フリーを収益に換える工夫が必要で、
 自分の未来を組み立てる際にも使える
スキルだと思います。
つまり、
 フリーをどうお金に結びつけるか
が重要であるということです。

どうしても採用してもらいたかったら、
 1週間フリーで働く
そのあとで、使えるなら雇用してください。
無料サンプルを提供します。
気に入ったら、次回から買ってください。



フリーの弊害。

現在は、フリーが横行することにより、当たり前というような価値観の変化が起こり、
 ただで、いろいろやってもらおうとする
思考が蔓延しつつあります。

タクシー代わりに救急車を使ったり、
大したことがないのに、パトカーを呼ぶ。
学校の先生に、私生活のことを手伝ってもらったり、
自分で解決すべき事柄を市役所の職員に訴えたり。
医療費の未収金は136億円。
医療保険に入っておらず、払えない人のほか、お金があったも払わない人もいる。
給食費を払わない親もそう。

そういうフリー市民が増えてきています。

こういう人たちは、
 人が自分のために何かをやってくれて当たり前
と思っています。

はっきりといってやるべきです。
 通常、金を払わずに、人は動いてくれない。
 そんな義務はない。

働く能力も働く職場もあるのに
仕事を探す努力をすることなく、生活保護の受給を受ける人も同じです。
フリーで生活しようとしている。

これにより、フリーで生きる集団と、
対価をきちんと払ってお金を回しあう集団とが分かれていきます。

一部の集団は、支払いをきちんと行います。
 タダより怖いものはない
 変な借りを作りたくない
という意思が働くからです。
お金があるので、
 何かしてもらったら、相当な対価を払い、
 何かをしてやったら、相当な対価を請求する。
それによって、お金が回る。

別の集団は、フリーですませようとする。
そうすると、お金が回ることはなく、結局、集団全員がお金を入手することができない。

何かを成し遂げるためには、資金は必要です。
フリーで本当に大事なことを教えてもらえるわけがない。

資格スクールに通うにも莫大な資金が必要となるはずです。
フリーで教えてくれるわけがない。

それが、資本主義の世界です。
ビジネスにおいて、
フリーで配る情報は、有料サービスへのきっかけにすぎない(広告収入)。

フリーはあくまでも、別の意図があり、
その意図がうまくいかないと、サービスがなくなるはずです。
必要なフリーであれば、応援するために、
 別の収益システムに乗っかって上げる
ことがWINWINを構成することになります。

本当に必要なものは、お金を払うべきであって、
そのお金は、数年後に何倍にもなって帰ってきます。

だから本は、立ち読みして習得した気になるよりも
買って手元に置いておいた方がよいと思います。
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