社会としてのアイデンティティと相互理解がないと、
社会は分裂の道をたどる
ことになります。
今のウクライナ情勢はまさにこんな感じです。
親欧州のキエフを中心とする西側。
親ロシアのクリミア半島。
民族、言語、宗教、経済圏が異なる場合、
人を結びつけるものは実利。
一緒にいたほうが得だから。
夫婦や家族も、離婚するより一緒にいたほうが得だからという理由で、
一緒の家族もいるはず。
それと同じ。
アイデンティティが愛と同じく
精神的な結びつき
だとすると、
アイデンティティがない場合、実利
で結び付いているということ。
また、結びつけるもののもう一つは…
そう、恐怖。
ウイグル自治区やチベット自治区などがこの例。
飴と鞭で異なる民族を
同じ社会に取り組んでいる
わけです。
ウクライナの場合は、
ヤヌコビッチ大統領が欧州との関係を強化する連合協定
に消極的であったことから、親欧派による暴動が起き、
政権が倒れた。
これを正義とし、
アメリカ、欧州は新政権を支援。
これに対し、ロシア系が多いクリミア半島では危機感を抱く。
そのため、
クリミアが住民の意思でロシア側につくことを決めた
という「正当性」を作るために、
住民投票を行った
わけです。
この流れは、すべて、社会としての正当性を築くためのもの。
かつて、冷戦の時は、こういった衝突が多くありました。
東西で国家が分かれた
のは、それぞれにソ連、アメリカの支援が入って、
その国の国民が分かれた
ためです。
冷戦の終結により、
世界がグローバル化すると、
民族よりも実利を重視した国家の分化
が起きるようになります。
分化するための正当性は、
国民投票。
そして、それにより、実利を得る国が応援する。
世界的には、
ロシアに正義はない
ようなスタンスですが、
これはアメリカの理論であって、クリミアの住民の主張とは異なる
わけです。
ここから、
正義は相対的なもの
だということが分かります。
アメリカの正義は、
アメリカを中心に構成される。
ロシアの正義は、
ロシアを中心に構成される。
これで、困ったことになったのは、日本です。
ロシアとの関係をこれから深めて行き、
樺太の開発とエネルギー輸入を推し進めようとしていただけに、
アメリカの顔色を伺うとロシアと親しくできない
ようになってきました。
小さなウクライナという国家から
世界を巻き込んだ紛争に発展しつつある
のが現状です。
社会は分裂の道をたどる
ことになります。
今のウクライナ情勢はまさにこんな感じです。
親欧州のキエフを中心とする西側。
親ロシアのクリミア半島。
民族、言語、宗教、経済圏が異なる場合、
人を結びつけるものは実利。
一緒にいたほうが得だから。
夫婦や家族も、離婚するより一緒にいたほうが得だからという理由で、
一緒の家族もいるはず。
それと同じ。
アイデンティティが愛と同じく
精神的な結びつき
だとすると、
アイデンティティがない場合、実利
で結び付いているということ。
また、結びつけるもののもう一つは…
そう、恐怖。
ウイグル自治区やチベット自治区などがこの例。
飴と鞭で異なる民族を
同じ社会に取り組んでいる
わけです。
ウクライナの場合は、
ヤヌコビッチ大統領が欧州との関係を強化する連合協定
に消極的であったことから、親欧派による暴動が起き、
政権が倒れた。
これを正義とし、
アメリカ、欧州は新政権を支援。
これに対し、ロシア系が多いクリミア半島では危機感を抱く。
そのため、
クリミアが住民の意思でロシア側につくことを決めた
という「正当性」を作るために、
住民投票を行った
わけです。
この流れは、すべて、社会としての正当性を築くためのもの。
かつて、冷戦の時は、こういった衝突が多くありました。
東西で国家が分かれた
のは、それぞれにソ連、アメリカの支援が入って、
その国の国民が分かれた
ためです。
冷戦の終結により、
世界がグローバル化すると、
民族よりも実利を重視した国家の分化
が起きるようになります。
分化するための正当性は、
国民投票。
そして、それにより、実利を得る国が応援する。
世界的には、
ロシアに正義はない
ようなスタンスですが、
これはアメリカの理論であって、クリミアの住民の主張とは異なる
わけです。
ここから、
正義は相対的なもの
だということが分かります。
アメリカの正義は、
アメリカを中心に構成される。
ロシアの正義は、
ロシアを中心に構成される。
これで、困ったことになったのは、日本です。
ロシアとの関係をこれから深めて行き、
樺太の開発とエネルギー輸入を推し進めようとしていただけに、
アメリカの顔色を伺うとロシアと親しくできない
ようになってきました。
小さなウクライナという国家から
世界を巻き込んだ紛争に発展しつつある
のが現状です。