知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

思考→選択→決断→実行

2010年03月12日 | 自分の未来を組み立てる。
幸せになれる人と不幸せになる人の違いは、
 結局は、選択の差
だと思います。

今の自分は、過去の選択の結果です。

 どっちがいいかな。
 こっちだ。
それによって、人生が不幸になることもあります。

大学、結婚相手、職場。
付き合う相手によって、
 人生が悪い方向に行ったり
 良い方向に行ったり
します。

よい方向に導いてくれる人に出会い、
 その人の考え方を吸収
できれば、
 その後の選択が変わる
ので、
 幸せの方向へ行くことができる
ということです。

日本は、残念ながら、破たんの方向に向かっています。
理由は、
 財政の仕組みを変えられない
からです。
仕分けで頑張ってもらいたいところですが、
 まだ数年はかかる
と思います。

その間に、福祉の支出が破裂寸前まで拡大し、
 福祉目的のための消費税増税(収入の増加)
 高齢者医療費の改革(支出の削減)
を余儀なくなれるはずです。


それでも、幸せに生きるためには、
 国家に頼らず、自分の力で最良の選択ができるようになっておく
必要があります。

最良の選択をするためには、
 思考力
を身につける必要があります。

思考力はどうしたら身につくのかといえば、
 データを入手する
ことです。

複雑系のところで書きましたが、
 単純なものであれば、シュミレーションを作ることができる
ため、予測が可能です。

明日の天気程度なら、前線の動きから高い確率で予測できるわけです。

これを個人に応用します。
例えば、心理学を勉強した場合、
 心理テストの事例を自分の戦略に使う
ことができます。

これは、心理テストの結果を前提にシュミレーションを作り、
 個別の事案を入力して、結果を予測する
というものです。

他にも、データをコツコツ入力して、シュミレーションを作るという方法もあります。
 この先生なら、こういうテスト問題を作るはず
と山あてをしている学生はこういうスキルが高いということです。

これは、社会に出ても役立ちます。
こういうタイプの社長は、こういう資料をもっていくと、買ってくれる。
こういうタイプの親は、子供にお金をつぎ込むはずだから、この教材は売れるぞ。
こういうタイプの男は、自意識が過剰だから、こういうことを言えば好きになってくれるはず。
こういう状況に陥った場合には、変に慌てず、こういう選択をすれば、うまく解決できるはず。


自分のよりどころとなる法則(指標・データベース)をもっておくと、
負けそうになった時に頼りになります。
そのためには、
 本を読むとよい
と思います。

本は、データを収集する手段です。
論語、老子、孫子、聖書・・・
こういった時代から、人間はあまり変わっていません。

 これを応用すると、僕の今の悩みが解決しそうだ。
というような事例にめぐり合うかもしれません。

僕は本を買いまくりますが、本からはその数十倍の利益が得られます。

レバレッジと言われたりしますが、
 本を読んで、知力を身につけると、少ない労力で大きな利益を得る方法
を思いついたりするということだと思います。

それが、本を読むことの意義だと思います。
ただ、最近は本を読む人が減ってきているようです。

これは、チャンスです。

みんなが温室で育ち、丸腰で歩いていれば、
知的に成長し、知的武装をした人からすれば、
簡単に勝ち進むことができるからです。

ただし、知力を悪用しないという倫理観も同時に見につける必要があります。
知力は、科学と同じように、治療薬にも毒薬にもなります。

詐欺などは、知力の悪用です。
手の込んだスキームを作り上げる詐欺師は
 その知力を人の役に立ち、かつ自分も利益を上げられる方法
を導きだすために使うべきです。

知的成長戦略を練っていくと、
 うまく人をだますこともできるようになる
と思います。
その時に、それは絶対にだめだという倫理観も同時に見につけておく必要があるということです。

能力をもつ人間には、責任が伴います。
たくさん稼ぐ人間は、稼げない人間をしっかり支えるという責任があるのと同じです。
累進課税はその表れであるため、重い税率を誇りに思えばよいと思います。
人は、国に仕事をもらったり、図書館や学校を作ってもらったり、
サービスを提供してもらったりしていると思っています。
そして、国に頼ってしまいがちです。
しかし、国ではなく、
 税金をたくさん払ってくれている稼げる人
に頼っているということです。

補助金をもらって当然と考えている公益法人がいますが、
 全くナンセンスで、補助金は本来ゼロベース
です。
稼げる人が税金を払って、そのお金を
 みんなの役に立つように利用してください
と国に使途を委託しているだけです。

国家が崩壊は、
 その発想が消え、国からお金を引き出さなくては損だ
とみんなが国を頼るようになったときに起こります。

税金を納めている人は、国家を支えているということなので、
 それを誇りに思ったほうがよい
ですし、
 使途にもっと口を出した方がよい
ということです。

話がそれましたが、知力は悪用の危険があります。

そのため、弁護士などは、特にそういった倫理観が大事な職業ですので、
 弁護士倫理
という研修を弁護士会が行っているそうです。

弁護士が本気になって、法的知識を悪用して、
犯罪スキームを組んだなら恐ろしいことになります。

そこで、知力を悪用しないようにするという目的で、
 弁護士倫理
が重視されているわけです。

人を助ける職業が、倫理観を失えば、
普通の人よりも強烈に人を傷つけることになります。

このように、知的成長戦略を立てる際には、
 人格の成長戦略も立てる
必要があります。
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