知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

教育という国家戦略

2016年11月27日 | 国家論
今後は、トランプ大統領の誕生により、日本も変化が求められます。
今までは、保護者であるアメリカと一緒にいればよかった。

アメリカは、そろそろ成人して、自分の国は自分でなんとかしなさいと言い出す。

日本がロシアと平和条約を締結しようとしているのも、安全保障上の問題。

日本の仮想敵国は、中国と北朝鮮。
その際に、ロシアとの関係が良好なものとなり、ロシアにとって日本が有益な存在となれば、
 ロシアが歯止めになる
わけです。

安全保障は、
 ①核を持つ、軍備を増強する
 ②強国と安全保障の同盟関係を築く
 ③経済的な取引関係を強化する
 ④各国の有力者との関係を強化する
という方法があります。

アメリカは、すべてに力を入れています。
③は、貿易を行っていた方が経済制裁のダメージが大きい。
WWⅡは、日本が石油の経済制裁で追い詰められることになりました。
④は、アメリカの場合は、優秀な若者を受け入れ、大学で自国の価値観を理解させる。

アジアの優秀な若者はハーバードに留学し、
 自分の国の一流企業に入ったり、
 政治家や高級官僚として活躍する。
これにより、広い意味でアメリカの安全保障につながる。

日本の場合は、民間交流により、親日派を作っていくことができます。
日本を訪れる海外旅行者の増加や、オリンピックのコンテンツ発信などが、
 日本の理解者を増やすきっかけ
となります。

安全保障に関連するわけですが、
日本の最大の課題は、
 少子高齢化と財政問題
です。

これを解決するには、
 優秀で日本文化を理解する外国人(移民)を受け入れるか、
 女性・高齢者を含め、ITやノウハウを駆使して、労働生産性を高めていくか
しか方法はないと思います。

労働生産性の工場のためには、
 政治家の質の向上、
 教育者(学校の先生)の質の向上
が不可欠です。

小学校でブログラムを作る授業を検討していますが、
 個人的には、厳しい世の中を生き残る方法
を教えた方がよいと思います。

道徳、偉人伝  → ビジネスマナー、努力することの重要性
体育、マラソン → 我慢する、体を鍛える
図画工作    → 計画性、ビジネスデザイン
音楽、合唱   → 協調性
社会見学    → 社会の仕組みを知る

部活で鍛えられた人は、その後の人生で胆力が生きてくる。

理不尽なことで先生にしかられて悔しい思いをした人は、
 理不尽な職場の上司に対しても耐性がついているので簡単には辞めない。

学校で必要なことは、
 生き残るためには、いやなことでも我慢して頑張らないといけない
ということを教えること。
また、
 君は飲み込みが早いから、将来、優秀なビジネスマンになれるよ
 あとは、続けるためにどうしたらいいかを考えればいい
 優秀なビジネスマンは、PDCAといってね…
と才能を見つけ、
 伸ばしたり希望を与えたりすること
だと思います。

そのためには、
 学校以外の実務経験が豊富な教師をどんどん教育現場に取り入れていく
必要があります。

特定の政党が幅をきかせていて、世間をあまり知らない教師のみに、
 これからの時代を築く人財教育を任せておく
のは、リスクが高すぎます。

就活で学生が苦しんでいる理由も、
 企業がほしいと思う人と大学が育てた人にギャップ
があるためです。

企業は、
 採用後、再び多額の経費をつかって、研修をしなければならない。

 大学は、学問を教えるところ?
ただ、それだけではなく、
 学問を使って「社会で活躍できる人財を育てる」ところのはず。

社会を知らない人が中心となって、小、中、高、大と教育していくため、
 テストの点数や、単位さえとれればよい
ということになって、
 単位が取れた後は忘れてしまい、技術として身についていない
という弊害があるわけです。

仮に、
 大学では、統計学を学んでいました。
 これが、御社の製品Aとライバル会社の製品Bのマーケットリサーチをした結果です。
 リサーチの結果、Aのパッケージを△に変えて、20代前半のOL層をターゲットにし直して、
 マーケティング戦略してみると、売上げは○%アップするとの結果が出ました。
 御社では、ビッグデータを活用した営業を行ってみたいと思います。
こんな学生がいたら、人事部は必ずチェックするはず。
会社の利益になるからです。

今の学生は、
 契約書の案を作ってみて、君、法学部だったよね。
 法学部でしたけど、もう忘れてしまって…。
 大学行っていた成果は?
 はぁ、エントリーシートの受付のためですかね。

大学に行っていなくても、サバイバル能力が高い人は、
 インターネットで検索してひな形をダウンロードし、
 事案に合わせて変えて、
 分からないところは、また検索して
 それなりのものを作ります。

これからの時代は、
 小学校からこういうサバイバル能力を教え込んだ方が
 中途半端な英語やプログラミングよりも将来役に立つ
と思います。

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保護主義という揺り戻し

2016年11月27日 | 国家論
世界中で、グローバリズムに対する反動が起きています。

グローバリズムは、
 ざっくりいうと、国家の垣根を低くして取引を促進していきましょう
という流れ。

経済学では、
 適地生産・適地販売
の考え方。

原材料の輸送コストが低く、
人件費が安い国で作って、
消費国に輸出した方が、
経済合理性に適うということ。

グローバリズムが進む条件としては、
 政治的安定性(政情不安の国家や思想が異なる国家とはつきあいにくい)
 関税が低い(せっかく安く生産できても、高い関税をかけられたら利益が出ない)
 人、物、金が動かしやすい。

ITの発展により、人物金が動かしやすくなり、
冷戦の終結により、政治的不安もなくなり、
自由貿易協定(FTA)などの国家間の条約により関税が安くなったため、
グローバル化に拍車がかかりました。

その最たるものが、EU。

ところが、グローバル化は、
 先進国から仕事が流れる
ということでもあるので、
 仕事に就けなかったり、
 仕事があってもきついものであったり、給与が著しく安かったり
と不満が残る事態を生む。

そうなると、
 先進国内で格差が目立つ
ようになり、
 国家の税収も、
 大企業がグローバル企業となり、
 租税回避措置として、本社機能を税金の安い国においたり、
 利益を分散させることができるようになるため、
 落ち込んでいくようになる。

その結果、
 国家財政が厳しくなる。

格差是正のための租税政策(累進課税の強化)も、
 富裕層が税金の安い海外に移住されると困るので出しにくい。

そのため、
 格差が固定し、不満がさらに募るようになる。

そのような不満が高まった国家においては、
 ナショナリズム(自国民の利益)
を訴える政治家が支持されるようになる。

これは、歴史的に見ても明らかです。

イギリスのEU離脱、
トランプの当選、
フランス、ドイツの右翼政党の勢力拡大。


全世界で保護主義の動きに向かっているのは、
 ふりこ
のように、
 グローバル化に大きく振れて、自分の生活がやばいかもなと気がついた国民の揺り戻し
が起きているわけです。
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今できることをやる。

2016年11月19日 | スキルアップ
とある本のアマゾンの評価で、
 星4つ
 色々大変なことがあり、挫折しそうなときに読んだ。
 ただ、私には遅すぎた。
 もっと、早く読めたらよかったと思う。
 若い人に勧めたい。
というような内容が書かれていた。


確かに、本は若いうちから読んだ方がよいと思います。
理由は、
 本には人生の攻略法が書かれている
ので、
 知っておいた方が得である
ということ。

ゲーム世代であれば、攻略本があるかどうかで、
 効率よくクリアできる
ということはイメージしやすいはず。

よい本は、
 人生の攻略に使える。

だから、若い時代に読んだ方が得。

知的成長戦略論を始めに書いたのは、まだ若い部類に入っている自分に対するエールと、
 自分より若い世代へのエール
のため。


ただ、最近、
 人生で遅すぎることなどないのではないか
という思いも強くなってきています。

また、自分の年代に応じて、
 問題が変わってくるので、そのための攻略本が必要となる。
だから、
 本はいつでも必要である
と思います。


この書評は、
 自分はこの本のスキルを生かすのには遅すぎる
ということですが、
 きっと、何か打開する方法があるはず。

その打開策を見つけるために、
 本の力を借りるとよい
と思います。


アマゾンプライムで、無料でドラマを見ることが出来る人は、
 「ドリームハイ」
というドラマが無料の対象となったのでおすすめです。

韓国ドラマで、歌手など芸能界デビューを目指す学生の高校の話ですが、
 苦難を乗り越えて成長していく
というドラマです。
日本のドラマだと、歌やダンスがいまいちということが多いのですが、
 このドラマは現在、歌手として活躍しているスタッフが多く、質が高い
という点が特徴的です。


教師の台詞で、
 あの若さがうらやましい。頑張っている姿がまぶしい。
というような台詞があるのですが、
実は、
 年に関係なく、頑張ることはできるし、
 頑張っている姿は、年を取っていてもまぶしい
と思います。

例えば、40代で部下を持ち、
 マネジメントを学ぶために本を買ったり、
 放送大学を視聴して、見えない努力をする
人はかっこいい。

MBAに通って勉強するのもかっこいいですが、
 お金がない中で工夫しながら勉強する姿も十分にかっこいいし、まぶしい。

それで、成果が出れば、
 十分にドリームになる。


今できることを懸命にやってみる。

自分で解決できなければ、
 本の知恵を借りて、攻略方法を探す。


 もっと、若い頃に読んでいれば・・・
と後悔するような人は、
 若いころに読んでいたとしても、響かなかったし、努力をしない可能性が高い。

なぜなら、
 諦める癖
は、
 自分の意思で克服しない限り、直らないからです。

 まだ、おそくないはず。
 まだ、人生を諦められない。
 何か方法があるはず。
とあがく方が、
 原状を打開することができる可能性は高くなる
と思います。

懸命に頑張っている姿は、
 年に関係なくまぶしいものです。

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