2018年2月26日 朝日デジタルより
https://www.asahi.com/articles/ASL2V5W7WL2VUTIL04Q.html
1日の読書時間が「ゼロ」の大学生が2017年、初めて5割を超えたことが26日、全国大学生協連合会の調査で分かった。
一方、「読書をする」という大学生の平均読書時間は1日あたり51・1分で前年より2・5分延びており、「二極化」が進んでいるようだ。
***
二極化の動きは、読書の量から、所得の差となっていきます。
「プレジデント」では、年収400万円と2000万円のビジネスマンを比較する企画がよくありますが、
読書量の差が年収に影響を与えるというアンケートデータが載っています。
個人的には、特に若い世代ほど、読書はした方がよいと思います。
本には、人生を変える力があるからです。
この世の中は、不平等にできています。
お金持ちの家に生まれた人は、貧しい家に生まれ、塾に通うお金がない人に比べて、
学歴を手にする点で有利です。
生まれながら、顔がよければ、そうでない人と比べて、何かと有利です。
セールスなどの接客業に限らず、「顔がよい=印象がよい」という外見の良さが、
サービスの質
に影響するからです。
交際相手の選択にも有利に働きます。
だからといって、
もう少しお金があればなぁ
もう少し顔がよければなぁ
と嘆いていても、人生が好転することはありません。
ビジネスの世界では、
限られた資源で最大の効果を目指す
という
戦略論
が重視されています。
それと同じように、
自分の資源を活用して、うまくいきていくための戦略を練る
必要があります。
その戦略を練る際に、役に立つのが、
うまくやっている人の知恵を借りる
ということです。
「自分を磨くため、読書に時間を費やしなさい。
そうすれば、著者が苦労して身に付けたことを、
たやすく手に入れることができるでしょう。」
ソクラテス
本は図書館に行けば、だれでも平等に手に入れられます。
時間は、だれでも平等に24時間あります。
本を読む機会も、そのための時間も、平等であるとすると、
本から知恵を得る機会も平等にある
ということになります。
つまり、世の中は不平等ですが、
その不平等を改善する機会は、平等に与えられている
ということです。
本を読まないと、経済的な面で
二極化する
というのは、そういうことです。
ちなみに、残念ながら、
本を読んで、知識を習得する能力は、平等ではない
ので、
本を読むのが苦手な人
は、
不平等の改善という点では不利
かもしれません。
ただ、
本を読むのは、慣れ
なので、
苦手な人でもコツコツ数頁ずつ読んでいけば、
いずれは、慣れていく
と思います。
特に、大学生の内は、ビジネススキルのビジネス書を読むとよいと思います。
ロジカルシンキング
話し方・コミュニケーション
ファイナンス(お金が回る仕組み)
パレートの法則(80対20の法則)
計画の立て方
の本を数冊読んでおくと、就職活動でも有利だと思います。
論理的に考えられる人と、そうでない人は、
推理力に差が出る
ので、
人生の無駄を省く
ことができます。
結果につながらないことに、時間や労力を使っても、
ビジネスでは評価されないですし、
お金も払ってもらえません。
反対に、結果につながれば、たいした時間をかけていなくても、
ビジネスでは評価され、
高額な報酬ももらえます。
ビジネスの理想は、
できるだけ時間や労力といったコストをかけずに、商品やサービスを提供し、
できるだけ高い代金や報酬を払ってもらう
ということです。
そうであれば、自分の手元に残る利益が増えるからです。
ビジネスでも、
無駄な動きをしている同僚を見ながら、
自分の行動を改善して、同じ作業は、仕組み化したりしてさくっと終わらせる。
空いた時間で、自分のビジネス(副業)の計画を練る
など、
本を読んで、「知恵」を身につける
と、
人生の選択肢が増えていく
わけです。
特に、最近はITやスマホのおかげで、ビジネスのハードルが下がり、
仕組み化もしやすくなっている
ので、
だれでもチャンスがある
と思います。
中学生くらいまでは、
自分の生まれ持った資源が不平等だと嘆いていてもいい
と思いますが、
それ以降は、「本」やお手本となる「人」の力を借りて、知的に成長していける
ので、
嘆いている時間はもったいない
と思います。
一番問題となるのは、普通の環境だと、
本を読むと、お金になるよ
と教えてくれる人がいないということです。
周りは同じような人が集まる
ので、
本を読んで、まねをすると、お金になる
と実感している人は、
ガンガン本を読むようになり、周りもそういう人が集まってくる
わけですが、
上司の悪口を言って、居酒屋でつるむ仲間しかいない
と、
本を読んでスキルを身につけ、お金に転換する
ことを教えてもらえる機会がありません。
二極化する原因は、
そこにあります。
貧困の連鎖も、
貧困からの脱出方法(お金を稼ぐスキル)
が伝わらないため生じます。
ただ、世の中には、知的に成長するチャンスさえ、与えられていない人も存在します。
脳に障害をもって生まれてくる子供たちなどです。
そういう人たちのために、
知的に成長するチャンスを与えられた恵まれた人は、手を差し伸べる責任がある。
これが、福祉主義というものです。
https://www.asahi.com/articles/ASL2V5W7WL2VUTIL04Q.html
1日の読書時間が「ゼロ」の大学生が2017年、初めて5割を超えたことが26日、全国大学生協連合会の調査で分かった。
一方、「読書をする」という大学生の平均読書時間は1日あたり51・1分で前年より2・5分延びており、「二極化」が進んでいるようだ。
***
二極化の動きは、読書の量から、所得の差となっていきます。
「プレジデント」では、年収400万円と2000万円のビジネスマンを比較する企画がよくありますが、
読書量の差が年収に影響を与えるというアンケートデータが載っています。
個人的には、特に若い世代ほど、読書はした方がよいと思います。
本には、人生を変える力があるからです。
この世の中は、不平等にできています。
お金持ちの家に生まれた人は、貧しい家に生まれ、塾に通うお金がない人に比べて、
学歴を手にする点で有利です。
生まれながら、顔がよければ、そうでない人と比べて、何かと有利です。
セールスなどの接客業に限らず、「顔がよい=印象がよい」という外見の良さが、
サービスの質
に影響するからです。
交際相手の選択にも有利に働きます。
だからといって、
もう少しお金があればなぁ
もう少し顔がよければなぁ
と嘆いていても、人生が好転することはありません。
ビジネスの世界では、
限られた資源で最大の効果を目指す
という
戦略論
が重視されています。
それと同じように、
自分の資源を活用して、うまくいきていくための戦略を練る
必要があります。
その戦略を練る際に、役に立つのが、
うまくやっている人の知恵を借りる
ということです。
「自分を磨くため、読書に時間を費やしなさい。
そうすれば、著者が苦労して身に付けたことを、
たやすく手に入れることができるでしょう。」
ソクラテス
本は図書館に行けば、だれでも平等に手に入れられます。
時間は、だれでも平等に24時間あります。
本を読む機会も、そのための時間も、平等であるとすると、
本から知恵を得る機会も平等にある
ということになります。
つまり、世の中は不平等ですが、
その不平等を改善する機会は、平等に与えられている
ということです。
本を読まないと、経済的な面で
二極化する
というのは、そういうことです。
ちなみに、残念ながら、
本を読んで、知識を習得する能力は、平等ではない
ので、
本を読むのが苦手な人
は、
不平等の改善という点では不利
かもしれません。
ただ、
本を読むのは、慣れ
なので、
苦手な人でもコツコツ数頁ずつ読んでいけば、
いずれは、慣れていく
と思います。
特に、大学生の内は、ビジネススキルのビジネス書を読むとよいと思います。
ロジカルシンキング
話し方・コミュニケーション
ファイナンス(お金が回る仕組み)
パレートの法則(80対20の法則)
計画の立て方
の本を数冊読んでおくと、就職活動でも有利だと思います。
論理的に考えられる人と、そうでない人は、
推理力に差が出る
ので、
人生の無駄を省く
ことができます。
結果につながらないことに、時間や労力を使っても、
ビジネスでは評価されないですし、
お金も払ってもらえません。
反対に、結果につながれば、たいした時間をかけていなくても、
ビジネスでは評価され、
高額な報酬ももらえます。
ビジネスの理想は、
できるだけ時間や労力といったコストをかけずに、商品やサービスを提供し、
できるだけ高い代金や報酬を払ってもらう
ということです。
そうであれば、自分の手元に残る利益が増えるからです。
ビジネスでも、
無駄な動きをしている同僚を見ながら、
自分の行動を改善して、同じ作業は、仕組み化したりしてさくっと終わらせる。
空いた時間で、自分のビジネス(副業)の計画を練る
など、
本を読んで、「知恵」を身につける
と、
人生の選択肢が増えていく
わけです。
特に、最近はITやスマホのおかげで、ビジネスのハードルが下がり、
仕組み化もしやすくなっている
ので、
だれでもチャンスがある
と思います。
中学生くらいまでは、
自分の生まれ持った資源が不平等だと嘆いていてもいい
と思いますが、
それ以降は、「本」やお手本となる「人」の力を借りて、知的に成長していける
ので、
嘆いている時間はもったいない
と思います。
一番問題となるのは、普通の環境だと、
本を読むと、お金になるよ
と教えてくれる人がいないということです。
周りは同じような人が集まる
ので、
本を読んで、まねをすると、お金になる
と実感している人は、
ガンガン本を読むようになり、周りもそういう人が集まってくる
わけですが、
上司の悪口を言って、居酒屋でつるむ仲間しかいない
と、
本を読んでスキルを身につけ、お金に転換する
ことを教えてもらえる機会がありません。
二極化する原因は、
そこにあります。
貧困の連鎖も、
貧困からの脱出方法(お金を稼ぐスキル)
が伝わらないため生じます。
ただ、世の中には、知的に成長するチャンスさえ、与えられていない人も存在します。
脳に障害をもって生まれてくる子供たちなどです。
そういう人たちのために、
知的に成長するチャンスを与えられた恵まれた人は、手を差し伸べる責任がある。
これが、福祉主義というものです。