知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

値上げに対応するには?

2013年07月30日 | スキルアップ
円安の影響や消費税増税など、
 値上げ攻撃が家計を襲う
ことになります。

こういった値上げに対抗するには、
 量を減らす
という方法があります。

特に、食料品。

日本人は肥満傾向にあるので、
 これを機に、食べる量を減らす
わけです。

これで、
 家計と体
を救うことになります。

でも、ヒモジイ思いをしないといけないのか…

健康の観点から断食の有効性が指摘されています。
おなかがすいたと感じる方が、
 細胞が活性化し、若返る
ということです。

食費を抑え、若返り、肥満から脱出できるのであれば、
 一石三鳥。

 日本人の多くは食べすぎで、しかも食べ残して大量の食材を捨てている。

こういった廃棄される食べ物の輸入が減れば、
 多少の値上げに対応できる
ということです。

これは、電気の省エネと同じ発想です。
無駄を省き、効率を重視したり、バランスを考える。

食べ物もエネルギーと同じように、
 効率性を重視すべき
なのに、ついつい買いすぎて、食べ過ぎたり、捨ててしまう。

量を減らすというのが、一つの方法。


その他には、
 支出の再チェック。

家計の中で何にどれくらい使っているのかをチェックする。

お金がないと言っている人に限って、
 携帯代がやたら高かったり、
 使ってもいない車の維持費がかなりかかっていたり
するわけです。

すべての支出を見直す。

見直す際には、
 大きな金額に着目する。

よく、節約節約といって、
 細かい金額ばかりに目が行く人
がいます。

スーパーでこっちは10円安いとか。

それよりも、
 携帯の利用をお金がかからないものに切り替える
方が、
 効果的なわけです。


子供を公立に入れるように、戦略を立てる。
頭が悪いのではなく、勉強していないということなので、
 勉強できるシステムを戦略的に整える。

お金のかからないレジャーに切り替える。

お金をかけずに楽しむ方法を考える。

お金をかけないのであれば、消費税はそれほど恐れずに済む。
それでも、必要なものは買わないといけないので、
 必要なものは厳選し、量まで考える。

物はいいものを修理しながら大事に使う。

節約することと、安物で我慢をすることは、異なるので、
 そのバランスを考え、消費を楽しみながら、お金を節約する方法
を考える。


でも、消費しないと日本経済が悪くなるのでは?

消費する分野を選ぶということです。
本当に自分の幸せに直結する物を厳選して消費する。

多くの国民の給与水準は下がっていきますが、
 その中でも、一定のパーセンテージの富裕層は稼いでいき、
 税金で支払うくらいならといって、経費で高級品を消費してくれる
ので、
 そういう人に高級品の消費は任せておけばよい
わけです。

そのほかの人は、
 効率性を高め、費用対効果をよくしていく。

自動車の燃費を良くするように、
 自分の燃費を良くしていくわけです。

燃費が悪かった人が、生活様式を見直す場合、
 より少ないお金(エネルギー)で、今まで以上の幸せを手に入れる
ことだって可能だと思います。

ますます、これから、生きていくのが大切な時代になっていきます。
そういう時代には、
 知で対抗しなければならない。

その知は、
 学校で学ぶ知識ではなく、「巧さ」。

 この人、要領いいな
というのが、この巧みさ。
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これからの時代の生き方。

2013年07月29日 | 国家論
風立ちぬの時代は、
 関東大震災から戦争に突入していく時代。

その後の戦後。

時代としては、困難な時代。

食べ物はなく、住居も破壊され、町はがれき。
国全体が貧しい時代。

関東大震災後の東京復興の姿も描かれていました。


これからの日本も同じように大変な時代です。

すでに、若い世代からそういう大変さが伝わってきます。
就職活動などで、初めて、
 社会の厳しさを実感させられる。

バブル期や少し前の高度成長期は、
 それほど、就職に苦しむことはなかった。

今は、面接に至るまでに一苦労。

そういうのが苦手な人は、
 公務員試験や資格試験を目指す。

しかし、
 公務員試験の倍率も資格試験の倍率も上がっていき、
 資格試験で資格を取っても、食べていけない
という厳しい現実が待っている。


こんな時代で、どうやって楽しく生きて行くんだ?
平穏に生きるとはどういうことだ?


これは、このブログを書き始めた頃のテーマ。
当時は、自民党政権。
規制緩和は進まず、既得権益に予算をばらまいていた時代。

その後、リーマンショック、東日本大震災と
 それこそ、国家に激震が走る。

その中で、希望は見えているのか?

希望を見出すため、無駄を省くというマニフェストを信用した国民が、
 初めて政権交代を実現させた。

あのときは、予想より早く政権が交代するけど、
 国家の改革がなされるんだろう
という希望が見えた。

ところが、
 仕分け作業もセレモニーと化し、
 子供手当というばらまき政策がなされ、
 官僚など公務員改革もなし崩し的になる。

さらに、民主党の政権担当能力の無さは、
 東日本大震災の素人的な対応
 財務省の言いなりの消費税増税法案
など、
 期待を裏切る格好に。

さらに、野田氏の解散引き延ばしに国民が敵意を見せ始めると、
 逆切れして解散しますよ
と解散し、分裂し、かつ、大敗。
 

その後も、国会での対応は威厳がなく、どんどん人気が無くなり、
 消滅の危機。

かつては、破産寸前だった自民党が、いまでは政党交付金でリッチに。

小選挙区制の恐ろしさは、
 風とかいう曖昧な「国民の雰囲気」で政権が決まる
ということ。


トップがころころ変わり、
 いままで決めてきたことが無駄になってしまう
ような会社が存在できるわけがない。

これが、日本が何十年も低迷している最大の理由だと思います。


おそらく、安倍首相が消費増税を行い、国民の人気がなくなり、
 公務員改革や規制改革を本気でやりだそうとすると、
 小泉首相の時のように、自民党内で選挙を経ないトップの交代
が起こると思います。

それが自民党という政党です。


若い世代は、
 国というものは、財産を奪う存在にすぎないという面を重視する
とよいと思います。

年金も収めた分より、支払われる年金は実質的に下がる。
これは、インフレ政策とも相まって、悲惨なことになりかねない。
給料が高いと、厚生年金も非常に高くなりますが、
 返ってくる見込みなどないし、
 受給年齢が70、75と引き上げられたり、
 所得制限(裕福な高齢者は年金はもらえない)
となる恐れがあります。

こんなことを言われると、
 厚生年金としての制度は崩壊してしまう。

そもそも、年金というものは、
 自分のための積立という面を有する
ので、
 所得制限や支給年齢の引き上げなど勝手にできるというのはおかしい
わけです。

民間の年金保険が、勝手に支払う年齢引き上げますと契約を変更できないのと同じ。


最後のよりどころである、憲法を変えようとするくらいですから、
 年金など簡単に法改正で対応すればよい
ということでしょう。

まさに、やりたい放題の権力の横暴。

ちなみに、
 こういうやりたい放題の政治家の圧政を防止するために、
 憲法が存在する
わけです。

 勝手に、法律を改正しようとしてもそうはいかないぜ。
 そんな法律は憲法に反し、違憲だ。つまり、無効。従わなくていいんだよ。

これを重視するのが、立憲主義という概念。

ところが、
 憲法をまともに学んだことがない政治家が、
 自分のやりたいようにするための障壁を取り除くために、
 憲法の改正をしようとしている。

考え方が逆なわけです。


こんな時代をどう生き抜いていくのか?

大変な時代でも、生きねばならない。
せっかく生きるのであれば、楽しく、かつクールに生きたい。

そのために、できることは?
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「風立ちぬ」 とスキルアップ

2013年07月28日 | スキルアップ
公開2日目に見に行って、書こうか迷った結果、
 軽くメモしておきます。

見に行っていない人は、ネタばれなので、読まないほうがいいかもしれません。
あくまでも、個人的な感想なので、本当は全然的外れかもしれない。


まず、この映画の特徴は、
 賛否両論である
ということ。

 映画 評価
で検索すると、★と★★★★★とが、明確に分かれるのが特徴。

こういう映画は、
 ★の人が見ている世界観

 ★5つの人が見ている世界観
が違うということ。

面白いという評価は、
 主観
なので、
 人それぞれ
異なります。

その主観は、
 その人の年齢、経験、思想・信条、環境、教育などあらゆるものが影響する
わけです。

いわば、ひとそれぞれ異なる眼鏡を持っていて、
 同じように見える客体
もあれば(万人受け)、
 全く違ったように見える客体
もあるというわけです。

その差が出やすい映画は、
 解釈によって面白さが変わる
というもの。

また、重視するファクターが違うこともあります。
映像や声などの質の高さ。
内容やシナリオの面白さ。
音楽の良さ。

映画は、製品ではないので、スペックを総合評価するわけにはいかず、
 全体を見て、面白かった。つまらなかった。
となるので、
 大きく分かれてくる
わけです。


ちなみに、この映画は、子供が見えても全く面白くないと思います。
ナウシカやラピュタは、万人受けするものですが、
 この映画は大人向け
であることは明らか。

それでよいと思って作っているはず。


声優が問題だというのも、
 あまり気にならなかったし、素朴な感じで別にいいんじゃないの?
という程度(個人的に声は重視していないのかもしれない)。

作画のレベルが高いとか、音をすべて人の手でやっているというのも、
 個人的には、さすがジブリだね
という程度(後から聞いてすごいねと思った)。

音楽がマッチしているのは、
 そうだね
という程度。


個人的に、痛々しい重たい気分になったのが、
 背後のメッセージ性。

このメッセージ性をとらえ、ドンピシャに的を射られてしまえば、
 ★5つの名作になる
ということだと思います。



主人公は、ゼロ戦の設計士。
 美しいものが好き。
この美しいものが好きというのは、何度も何度も繰り返し出てきます。
いろいろなところで、伏線を張っている。

魚の骨の曲線が美しいとか。

そして、美しい女性と恋に落ちる。
その女性は、結核。

なのに、主人公はタバコが好きで、結核の女性の前でもタバコを吸う。

この辺は、評価でひどく書かれている。非常識だとか。ごもっとも。

ただ、これが、テーマなんだと思います。
この映画は、タバコを吸うシーンがやたらと多いので、
 タバコを吸わない僕としては、煙たい気分になる
のですが、
 おそらく、宮崎監督が愛煙家なので、タバコ=仕事(頭がすっきりする)
ということだと思います。

タバコを吸いながら、結核で寝ている菜穂子と手をつないで設計の仕事をする。

本当に体のことを思っていたら、吸わないと思いますが、
 タバコが仕事のためのツール
と考えると、
 何よりも美しい飛行機を作りたいという夢(仕事)が重要だという優先順位と、
 それを認識している菜穂子の思い
が伝わってきます。

結核の恋人の前でタバコを吸うなんて…
で、★一つの人は、
 この思いやりのなさや、仕事を優先する薄情さに感情移入ができない=理解できない
というわけです。

ただ、★5つの人は、
 自分の夢のために、多くの人を犠牲にしてきている
ということが、ほのめかされているので、
 痛々しい気分になってきます。

おそらく、アニメの世界に没頭して、
家族などを犠牲にしてきた宮崎監督の自戒の念なのかもしれません。
宮崎監督が、初めて自分の映画を見て泣いたと語っていたのは、
 自分と主人公とが重なる(自分の人生を描いた映画)
ということなのかもしれません。


ちなみに、菜穂子と主人公が再開して恋に落ちたのは、
 主人公が設計に失敗して、初めての挫折を経験して落ち込んでいた時期。

順風満帆なエリートの人生だった主人公ですが、
 任されて設計した飛行機の羽が折れて墜落。

信用を失うわけです。

次のチャンスが、この設計。

自分の夢をかなえるためには、他のことが見えなくなる状況。
それでも、菜穂子の体のことが心配で駆けつけるシーンもあり、
 夢と好きな女性で揺れ動く心情も描かれている。


菜穂子の視点では、
 美しいものが好きで、夢のためにがんばっている主人公が大好き
だからこそ、
 一緒にいたいけど、邪魔はしたくない
という揺れ動く心情が描かれています。

自分のことを愛してくれているという喜び。
結核が悪化して、美しくなくなったら嫌われてしまうのではないかという不安感。
美しいままの記憶でとどめてほしいという女心。
その結果、起き手紙だけして、山の病院に死ぬために帰っていく。

主人公は、いろいろな人(上司←いいキャラ、友人←いいヤツ)に支えられて、
 ついに、美しい飛行機を設計する。

実験飛行では、無事に飛び、最高速度を記録し、周りの度肝を抜くが、
 菜穂子の死と重なり複雑な気分に。


で、ここからが、さらに、痛々しい。

この美しい飛行機は、
 飢えている多くの国民の犠牲の上で予算がつけられたもの
であるということ(同僚との語り)。

戦争では、多くの人を殺し(歴史的事実)、
 また、かえってこなかった=パイロットもたくさん亡くなった(夢の中の語り)
ということ。


 美しい飛行機を作りたいという少年時代からの夢
 好きになった人との貴重な時間を犠牲にしてかなえた夢
が、
 結果として、多くの人の犠牲の上で予算が付けられ、
 戦争に利用され、多くの人の命を奪う結果となった
という痛々しいテーマ。

 設計士は、飛行機を設計するだけ。

 自分の役割(=仕事)を精一杯がんばっていただけなのに…

菜穂子が夢で主人公に掛ける一言。
 それでも、あなたは生きて。


いろいろな自戒の念も含め、いろいろな重くて、痛々しい現実を目の当たりにしながらも、
 「生きねば…」


そういう意味で解釈すると、生きねば…というテーマが関連してくると思います。
これは、あくまで個人的な感想で、一つの主観です。


ただ、韓国で起こっている戦争賛辞という批判はおかしなものです。
宮崎監督も、反論したようです。

宮崎監督は、反戦論者なので、そもそも、大きな誤解。
 ゼロ戦=戦争賛辞
とか、
 軍国主義
とか批判するという時点で、行き過ぎた主張。


この映画は、反戦映画。
戦争を夢を汚す行為として描いていると見るほうがテーマに合う。

戦争のシーンを入れたほうが分かりやすいと思ったのですが、
 後から考えると、美しい世界を愛する
という伏線を徹底する意味でも入れないほうがいいのかもなぁと見終わって1週間たって思うようになりました。

当然、ニュースなどで、主人公は知っているとしても、
 主人公が見ていない世界(当時は今のようにテレビで見れない)を映画のシーンとして入れてしまう
と、主人公の目線でなくなる。


*****
では、面白かったのか?
と聞かれると、なんとも答えづらい。

楽しかったというのであれば、ガリレオの「真夏の方程式」の方が良かった。
気楽に見られるし。


*****
ただ、何かに打ち込んでいる人には、
 共通の価値観
があって、
 この映画に通じるものを見いだせる
と思います。

それが、僕には痛々しく感じられた。

スキルアップしていく過程として、
 同じようなもので、多くの人を犠牲にしたり、支えてもらったりしながら
 時には、恨まれたり、誤解されたりしながらやっていかなければならない
ということは、事実だと思います。

IT社長が、従業員に鬼のように言われたりするのも、
 何かを始めるには莫大なエネルギーが必要だから
です。

人と違うことや、
 今までにないことを始めようとする
と、
 何度か失敗し、挫折もしたりして、
 時には、他の人を傷つけたり、付き合いを無視したりしながら、
 目的達成に必要なことに集中しなければならない。


資格試験などでも、
 勉強の時間を確保するには、同僚の付き合いを断る必要がある。

留学するにも、
 ケチだと言われながらも、がむしゃらに留学資金をためる必要がある。

おそらく、
 どう思われようが関係ない
と思えるような図太さが、
 夢の実現には必要だ
ということです。

ただ、夢を実現した時に、
 犠牲にしてきたものに対し、自戒の念のようなものが生まれる。

 自分の成功は、支えてくれた人のおかげなんだな。
 だいぶ苦労をかけたな。

そんなときに、
 「あなたは生きて…」
と言われたら、
 救われたような気分になる
のかもしれません。

大人向けの深いテーマの映画なので、トトロのように、子供と見に行っても子供は嫌がるでしょう。
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日々成長?

2013年07月26日 | スキルアップ
成長をどの物差しで測るのか?

これは、人生において重要なことだと思います。

知的な成長であれば、
 幸せに生きるため経験(スキル)
というやや曖昧な物差しで測る人もいれば、
 読んだ本の数
という具体的な物差しで測る人もいるかもしれません。

1時間かけてやっていたことが、30分でできるようになったという
 時間
も成長を測る物差しです。

できないことができるようになったという
 技術
も物差しになります。


日々、成長できるように、目的を設定し、それに適う行動を取る。


ただ、あいまいすぎると、
 やる気が出なくなる
ので、
 計画を立てるのが難しくなる
という問題もあります。


国家の成長というのも同じことです。
物差しによって異なる。

たいていは、GDPなどです。
しかし、たくさん生産し、たくさん消費するようになれば、成長と言えるのか?

では、貿易収支?
貿易黒字になれば、成長していると言えるのか?
貿易摩擦が問題になったり、フェアトレードではないと非難されるかもしれない。

貿易黒字にするには、
 安く輸入し、高い値段で輸出して買ってもらう
ということになるからです。

産油国は、
 多くの国が石油を使うようになれば、値段を上げるので、貿易黒字が膨らむ
ことになります。


国の成長をはかる物差しというのは、難しいものです。

ただ、
 失業率(失業者数÷労働力人口(就業者数+失業者数))

 貧困率(所得が国民の「平均値」の半分に満たない人の割合)
が物差しになることは明らかです。

こういった負の数値が減っていけば、
 国家として成長している
ということです。

そのためには、
 いかにして、稼ぐ人を育てるか。 リーダー(起業家)
 いかにして、継続して稼ぐシステムを作り上げるか。 マネージャー(管理者)
 いかにして、効率よく指示をこなすメンバーを作り上げるか。  スタッフ(従業員)

そして、
 いかにして、得られた利益を配分するか? 給料、待遇


この国がどういう道を歩むべきか?
この問題の議論が必要な時期に来ています。

個人的には、小さな国家にして、行政サービスや行政組織を小さくしていく。
IT化を推し進め、効率を高めていく。
IT教育を義務教育課程に盛り込み、時代の流れに適合する人材を育てていく。

国民は減少するものの、ツール(IT端末)を使いこなして、
 生産性が高い国民を育てていく。

サービス残業は、ゼロ。
働く時間と余暇の時間を確保。
失業率が低くなる。
給料は、それほど高くなくとも、仕事はあるので、生活の不安はない。

企業は中小企業を中心に、爆発的な利益はないが、
 継続的な利益を上げることができる。

サービス業が中心の経済となり、
 リペアなどが当たり前
となっており、
 リペア技術が世界最先端。

人々は、高級なものをリペアして、長く使うような質を求める国家。

テレビなど電化製品は、比較的値打ちな感じで修理できるので、
 今のように買った方が安い
という逆転現象が改善され、ゴミ問題も解決。


おそらく、
 使い捨ての時代から、修理やシェアの時代
になっていかざるを得ないと思います。

それは、資源高だとか、お金が国内から減っていくということのほかに、
 環境だとか、いいものを長く大切に使うという、そういったクールな理由もあります。

日本の建築(家)を見てみると、
 なぜ、20年たつと、ほとんど価値が無くなるのか意味不明
です。

不動産業者に見積もりを取ると、
 土地代程度しか評価してくれなくなります。

 更地の方が高く売れるよ。解体費用がかかるけど。

そういう残念な国家です。

ちなみに、欧米では建物のリフォームは進んでいて、町並みが守られていたりします。
ヨーロッパの町並みがクールなのは、そういうことです。
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成長戦略

2013年07月25日 | スキルアップ
人生を、
 幼少年期(未成年) 0-19
 青年期      20-39
 壮年期      40-65
 老年期      66-
と4つに分けるとします。

初めの20年は、社会に出るまでの準備。
社会に出るために、必要となるスキルを身につける期間。

次の20年は、自分が活躍する場を決め、スキルを磨く期間。

次の25年は、実際にスキルを活用していく期間。

その後は、次の世代に引き継ぎ、死ぬための準備をする期間。


花なども、
 種から値が出て、芽が出るまでの期間。
 芽が出て、葉が出て、すくすく育つ期間。
 花が咲き誇る期間。
 種となって、風に飛ばされ、地面に返っていく行く期間。

この4段階に分かれます。

風水などの運気も、もう少し細分化されますが、大きく分けるとこの流れ。


 自分もコントロールできない環境の一部にすぎない
と考えると、
 自分に課せられた役割
というものがあるということが分かると思います。

 
国家も会社も大きくは、この流れに従います。
もちろん、
 途中で消えてしまう
ということもあります。

芽が出たところ、踏みつけられたり、
もう少しで花が咲きそうなところで、雨が降らずに枯れてしまう等。

ただ、運よく天命を全うできれば、
 そういう流れを歩む
ということです。


日本は、高度成長後、
 一つの体制が終わりを迎えている。

同じ状況では、さらなる成長は、厳しい状況です。

では、どうしたら?


会社も同じ。
一つの分野で頑張ってきても、時代の流れには勝てない。

任天堂も赤字に。

企業が生き残るためには、
 時代という環境に合わせて、生き残っていくしか方法がない。

進化論。

国家も、時代に合わせて、体制を行く必要があるわけです。


効率を重視する時代は、大量生産が重要。
そのためには、大きな組織が必要だった。
ところが、
 大量生産は中国など人件費の安い国には勝てない
ようになった。
その場合は、
 技術力に特化する必要がある。
技術力の特化には、
 たくさんの人ではなく、教養の高く、技術を持つ少数の人
が大切になっていく。

その教育には教育のためのシステムと莫大な時間がかかる。
予算は、工場などのハードではなく、
 研究開発費などのソフト
に向けていかなければならない。

これは、国家も同じ。

たくさんの公務員ではなく、
 少数のスキルの高い公務員

 たくさんの補助スタッフ(パートなど安い人件費)
が望ましい時代になっていっているわけです。

それ以外は、ITを導入して、
 コストを抑え、情報の開示を高めていく。


アベノミクスの成長戦略は、
 金融を緩和して、お金をつぎ込む
というもの。

しかし、
 つぎ込む先が今までと同じであれば、成長など見込めない。


金融政策としては正しくても、
 その先のお金の使い方
が既得権益と戦わなければならない新規分野には振り分けにくいという問題があるわけです。

結局、
 縦割り行政のもと、うまい具合にバランスを取って配分され、
 財団法人やら、公益法人やら、独立行政法人やらに流れるだけ
というようになりかねない。

このままでは、
 高齢者と同じように、衰退していってしまう。

次の世代を育て、
 次の世代に引き継ぎをして、国家としての存続を確保しながら、
 時代に合わせて新たなスタイルに変容させていく。


成長戦略は、GDPを何パーセント上げるというような従来のものではなく、
 雇用を生み出す新産業をどうやって、育てていくのか
 そもそも時代にあった新産業とは何か
 民間がどうすれば、もっとそのような新産業に力を入れることができるのか
といったことを考えて行く必要があるのだと思います。

今のままでは、取れるところから取るしかないので、
 青年期、壮年期の負担ばかり重くなり、
 それらの世代が老年期を迎える時には、年金が崩壊し、
 生活保障すらままならない
という恐ろしいことになりかねません。

ちなみに、インフレ政策は、
 貯金を持っている人や年金受給者から実質的にお金を取るのと変わらない。

物価だけ上がり、給料は上がらないという時代になれば、
 実質、給料が下がっている
のと同じこと。
日本は、なかなか給料は下げられないので、
 インフレ率を高め、給料を上げなければ
同じ結果を生み出すことができるというわけです。



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自民党大勝

2013年07月23日 | 国家論
自民党が大勝したことについてどうみるか?

投票率52.61%(総務省)

前回書きましたが、投票率が低いと、
 組織票が多い自民、公明、共産
が優位になるわけです。

自民党は、
 建設業界、医師会、JA、中小企業の経営者の支持基盤を持つ
ので、
 逆にいえば、構造改革はやりづらい
というわけです。


公明、共産は低所得者層の支持を得て、
 これらの議員に頼むと市営住宅に入りやすい
といった話が出ていたりします。


日本は、利権でがんじがらめになっていて、
 遊びに行きたいのに、休日、わざわざ投票所に足を運ぶ
のは、
 利権の恩恵を受けていたり、
 関係者から頼まれて断れなくて・・・
といった人が多いわけです。

それ以外は、高齢者。

圧倒的に高齢者の投票率が高い。

若い世代が冷遇されても、
 選挙に行かない以上、やむを得ない
というわけです。

これが、民主主義というものです。


民主主義を成り立たせるのは、
 意識の高い国民。

そのためには、
 教育が不可欠。

しかし、
 社会学や憲法など民主主義の重要性を教える教育は日本には存在しない。

日本の社会科の授業は、
 数を暗記させたり、手続を暗記させたりする程度。


 選挙権がなぜ重要なのか?
 なぜ、投票は、「義務」ではなく、「権利」なのか?

投票しなければ、罰則を科すという人もいますが、
 投票は義務ではなく、権利であること
からすると矛盾します。

もちろん、民主主義が成り立たなくなるので、
 すべての有権者が参加するシステム
が理想ですが・・・


ちなみに、なぜ、インターネットでの投票を認めたがらないのか?

不正が生じるから?

本当は、
 若い世代の投票率が劇的にアップするから
だと思います。

スマホで投票できれば、
 投票率が激増する
と思います。

そうなると、
 小選挙区制の日本では、与野党の構造ががらりと変わる
可能性がある。

その際に、
 人気だけあり、能力がない人
や、
 独裁者的人
が登場すると、
 一気に政権が動く。


本来、理想であるはずの、
 投票率90%という現象は、若者の(高齢者から見ると安易な)投票により、
 若い世代の過激な政党が躍進しかねない。

それを恐れているというのが、本音だと思います。

ネットで不正が起こるという人もいますが、
 本人認証システムからすると、なりすましの危険などは起こりにくい。

銀行決済や税金など、普通に決済されている。

恐ろしいのは、衆愚政治。

そのため、ネットの投票は、なかなか実現しないと思います。
本当は、
 有権者がすべて投票する
というのが、理想ですが、
 現状のままでよいと思っているのが、官僚や与党の本音
ということです。

結局、利権体制の改革ができないのは、
 利権の恩恵にあずかっていない人が選挙に行かない
 (というか、どこに投票すれば、改革ができるのか分からない)
ためです。

自民党の安定政権が3年続くことになります。
おそらく、
 消費税増税は経済がよほど悪化しない限り、実現される
と思います。

財務省は、このチャンスを見逃すはずがないからです。

選挙まで3年あるというラッキーなタイミングを逃すことはないと思います。
来年選挙だとなれば、消費税は上げられない。

3年あれば、それまでにいろいろあるので、忘れてくれる。

民主党のマニフェストなんて、誰も覚えていないはず。
みんな忘れて行くということです。
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ルールを理解し、適応する。

2013年07月19日 | スキルアップ
コップの中にいると、コップの評価と自分の評価が同じような幻想に至ります。

例えば、
 日本人が馬鹿にされる
と旗だたしい気分になる。

日本人がオリンピックで優勝すると、
 うれしい。

これは、
 日本というコップ
に対する評価を、
 日本人という自分の評価とつなげる
ことで、
 同一視しようとする
わけです。

同じようなことが、
 県民意識
や、
 母校の評価(箱根駅伝、高校野球)
などでもよくおこります。


クールに考えると、
 別に自分の利益になるというわけではない
ということに気がつくと思います。

日本人が侮辱されても、
 自分が侮辱されているわけではない。

日本人が表彰されても、
 自分が表彰されているわけではない。

いやらしい話、
 オリンピックで日本人が優勝しても、自分の利益につながる
ことはない。

当の本人には、お金や有名になることで、仕事などが舞い込んでくるという
 利益が生まれる
わけですが。


今、ナショナリズムの動きと、利己主義の動きが同時に起きています。
尖閣諸島、竹島では、日本という国家が意識される。
これがナショナリズムの動き。

自分の生活では、
 余裕がなくなってきているので、他人のことを気遣うことが難しい
という現象です。
とりあえず、自分が大切だという利己主義の動き。
巨額脱税事件などもこの流れ。


愛国心や社会意識が高まると、
 同朋に対する福祉政策は支持される
ことになりやすい。
しかし、現状は、
 生活保護費の削減のなど、福祉政策に対する風当たりが厳しくなっている。


まさに、
 中国、韓国では、格差の拡大により同朋に対する敵意が強くなっている
ため、
 仮想敵国日本を作って、同朋への怒りから目をそらそう
としている。
ちなみに、中国や韓国では、社会保障は希薄です。


中国人や韓国人は、日本は嫌いですが、
 留学すると、個々の日本人に対してはよい印象を持つ傾向があります。

 日本というコップは嫌いだけど、友人はいい人だ
ということ。



これからは、コップと個人とのつながりが薄くなる時代になっていくので、
 そういうルールを理解し、適応する必要があります。

キーワードは、つながり。

かつては、つながりは、
 土地、会社、家族など、物理的な要因で設定されていた。

それが、
 ネットなどの登場で、場所も時間も関係がなくなった。


ということは、
 今、会社や学校の中で、なじめなくてつらい思いをしている人がいたら、
 自由なつながりを求めて、ネットの世界に足を踏み出せばよい
と思います。


中学など、限られた世界では、そこがすべてだと思いがちです。
ところが、
 そんな小さな世界は、これから出会う大きな世界からすると、ちっぽけで価値もほとんどない世界です。

中学で出会う人は、限られていて、
 先生と呼ばれる大人も、社会の中から見れば、大した人は多くない。
(本当に優秀な人は、別の分野で活躍している。)

 先生は賢い。先生は人格者だ。
もちろん、そういう人もいるとは思いますが、
 確率的にいって、中学校で出会う先生など、これから出会う先生に比べたら、大した人物でない
ことが多いはず。

ということは、
 そんなちっぽけで、限られた世界での評価など、どうでもよい
ということ。

これから、時間をかけて、
 自分の目指す場所に向けて、コツコツ歩いていく。

それだけ考えていれば十分です。

では、どうしたら…。
自分の目指す世界のHPやブログ、活躍している人の本やブログを読んで、
 自分が歩く道の調査をする。

社会全体からいったら、社会経験も乏しく、
教養も自分の専門以外はあまりない中学の先生の言葉に傷つく必要はないということ。


個人的には、
 義務教育課程に、もっと、社会人経験者を入れて行くべきだ
と思っています。

医者、弁護士、エンジニア、コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、学者、銀行・証券員、
宗教家、中小企業の社長、商店主・・・・

社会全体で、子供を教育していく。

国家というコップも、学校というコップも、流れがない水と同じように、腐って腐臭が出ているわけです。
新しい水を入れて、流れを作れば、
 川のようにきれいな水を維持できる。

これからの時代は、
 国家や会社など器ではなく、個々の繋がりが重要である
ということ。

そして、
 繋がりは自分で見つけて行く。

それ自体がスキルアップにつながります。
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自民40%以上

2013年07月17日 | スキルアップ
政党の世論調査(NHK)。

自民が40%
民主が8%
公明5%
維新3%
共産5%


今回の選挙の期日前投票は、前回より低調。
関心がない人の率が高くなっている。


これらのデータから推測するに、
 自民、公明
が優位ということでしょう。

投票率が低くなれば、組織票がものを言うということは、
 東京都議会議員選挙で明らか。



このブログの趣旨は、
 どんな状況でも平穏に生きる
ということ。

感情的なものは、とりあえず、脇に置いて、
 頭をクールに保つ。


自民党が圧勝した場合の国家がどうなるかを予測して、
 それに適応する行動パターンを選択する。

すぐには無理なので、
 時間軸を遡らせて、行動する。

コントロール第2原則。


消費税増税は、ほぼ確定。
当初、景気が戻ったら…というあいまいな条件で、選挙を戦いましたが、
 アベノミクスと景気回復宣言をうまく利用して、消費税増税に持っていく
可能性が高い。

8%、10%になると、やはり、マンションや戸建てへの負担は大きくなる。
賃貸で済ませるか、思い切ってこの時期に購入するか。

不動産は、こういう予測の下で行動する人が増えているので、かなり動いているようです。
スーモの首都圏版がかなり分厚くなっているのもそういう理由から。

ネット版だと、経費が見えにくいのですが、
 冊子は、ディベロッパーの勢いが露骨に見えておもしろい。

ただ、関西、中部とスーモの冊子は徐々に消滅しています。
あまり、広告費が集まらなかったためか、ネットに置きかえられている。
首都圏版は、やはり、需要が多いため、利益が大きいようです。

これが、日本の現状。
東京に集中する。

東京でビジネスモデルが成り立っても、地方では成り立たないということが多い。



負担増へ。
社会保険料や、介護保険料、所得税、相続税などは、かなりの確率で上がっていくはず。

これは、
 自民党の想定する国家モデル
から予測できること。


自民党の国家モデルは、
 民衆から巻き上げて、自分たちの利権団体にばらまく
というもの。

主な団体が、農業、建設、医師会など。

そのため、国土強靱化政策という名の下、大型公共事業が復活することになるでしょう。
特に、道路建設、高速道路、橋などの補修、公共施設の建て替えなど、
 大義名分が立ちやすいところから動いていく
ことになります。

現在、震災復興という名の下、建設業は潤っているので、
 この流れが、全国へ広がっていく
というわけです。

もちろん、財源は、国債と税金。
国債は、建設国債などの縛りを緩めていくはず。

ゆうちょから、引き出す手法がとりにくくなったので、
 国債を日銀に圧力をかけて国債発行をしやすくした
わけです。

財政投融資という手法が、再度、脚光を浴びることになるはず。
http://www.mof.go.jp/filp/summary/what_is_filp/index.htm


こういう手法は、クルーグマン(ノーベル経済学賞)は、推奨しているわけですが、
 消費増税という金融引締策と、財政出動という金融緩和策を同時に行う
ということで、効果が見えにくく、学者も先が読みにくいと思います。

エコノミストでも、真っ二つに見解が分かれているので、
 素人は判断できない。

こういうときは、自分が信頼する人(この人がまちがったら、まぁ仕方ないか)の見解を参考に、
 自分の頭で考えて行動指針を決める
とよいと思います。


金利上昇については、
 僕は上がらないという方向で短期金利で住宅ローンを組んでいます。

急上昇した場合に備えて、繰上げ返済用の資金もストックしてあります。

読めないときは、どちらになっても、致命的な状態にならないように、
 いろいろなカードを用意しておくとよい
と思います。

こうなったら、これ。
こうなったら、これ。

どちらでも、ある程度、対応できる。

これが、理想。



知的成長というのは、
 こういったカードを準備する作業
だと思います。

人生など、先が分からないので、
 どうなっても、ある程度、対応できるようなスキルを身につけておく。

こうなったら、このスキル。
こうなったら、このスキル。

どうなっても、ある程度、対応できれば、
 クールに生きられる。

そのためには、
 視野を広げて、どうなるかを自分の頭で考える
必要があります。

よくいいわけで、
 想定外
という言葉が出てきます。

原発問題も想定外!

法的には、
 予見可能性がない
のであれば、
 過失の責任を問われない
というルールがあるので、
 東電が莫大な損害賠償責任を逃れるためには、想定外である
というスタンスを貫く必要があるわけです。


ただ、自分の人生において、
 想定外
は意味をなしません。

自分の人生は、無過失責任です。
結果責任と言ったりもします。

どんな結果であろうが、過失があろうがなかろうが、自分が悪くなくても、
 自分の身に降りかかるすべての事柄の責任を取らされる
という過酷なルールの下で成り立っているということ。

自分が注意深く行動していても、
 過酷な労働スケジュールで、居眠り運転をしたトラックが突っ込んできたら、死んでしまう
ということです。

 自分には、過失がなかった、相手が悪かった、どうしてくれるんだ!!!
といっても、生き返るわけはないということ。

すべての結果を受け入れざるを得ない。


 世の中には、そういう過酷な労働で働き居眠り運転をするドライバーも存在するという事実を認識する。
これが、「想定」。

そのため、
 トラックが突っ込んできそうな道は通らないようにする。 
これが、行動。

結果責任を取らされることになる以上、
 すべての責任は、自分の行動にある
と自覚し、
 行動計画を立てる。

どんなにいい人でも、
 世の中には悪人が一定数存在する
ので、
 事件に巻き込まれることもある。


どんなにいい人でも、
 世の中には未熟な人が一定数存在する
ので、
 損害を負わされることもある。

相手が、わざとやるか、未熟なためにそうなってしまうかは、
 結果としては、大差はない
わけです。

故意にひこうが、うっかりひこうが、
 引くという行為は、同じだ
という考えを、刑法では結果無価値論といいます。


これに対し、
 故意にひく行為とうっかりひく行為は、異なる
という考えを、行為無価値論といいます。

故意にひく行為は、悪質だから、行為類型が異なるというわけです。

結果無価値論は、
 行為は同じで、死なせた結果の違法性は同じだけど、批難の度合いという責任の点で異なる
と考えるわけです。



人生では、結果無価値論の考えの方が重要です。
相手が、どういう意図であろうが、
 ひき殺されそうになっている
のであれば、
 逃げなければならない。

その際に、故意か過失かはどうでもよいわけです。
 悪い結果が生じないようにする
ということが一番重要なわけです。


自民党が圧勝した場合、
 どんな世の中になるのか想定し、影響が出そうなことについては、いろいろ考えておく
とよいと思います。


生活保護などの福祉予算は削減。
増税と社会保障費の大幅増。
公共事業は増加。
医療制度、公務員制度の改革はとん挫。

地方分権もおそらくなし崩しになるはず。
自民党は、中央集権とし、公共事業をコントロールできるような立場を望むはず。

若い世代は相変わらず大変な時代となります。

ポイントは、
 稼ぎすぎないようバランスをとる。

相続は、お金でなく教育でもらう。これは、ユダヤの知恵。
頭の中の物までは、奪えない。

とりあえず、あらゆるものが奪われる可能性があるので、
 身軽になっておく
というのも防衛策です。

無理にマンションを買わずに、賃貸で済ますというのも戦略の一つ。
賃料は、部屋あまりの状況にあるので、値上げは難しいはず。
(ただ、インフレが進むと一般に不動産の購入は難しくなる。)

大切なのは、自分の頭で考えて行動するということ。
仮に、思ったようにならなくても、
 自分で考えたことだから
と割り切ることができるからです。
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標準化25

2013年07月03日 | スキルアップ
コップを破壊する。

スキルアップとして、どういうスキルを身につけたらよいか?

まずは、
 自分のコップを破壊して、柔軟性を身につける
とよいと思います。


 この人は、成長しないだろうな
と思う最大の要因は、
 我が強すぎる
ということです。

自分のコップにとらわれすぎていて、
 自分が正しい
と思いこんでいる。

こういう人は、
 同じミスを繰り返すので、前に進むことはできない
わけです。

仮に、教えてくれる人がいても、
 素直に聞く耳がない
ので、
 同じやり方に固執して失敗する。


ある程度、自信があるタイプの人が多い。


 なぜ、そんなことが分かるんだ!

実は、自分がそうだったからです。


とある試験に何回か落ちて、行き詰っていたときに、
 他の人のアドバイスを素直に聞いたら、ウソみたいにうまく乗り越えることができた。

この経験は、自分の人生で一番大きなものだったと思います。
このアドバイスをくれた人には、本当に感謝しています。


 コップを壊す。

我を少し弱めて、他人の意見に耳を傾ける。
本を読んで、他人の考えを吸収する。


このブログを読んでくれている時点で、大丈夫だとは思いますが、
 他人の意見を聞かない人は、いろいろな情報が入手できず、
 情報社会では、損をする
ことになります。

もちろん、大切な情報と、そうでない情報を見極める目は必要ですが。



今日は、党首討論がありました。
政党は、いわば、コップです。

このコップに票を入れて選択するのが、
 政党政治
というシステムです。

現在の民主主義は、政党に対する投票という側面が強い。
(ひとりでは法案が作れないため。)


ただ、凝り固まって、自分の政党というコップが常に正しく、
 他は常に誤っている
という我の強い政党が、政権を握ると悲惨な結果になります。

ナチスドイツがこの例。

日本の陸軍も我が強く、海軍のような視野の広さが欠けていたため、
 多くの国民の命が失われた。

日本が、早い段階で和平交渉をうまく進めていれば、
 沖縄に侵攻されることや、原爆が投下される事態は防げた
と思われます。


では、どうやったら、コップを壊せるのか?

最も有効な方法が、
 外国人の友人を作る
ということです。

コップが異なると、こんなにも考え方が異なるのか
ということがよく分かると思います。

それを知るだけで、
 考え方が柔軟になる
わけです。


例えば、韓国や中国に対する罵声を書き込む人に、
 韓国人や中国人の友人ができると、韓国や中国は嫌いだけど、この人は別だ
というように、
 偏見の度合いが弱まっていく
ことになります。

さらに、仲良くなると、
 韓国人はこういう風に考えるのか
 中国人はこういう風に考えるのか
と、
 賛成はできなくとも、理解はできるようになる
わけです。

これは、立派な知的成長です。


鳩山発言は、問題発言ですが、
 中国人の見方からすると…という趣旨である
ということだと思います(政治家は、そう考えても、そんな発言をしてはいけないわけですが…)。

もちろん、理解と賛成は別。
そういう主張は、一応ありうるけど、
 認められない(証拠がない)
ということは、
 裁判の世界ではよくある
ことです。


実務でもそうだと思います。

理論上は、可能だけど、
 実際には不可能だ
というような。


ただ、
 こういった異なる視点から、物事を見る
ということは、重要です。

いろいろなコップを設定し、
 そのコップを使いこなす。


どういうことか?

これが、柔軟性。

中国人の考え方を理解しておけば、
 中国人とビジネスがしやすくなる。

そうなれば、
 中国のコップにおカネが集まるようになれば、
 中国のコップでお金を稼ぐ
ことができるようになる。


韓国人の考え方を理解しておけば、
 韓国人とは、どう付き合えばよいかが分かるようになる。

そうなれば、
 韓国が嫌がらせをしてこないように、
 どういう策を立てておけばよいか
が理解できるようになる。



「敵を知り」というのは、
 いろいろなコップを自分の中に設定できる
ような柔軟性を身につけるということ。


価値観が単一の人は、
 その価値観が壊れたときにもろい。

価値観が多様な人は、
 この時代では、どのような価値観を設定するのが有利か
という選択ができるようになる。

これが、
 クールに生きる
ということだと思います。


諸行無常。
常に同じものなんてない。

考え方も、変わってよい。


国民の幸せにつながらない国家など、なくてもよい。
社会契約論に、違反するような、
 カネだけ取って何もしないよう国家など、存在する意義はない。

家族も、
自治体も、
宗教も、
すべてのものは、コップにすぎない。

自分が幸せに生きられるよう、
 コップを選択し、コップを利用していけばよい。

コップが壊れたら、別のコップを探せばよい。


仏教で最も重要な教えは、
 固執が苦しみを生む
ということ。

悟りを開くというのは、
 「固執」から解放される
ということ。

お金がない。  
今後どうなるのか不安だ。  
あの上司から毎日いじめられて、どうにかなりそうだ。
大好きな人に無視されている。
成績が伸びない。

悩みは、人を強くするため、
 悩みはある程度は必要かもしれません。

でも、
 コントロールできないことに、どんなに時間をかけるより、
 どうにもならないような「こと」に、固執をしないで、
 コントロールできる「次のこと」に、集中した方がいい。

とはいえ、どうしたらいいの?
 時間をかければ何とかなることは、コツコツ時間をかけてやる。
 他の人や他の道具の力を借りれば、何とかなることは、助けを借りてやる。


あれっ、これどこかで…
いつも読んでくれている人は、そう思うはず。

スキルアップも、クールに生きることも、
 最終的には、このコントロール理論が役に立つということ。


もうどうにもならない!!
誰でもいいから助けてほしい。

そんな窮地に追い込まれたら、このコントロール理論を思い出して、
 頭をクールに持っていく
とよいと思います。

これは、経験上かなり使えます。
キリスト教も、仏教も、結局は、ここにたどり着く。

第1原則
コントロールできることとコントロールできないことに分け、
コントロールできないことは、そのまま受け入れ、
コントロールできることに集中する。


 自分がコントロールできないことで悩んでいないかを冷静に分析する。


第2原則
コントロールできないことも、
時間軸をさかのぼらせることによって、コントロールできるようになることもある。


 今は無理でも、すこし先ならコントロールできるようになるかもしれない。
 こつこつ、できることをやっていけばよい。


第3原則
コントロールできないことも、
他のものの力を借りることによって、コントロールできるようになることもある。


 誰かの力を借りたり、道具を利用したりすることは、なにも恥ずかしいことではない。
 もし、それでうまく行ったら、感謝すればよい。



このブログも、
 コントロールできないことで悩んで、壁にぶつかっていた僕に、
 コントロールできる方法のアドバイスをくれ、
 時間をかけてコツコツやっていくことが大切であるとか、
 目的達成に役立つものをうまく利用した方がよいということを
 アドバイスしてくれた人への感謝の表れ
です。

誰かのためになることを願っています。



これで、スキルアップのテーマも終了です。

最後に、
スキルアップや資格は役に立たないという否定的な人もいますが、
 資格は取得後、どうするか
が重要ということだけで、
 勉強や努力をすることは絶対に役に立つので、そういうネガティブな意見は気にせず、
 自分の目標を目指してコツコツ頑張っていく
とよいと思います。
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標準化24

2013年07月02日 | スキルアップ
標準化していき、給料が下がっていく現状を踏まえ、
 どうしたら平穏かつクールに生きられるのか。

このブログのテーマです。


結論は、ずっと同じ。
知的に成長して、問題に直面しても、なんとかできるようにする。

基本的に、
 問題はなくなることはない。

それが、人生というものです。


具体的に、知的に成長するとは?

これについては、
 一生が勉強で終わりがない。
そのため、
 学び続けなければならない。


なぜ?

絶対変わらないという真理の部分と、
時代や技術に従って、変わっていく部分があるため。

特に、グローバル化やIT化の流れは、
 時代や技術に従って変わっていく
という部分の代表例。

ただ、歴史的に起こらなかったかというと、
 アレクサンダー大王の遠征
など、
 古代でも巨大な帝国ができる度に、コップに穴があいて、
 文化や武器、宗教等が流れ込んできている
わけです。

今の時代は、
 IT技術や価値観の標準化(市場主義)
に従って、
 そのスピードがさらに進んでいる
ようなイメージです。

将来的には、
 国家というものの役割がどんどん少なくなっていく
と思います。

言い方を変えると、
 国家が財政を牛耳れなくなる
結果、
 個人や民間でなんとかしていかなければならない
という時代です。


重税政策には、限度があるので、
 今後、発生する福祉予算を賄うことは不可能。

そうすると、
 次のステップでは、福祉予算の削減。自己責任論。


その場合に、
 格差が生じる。

そうなっても、
 なんとか生き残れるようなスキル
を身につけておく。

そのスキルとは?


かつては、職業や資格だったかもしれません。
しかし、
 医師や弁護士でも貧困に悩んでいる人がいる時代。

こういう時代のスキルは、
 時代や環境の変化に柔軟に対応し、
 ニーズをとらえ、お金に換えるスキル
が重要です。

患者からすれば、
偏差値が高い医大を出ている上から目線の医師よりも、
 気持ちよく相談できる医者の方がよい。

サービス業で当たり前のことですが、
 標準化により、枠組みが取り払われた後は、
 選択肢が増える分、選ぶ方に優先権が移る。

その際に、
 優先権を持つものに選ばれるスキル
が重要となる。

これが、標準化していく時代のスキル。


つまり、
 安い賃金でスキルの高い人がよい
というのであれば、
 選ぶ方は、雇用主なので、その要望をかなえる必要がある。

 多少高くても、効率の良い仕事をしてくれる人の方がよい
 多少高くても、絶対にやめない人の方がよい
というのであれば、それを売りにしていく。

一般に、企業は長く勤めてくれる人を希望しています。
外国人は安くても、次に、言ってしまうおそれが高い。


相手のニーズに合わせ、スキルを変容していく。
そのスキルを日々磨く。
知的に成長し、自分の市場価値を高めていく。


そして、
 そういう国民が集まる
と、
 国家も選ばれる国
に変容する可能性が出てきます。


国民のニーズを受け、
 ニーズに合った国家を目指す。

これが、
 理想的な国家像。

国民のニーズは、
 充実した行政サービス
 不安が少ない社会(経済の安定)
 できるだけ安い税金。

それを目指して、努力する。


今では、足りなくなったら、
 国債か増税で対応すればよい
と考えているので、
 費用対効果を重視した行政サービスになっていない。

結果、仕分け作業もどこかに行ってしまったわけです。
無駄な公益社団法人、財団法人がたくさん存在し、
 補助金という名の税金がたくさん流れている。

行政は肥大化し、
 そんなのいるの?
というパンフレット、施設がいっぱい。

つまり、
 必要(ニーズ)があるから、行政機関がある
のではなく、
 予算をつけるために、行政機関がある
わけです。

これでは、
 国民のニーズが満たされる
はずはなく、
 負担が増えるばかりです。



では、どうしたらよいのか?

ニーズを満たすのか、
費用対効果はよいのか、

こういったことをチェックできるようにすればよい。


でも、仕分けの時失敗したよね。

そう、
 国家単位では大きすぎて無理。

そこで、
 市町村や県レベルにまで、落とす。

こうなれば、
 各地のオンブズマン(市民団体、弁護士)を中心に、
 それぞれの自治体の行政機関を厳格にチェックできるようになる。

仕分け作業の失敗は、
 実行までの過程を考えていなかった
ため。

チェックできる人材も不足。
無駄と分かった後の始末ができる機関がそもそもない。

行政が自分たちの体を切り刻むような、
 法令を作ったり、理事長を解雇に追い込んだりできるはずがない。

そのため、
 オンブズマンに各地の弁護士会
を絡め、
 条例制定まで念頭に置いた行政改革
をスケールを小さくしたうえで、行っていくことが重要なわけです。

もちろん、
 弁護士の人には、ボランティア精神で参加してもらう
わけですが。


そうやって、
 行政の無駄が亡くなり、小さな自治体の集まりとしての国家
が誕生すると、
 費用対効果が高くなるわけです。

税金を払う方も、
 天下りやら、特権階級やらを養っている
と思わなくて済む分、
 感情的な負担が軽減できる
わけです。


 競争は、悪。格差を生む。
という考え方は、
 みんなで質の悪いサービスを甘んじて受け入れましょう
ということと同じです。

競争は、悪。
各市町村には、お店は一つにしましょう。
まずい店で我慢しなさいと言っているのと同じ。

店が競争して、おいしい食事をできるだけ安くしようとしているから
 消費者は利益を受ける
わけです。

なぜ、東京に人が集まるのか?

人が多いからです。
人がお金を呼び、お金が人を呼ぶ。

人が多ければ、競争が起こり、競争が質を高め、
 生き残るためにみんなが頑張っているから、スキルが上がっていく。


 地方で医師が一人しかいない。
そういう状況で、
 スキルを上げていくことは、非常に難しい。
 相当な自己鍛錬の精神力を持っていないと難しい
と思います。

標準化は、必然的に、競争を生む。
ただ、
 競争を悪として、避けるのではなく、
 よりよいサービスを受けられるという面をもつ
ということを認識し、
 自分もそのゲームに参加する。

おそらく、
 この国が元気がないと映るのは、ある程度、満たされていた
からです。

これから、
 世界レベルの競争が起こる
ということを認識して、
 自分のコップに少しずつ穴をあけていく。

競争時代に放り込まれた後で、慌てふためくよりも、
 少しずつ、準備をしていく。

若い世代ほど、チャンス。
なぜなら、ローカルな舞台から、世界の舞台へ、
 可能性が広がっている
からです。
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