知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

お金の可能性。

2010年03月09日 | 自分の未来を組み立てる。
お金は、よいものです。

ただ、使い方次第で、品性がなくなったり、人を傷つけたりもします。
 お金は所詮は、交換の手段でしかないと割り切る
ことが大切だと思います。

お金がない人がお金をもつと、
 見栄っぱりな遣い方
をするようになります。

これは、よっぽど人間ができていない限り、だれもが通る道だと思います。
釈迦並みの悟りがないと難しい。
人がうらやむような鞄を買ったり、コートを買ったり、車を買ったり、家を買ったり。

バーバリー、グッチ、ルイヴィトン、シャネル、エルメスが売れるのも、
 分かりやすいブランドマーク
をもっているからです。

 モノグラムが付いていれば、ヴィトンで20万だな。いいもの持っているね。
というような感じで、分かるから売れる。

その域を超えると、
 一見してブランドや値段は分からないけど、質がいいから買う
というようなレベルに達する。

そうなってくると、クールだなと思います。
しかし、おそらく、日本では、そういう商品は売れないと思います。
むしろ、偽物を偽物と知って買うような人が多いので、
 ブランドがブランドと一見して分からないような商品は売れない。

これは、商品よりも、見栄の方が重要であるということです。

本当に、そのマークが好きで買う人もいると思いますが、例外的だと思います。

この見栄の克服は、
 仏教の欲の克服
に当たります。

しかし、とても難しい。



収入が増えれば、生活レベルを上げたくなる。
少しでも、きれいで広いマンションに移りたくなる。
高級フレンチでディナーをしたくなる。

個人的には、
 自分が幸せだ
と思えるのであれば、そういう遣い方もありかなと思います。

これが、選択肢の話。
お金が300円しかなければ、すきやの牛丼という選択肢。
お金が3万円あれば、叙々苑で食べまくることもできる。

バブル期のように、お金を大切にしない時代は崩壊して当然だと思いますが、
 費用対効果を考えながら、お金を効果的に遣って、幸せと交換する
というのは、いいのではないかと思います。
おいしいものを食べているときは、だれもが幸せになり、
もっと頑張ろうというモチベーションのアップにもつながるからです。


 老子のように、無の境地に至ったり、
 釈迦のように、すべての欲から解放される
というのも、素晴らしいことでしょうが、
僕は、もう少し、俗世間を楽しみたいと思います。

そのためには、毎日コツコツ努力をして、
知的に成長して、いっぱい稼ぐ能力を身につけて、
自己実現をしながら、たくさん稼いで、
お金をいろいろな物やサービスと交換して、
幸せを感じながら、市場経済に貢献して、
余力を使って、恵まれない人のために寄付をしたり、
次の世代の人が、同じように知的成長ができる機会を提供する。
そのために、たくさん税金を払う。

税金は最高税率でも、最大でも半分くらいは手元に残ります。

ただし、税金をたくさん払う分、その遣われ方については、
意見する権利があります。
たくさん払っている国民はしっかり遣われ方をチェックをし、
国家権力は説明責任を果たすべきです。

そうすることで、無駄がなくなり、
本当に必要としている人に福祉が行き届くようになり、
稼ぐ能力を身につけた人はますます稼ぐようになり、
市場経済を支え、雇用を支え、国家を支えていく。

そういう人が、どんどん増えていけば、税収も潤っていきます。

そういう人は、クールだと思います。
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お金は選択肢を広げるためのもの。

2010年03月09日 | 自分の未来を組み立てる。
お金は、手段であって目的ではない。

これは、よく言われることです。

では、目的とは、
 幸せに生きる
ということです。
ここでの幸せは、もうくどいと思いますが、人それぞれです。

幸せが人それぞれである以上、
 必要とするお金も人それぞれ異なる
わけです。

とすると、
 人と比べて自分の年収を悲観する
必要はないわけです。

自分のライフスタイルで必要とされているお金を稼いでいれば、
 幸せという目的は達成される
ので、
 それ以上、お金は必要とならない
からです。

ただ、
 お金はあればあるだけ欲しい。
と思うのが、普通です。

なぜか。
 それは、今後が不透明だから
です。

将来、同じ年収が手に入るとは限らない。
リストラされるかも。
今後、お金がたくさん必要になるかも。
病気になったらどうしよう。
子供が私立に行くようになったらどうしよう。
円が10分の1になったらどうしよう。

こういった不安に対処するために、
 貯める
わけです。

今は、不安いっぱいの世の中なので、
 人々がお金を求めたり、
 貯蓄を重視する
ということはもっともなことです。

これも、戦略なわけです。


ただ、個人的には、
 貯めると同時に投資する必要がある
と思います。

企業が将来の不安に備えて、内部留保をどんどん増やしていく。
しかし、設備投資や新商品の開発のための投資をしていかないと、
 将来売上げが上がっていかない
ので、結局は苦しくなる。

これは、個人にも言えることだと思います。

 常に能力を磨いていかないと、その能力がすたれてしまう虞がある
からです。
そのために、知的成長戦略を練って、
 自分のスキルを磨いていく
必要があります。


このように考えると、
 お金は選択肢を広げるためのもの
ということができます。

お金がなければ、選択肢は一つしかない。
お金があれば、そのお金と時間をうまく使うことによって、
 選択肢を増やしていく
ことができる。

選択肢が増えれば、
 自分の幸せに合致するものを選ぶことができる
ようになる。

それによって、
 人生の目的を達成できる
ということです。

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