知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

衆議院議員半減。維新の会。

2012年08月29日 | 国家論
ウォールストリートジャーナル 8月27日
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_500796

480⇒240
歳費 3割削減
政党交付金 3割削減


道州制という条件付き。


これは、現在の政党では、絶対にできない政策です。
99%無理。

理由は、自らの体を切り刻むようなものだからです。
5議席減の法案ですら、パニック状態。


現在の国会議員は、
 国益より自分の利益
を考えている人ばかりなので、
 抵抗勢力
となって、必死に食い止めるはず。

そのため、民主党が主張していた
 歳費の日割り計算すら実行できないありさま。

歳費の日割り計算は、
 例えば、8月2日に解散して国会議員の地位がなくなっても、
 8月分は全額もらえるという現行制度を改めて、
 2日分にするというもの。

これすら、うやむや。

定数削減も5議席削減するだけでも大変な有様。

ちなみに、憲法違反を是正しないというのは、
 国会議員として、職務違反になるはず。

国会議員も、憲法を尊重し、擁護していく義務があるからです。


*****
市長がいうことではない。
←地域政党としての政策(将来的には党首になりうる)なので、批判にならない。

民意を反映できるのか。
←数が多いからといって、民意が反映できるわけではない。
 他国と比較して、日本は多すぎる。

どういう哲学があるのか。
←小さな国家。
地方による住民自治を重視し、国家は司法、通貨、国防、外交など
全体のレベルの仕事に特化する。

まぁ、今の自民党に哲学があるとは思えませんが。


インパクトある政策は、支持率を上げるのに、不可欠。

あとは、民主党のマニフェストで、
 詐欺被害
にあった国民に信用してもらうための手法が必要。


その一つが、「法案」まで具体化し、直接民主制を重視した選挙をする。

 人は、あいまいなものは、信用しない。
 それが、具体的な計画となり、予算や手順が示されれば、信用につながる。

240までの移行スケジュールを示す。
政党交付金や歳費についても、金額を設定し、何年でどの程度減らすのか。
今のずさんな会計システムをどうやって、明瞭化するのか。
 そういった「法案」や「メニュー」を作る。

維新の会のメンバーが知的な集団かどうかは、問題ではありますが、
 システムの変更を実現する
だけであれば、できるのかもしれない。


*****
しかし、国会議員の質がここまで低くなっているとは…
特に、参議院で、
 どちらの問責を出すかでまとまらない
というのは、
 ばかばかしくて笑えてくる。

そもそも、問責には法的拘束力はない。

参議院で可決に至る見込みがない場合、
 衆議院でごり押しする意味が分からない。

*****
だからこそ、知的に成長して、自分で何とかなるようにしておかないと大変なことになります。
特に、若い世代は大変です。
最近の各種データは、酷い有様。

認知症患者のデータ。
ただでさえ、少ない人員で高齢者を支えていかなければならないのに、
 認知症患者が予測よりも大幅に増えているとすると、施設整備など必要となる福祉予算が大幅に増える
ということ。

それでいて、若い世代の失業率の上昇。
生活保護受給者の急増。

この二つを結びつけると、
 働いている若い世代は、失業者と高齢者を支えていかなければならない
ということ。

担ぎ手は少なくなり、乗っかる方は、多くなる。


この問題を解決する方法は?

国会で議論していかなければならないのは、こういうテーマ。

唯一絶対の正解がないものを、
 「選択」していく
ということ。

それなのに…

選挙制度でもめている。

国会議員の質がいかに低いか?
自分の次の選挙のことしか考えていない。

今後の日本のことなど、二の次。

本当に、日本のことを思っているのであれば、
 貴重な国会の時間を、党利党略でむだにする
ということは、しないはず。

この時間にも、国民の税金が使われている。

つまり、国民は、税金を払って、
 国会議員に党利党略のゲームをさせている。

国会議員は、
 他人の金で、カジノでゲームをしているようなもの。

現状を見てみれば、半分で十分だという根拠になりうるはず。
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領海争奪戦。

2012年08月27日 | 国家論
領海をめぐる紛争が激化しているのは、
 魚を食べる食文化の高まり
と、
 天然資源の確保
が主な理由であると言われています。


天然資源といっても、海中にあるものを発掘するには、
 多額のお金がかかる
ので、
 かつてはペイしなかった
ことが多かったわけですが、
 近年のエネルギー価格の高騰
や、
 技術の進歩
などから、
 コストを考えても、魅力的な存在になりつつある
というわけです。

特に注目されているのが、
 メタンハイドレート。

分布は、
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Gas_hydrates_1996.svg

日本近郊に多く見込まれているので、特に注目されています。


逆にいえば、狙われやすいということ。

鉱脈は繋がっていることが多いので、領海ぎりぎりのところで掘削すれば、
 地下で横に掘削していっていても分かりにくい。

石油など液体の場合は、さらに問題が大きい。


少し心配なのが、北極海の氷がかなりの勢いで溶けているということ。
http://www.jaxa.jp/press/2012/08/20120825_arctic_sea_j.html

北極海の氷に覆われていたあたりは、掘削が困難だったわけですが、
 とければ話は変わってきます。

さらに、地下資源が確認されれば、領海紛争が起きかねない。


国際法を学んでいると、
 国際法の限界
というものにぶち当たります。

結局、国際法は、条約を基礎として成り立っているので、
 条約に入っていない国家を規制できなかったり(CO2でまとまらないのを見るとよく分かるはず。)、
 強制力を働かせることが難しかったりする(国際司法裁判所もこの例)
わけです。

そのため、最終的には、武力衝突につながってしまうおそれがある。

話合いで解決するというのは、
 知的な解決方法
ですが、
 強制力がないと話合いがまとまらない場合には、どうにもならない
という限界があります。

これが、領土問題の最大の問題点。


では、どうしたらいいのか?

将来的には、世界政府が必要だと思いますが、EUを見てみると、
 多国間をまとめていくというのは、非常に難しい
ということが分かります。

そうなると、すべての国の国民が知的に成長して、
 自分の利益とともに、全体の利益(長期的な利益)を考えるようになる
しかないような気がします。

実は、フェアトレードだったり、イスラム金融だったり、ソーシャルビジネスだったりと、
 適正な利益の追求と社会貢献・地域貢献・社会問題の解決
を目的とするビジネススタイルが生まれています。


結局は、ここに行きつきます。
人生のテーマも結局は、ここにたどりつく。

知的に成長して、自分がそこそこ平穏に生きられるようになったら、
 他の人のためになる活動を行う。

たくさんのお金を稼いだら、寄付などで社会に還元する。

自分さえよければいいというのではなく、相手のことも考える。
そこに、WINWINの関係が成り立つ別の選択肢があるかもしれない。
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最終的には国益による合理的判断。

2012年08月24日 | 国家論
経営も政治も、最終的には、
 構成員の利益になる判断をする
必要があります。

武力衝突のリスク。
それにより、損失がどの程度出るか。

妥協することの不利益。
それにより、国民の支持をどの程度失うか。

結局は、バランス。

そして、相手国とは、ゲーム理論。


チキンレースのように、
 どちらが先にブレーキを踏むか?

度胸があるのと、
無鉄砲なのとの差は?

勝算の正確性は?


*****
大日本帝国は、引き際を間違えて、滅びました。
早めに、和平への道を探っておけば、
 かなり良い条件での講和条約が結べた。

ずるずるやっているうちに、最悪の事態を迎えた。
一時は、
 北海道がソ連に、四国が中国になど分割統治される
おそれもあった。
分割統治
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%88%86%E5%89%B2%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E8%A8%88%E7%94%BB

こうなっていたら、おそらく、沖縄返還のようにうまくいかなかった可能性が高い。

そのため、
 分割統治にならなかったのはラッキーだった
わけです。

見方を変えると冷戦とアメリカ主導の復興体制が今日の日本を作り上げた。
ここからは、自分達で外交をしなければならない。


外交は、国家の戦略能力が試される「知」的なゲームです。
武力や経済力は、一つの資源。

総合的な武力が弱くても、北朝鮮のように、「核」のカードをうまくつかうことで、
 滅ぼされずに済んでいる国家もある
わけです。

相手がどのような行動に出るかも、
 情報収集力

 情報分析力
の勝負。

韓国は、おそらくここまで日本が強硬路線で来るとは思っていなかったはず。
武力衝突になっても、日本の設備の方が優れている。
経済に与えるダメージも、韓国の方が大きい。
一気にウォンと国債は暴落するはず。
韓国は一部の財閥系はウォン安を追い風に国際市場で稼いでいるものの
国民全体の生活水準はかなり厳しい。
生活保護や福祉政策なども十分ではない。


ただ、武力衝突になった場合には、
 双方の損失は大きい。

漁夫の利を他の国家が受けるということ。
特に、アメリカの関連企業は、アメリカの中東への介入が一段落したので、
 次のお客がいてくれればな
と思っているわけです。

中国企業も喜ぶ。

日本は、領海の防衛と経済の成長に集中し、
韓国との関係を徐々に希薄化し、
東南アジア重視の外交戦略を打ち出した方が、国益に適うと思います。

さらに、防衛力と、CIAのような諜報部に力を入れていく。
航空自衛隊と海上自衛隊は、予算を充実させていく。

陸上自衛隊は、災害救助のスキルを磨いていく。

LCCを推進し、
東南アジアと人が行き来しやすい環境を整備する。

韓国とは、ご近所付き合い。
引越しはできないので。
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国際司法裁判所。

2012年08月22日 | 国家論
国際司法裁判所に提訴することになったようです。

ただ、実は、解決につながらない。


日本人の感覚だと、
国際司法裁判所で白黒つけよう。
そこで、決まったことに応じるはず。

しかし、
韓国の発想は、
応じない。
仮に、負けても、従わない。

国際的に、孤立するのでは?
ただ、それでも、実効支配を解かないはず。

韓国という国家は、日本から独立後、王族を排除して、
軍事政権が長いこと続いていた国家です。

民主主義のルールである
司法で平和的に判断し、その判断には、不服があっても従う
という原則が無視される可能性が高い。

国際社会にアピールしても、あまり効果が期待できない。

そのため、ある程度、制裁を加えた後、別の戦略を立てて行く必要があります。

大事なのは、防衛力を高めること。
経済力をつけること。

日本は、教育の失敗で今は沈んでいますが、
人材育成を強化して行けば、再浮上する可能性が高い。
特に、成功事例を見つけると、
国家全体で突き進んで行く国民性が良い方向に向かうはず。

そういったリーダーが生まれ、
規制を取り払って、新しい成功パターンを生み出す。

そうなれば、竹島など些細な問題にすぎなくなります。
目指すは、大きな果実。
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これから、誰と、どう付き合うか?

2012年08月21日 | 国家論
平和の象徴のオリンピックの最中に竹島問題。
冷や水を浴びせられたようで、なんとなくモチベーションが下がっています。

 「国家の質は、国民が決める」
特に、選挙が近いときは、この傾向が強くなります。

どうしても、国民に迎合する必要があるからです。

そういう国民を作ってきたのは、国家。
仮想敵国を作ることで、
 国内の不満をそちらにそらすことができる。

ただ、そういう戦略を取ると、
 仮想敵国と協力したほうが、国益にかなう場合にも、できなくなる
というデメリットがあります。


韓国と中国は、日本を仮想敵国と設定。

そのため、韓国や中国の日本嫌いは顕著です。
ただ、経済の連携は年々強くなっていっている。
このジレンマは、表の顔と裏の顔のようで、精神的な不安定を生む。


日本は、今後どうしていったらよいか?
そろそろ、長期的なビジョンを話し合っていく必要があると思います。

一つは、台湾や東南アジアなど、親日国家との連携を強化していく。
親友を他のアジア国家に求める。
心の連携と、経済の連携とが一致するパートナーとなる国家を増やしていく。

心の連携をとることができない韓国と中国の関係は、付かず離れず。

幸運にも、韓国は、東南アジアの国々からも、さほど好かれてはいないし、
中国は、経済的には付き合いたいけど、「脅威」であるので、
 親友にはなれない
と思っている国家が多い。

そこで、今までの日本の民間が行ってきた「草の根的な活動」を強化し、
 東南アジア諸国における日本の存在感を高めていく。
これから、成長していく東南アジアは、長期的には大きな市場となっていく。

韓国の旅行が多いのは、ただ単に、安いという理由が多い。
エステなどもバリに行きたいという人の方が多いはず。

格安航空会社により、移動コストが下がり、
休日がとりやすい職場環境を整備することで、
 東南アジア諸国との関係は強くなっていく
はず。

東南アジア諸国の方が、
 心の壁が高い韓国や中国よりも、
 日本の戦略的パートナーとしてふさわしい
かもしれません。


別の方法が、韓国と中国との連携を強化する方法
(日本はこれをやろうとして、結果的に難しい状況に陥っている)。

領土問題を棚上げにして、
 韓国や中国との経済連携を強めていく。

この場合は、領海の確定を選考する。
共同開発などを決め、お互いに譲り合い、
 さまざまなことを平和的に決定していく。

先にある利益を優先しよう。
 それぞれ不満はあるけれど、これから、豊かになるんだからという方法。

領土問題は、地獄の箸と同じ。
自分では食べられず、飢えている。

お金になるか分からないもののために、時間とお金とエネルギーを注ぐよりも、
 協力して両国間の国益になる行動に出る
という実利を重視した方法。

お互いに食べさせあうという天国の箸。


中国は、実利型なので、戦略的な提携がお金になると思えば、
 そちらを選択する可能性が高い。

韓国も、将来的に見て、国土や資源などが厳しいので、
孤立化すれば生き残れないことは分かっている。
ただ、感情的な国民性ゆえ、長期的な利益が見えない可能性がある。
そのため、うまく誘導していく必要がある。

国家のアイデンティティを犠牲にして、
 国家の成長のための協力を選択する。

そのためには、リーダーに
 交渉能力
 先を見通す能力
 国民を説得しまとめていく能力
が必要となります。

そうだとすると、
 知力もリーダーシップもない民主党政権では無理
だと思います。


個人的には、中国とは付かず離れずで、経済的な協力関係を維持。
韓国とは、関係を希薄化させていく。
他方で、成長著しい東南アジアとの連携を強化していく。

かつては、韓国との関係強化が重要だと思っていたわけですが、
 大統領の行動や国民世論からすると難しい
と思うようになりました。
歴史認識は、通常は、世代が変わると薄れていくのですが、
 反日教育を国家プロジェクトで行っている以上、反日感情がより強くなっていく
ようです。
これは、新興宗教が、敵対する宗教の悪辣性を植えつける手法と同じ。

そうであれば、
 経済的に発展しつつある東南アジアに、どのように関与していくか。
を考えた長期戦略を練った方がよい。
 文化、経済の連携をどのように強めていくのか。

 医療、介護分野での関係強化をもっと積極的に行い、
 積極的に、優秀な留学生を受け入れたり、
 企業の進出をさらに促進したり、
 両国間での貿易振興に力を入れていく。

領土問題でいつ破綻するか分からない韓国や中国とのFTAよりも、
 東南アジア諸国との連携を強化していったほうが、長期的には、国益にかなうような気がします。
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リーダーの役割。終戦時期。

2012年08月15日 | 国家論
NHKで終戦のドキュメンタリーが放送された。

昭和20年6月の時点で、陸軍大臣、海軍大臣など6名のリーダーと天皇とで、
講和条約について会議がなされていたというもの。

この時期に講和条約が結ばれていれば、60万人の命が失われずに済んだ可能性があるとのこと。

しかし、降伏を受け入れる条件について、決められずにいるうちに、
 時間だけが経ってしまう。

そして、
 アメリカ軍の沖縄上陸、広島、長崎への原発投下。

6名のリーダーの決断に、
 60万人の命がかかわっていた(原爆症で苦しんでいる人などを含めると、それ以上)。

リーダーが決められないということは、
 悲惨な事態を招く
ということ。


*****

時代は流れ、今の日本も大して変わらない。
竹島、尖閣諸島において、主権が侵されているのに、
 遺憾の意
で終わってしまっている。


まずは、尖閣諸島に不法入国した14名を、入国管理法違反できちんと起訴する。
今度は、中国の圧力に屈しないようにする。

韓国大統領の竹島訪問と、歌手と俳優の主導の上陸については、
 外交問題として、厳しく対応。

国際的な問題提起。
アメリカの取り込み。
通貨スワップについての見直し。
海上自衛隊の強化(これは、昨今の領海侵犯を考えると予算を大幅に増やす)。
→巡視船をたくさん購入して、配置しておくだけでも、十分圧力になる。
国防にかかわるにもかかわらず、今は、巡視船の重油の予算を気にしないといけない状態。


リーダーの決断が国益を左右する。

 国を守る
ということは、
 戦争をしないように、相手の顔色をうかがい、言いなりになる
ということではない。

 しかるべき対応を取る
ことで、
 間違ったことをしたら、痛い目に遭う
という先例をきちんと残しておくことが、
 友人とのよい関係を築く上で必要。


 あいつは、ちょっと脅せば、金を出す。
 あいつにおごらせればよい。
 
 喧嘩になると嫌だから、嫌だけど、僕がお金を払うよ。
これでは、対等な関係とはいえません。

喧嘩になるかもしれないが、
 嫌だ。なぜ、俺が払う必要があるんだ。恐喝なら警察に訴えるぞ。殴っても、無駄だ。

 本気だな。あいつを怒らせると、結局、俺もただではすまないな。これ以上は、やめておこう。
 おいおい、あいつ、おこると怖いな。あまり、刺激するのはまずいな。

外交も、交友関係も同じ。

主張しない者は、虐げられる。


 冷静な対応を。
よく言われること。
ただ、冷静であることと、「ことなかれ主義」で何もなかったかのように、なぁなぁにすることとは、意味が異なります。

アメリカやイギリスなどの主権国家であれば、
 韓国はただではすまないはず。
そのため、韓国大統領も
 仮に、日本でなければ、訪問していなかったはず。


また、小泉総理だったら、訪問していなかったはず。

総理が野田氏で、外務大臣も初心者で、民主党も大した抗議ができないと踏んでいるので、 
 自分の人気取りのために行った
というだけのこと。
これは、比較考量。
 訪問することで得られる利益。支持率アップ。
 訪問することで失われる利益。特に何もしてこないので、ない。

国民は80パーセント以上が支持。
期待通り。

そして、日本人はあまり関心がない。

(小泉首相の場合、経済制裁や武力衝突になる可能性がゼロではないため、リスクが大きくなるので、やめようということになる。)

海洋国家日本にとって、島は排他的経済水域を決める上で、非常に重要な国土。
日本人は、平和な時間に慣れてしまって、
 みんなが島を狙っている
という事実を軽視しているようです。

 多くの日本人は、島が奪われても、国際社会が守ってくれる
と勘違いしている。

 権利は自分で戦って勝ち取るもの。
 だれも、守ってくれる人はいない。

世界の人にとって、竹島が日本領だろうが韓国だろうが関係ない。
尖閣諸島も同じ。


日本で電車にかばんを置き忘れても、落し物として預かってくれているが、
 海外ではありえない。

 忘れたやつが悪い。
それが、海外の常識。

海外旅行をする際には、注意されるはず。

 島も同じ。
 何もしないで、奪われた奴が悪い。
もちろん、
 イラクのように、あからさまに侵攻すれば別でしょうが、
 領土の帰属に争いがあるかのように、狡猾に装ってきた場合は、
 国連も手出しができなくなる
わけです。

 国際司法裁判所に行ってください。

でも、国際司法裁判所に相手国が応じてくれないんですよ。

 それなら、自分で解決してください。


これが、国際社会。

日本は、平和で、おっとりしていて、よい人が多い。

ただ、自分の身を守る程度に、知的に武装しておかないと、
 振り込め詐欺の被害者のように、大切なお金(領土)を奪われてしまう
おそれがあります。


*****
リーダーによる選択と言えば、シャープもたいへんのことになっています。
数年前には亀山モデルなど勝ち組だったシャープ。
株価169円。
年初から8割下落。
資金繰りをどうするかが懸念されてのこと。
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竹島 大統領訪問。その後のオリンピックサッカー選手の政治活動。

2012年08月13日 | 国家論
韓国の李明博(イミョンバク)大統領は十日、領有権をめぐって日本と対立する島根県の竹島(韓国名・独島(トクト))を訪問した。現職大統領として初の上陸で、大統領は竹島に常駐する警備隊員らに「独島は私たちの領土であり、命をささげて守る価値がある」と述べ、実効支配を国内外にアピールした。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081102000103.html
中日新聞より


韓国の裁判所は11日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄である李相得(イ・サンドゥク)氏に対し貯蓄銀行による贈収賄事件に関与した容疑で逮捕状を出したと発表した。国会議員を6期務めた相得容疑者は同日逮捕され、拘置所に収監された。

http://www.cnn.co.jp/world/30007320.html
CNNニュースより


韓国大統領選は、今年末。
立候補できないイミョンバク大統領が、今後の影響力を残すためには、国民へのアピールが必要。

親日外交を今まで行ってきたものの
 最後の最後で、禁断のカードを切ってしまった。

竹島訪問が禁断のカードである理由は、
 インパクトは大きいものの先が読みにくいため。


おそらく、日本のへなちょこ外交であれば、
 中国の船長の時のように、なぁなぁな感じで終わる
と見てのこと。

ただ、
 相手が、中国と韓国では、経済への影響力が全く異なる
ので、
 日本の出方は読めていないはず。

ある意味、かけ。


では、日本政府はどうしたらよいのか?
遺憾の意と、大使を帰した。


ただ、これでは済まない。

理由は、反韓感情の高まり。

感情は、大衆により生み出されるもので、理論ではない。
ヒトラーが政権を取れたのものこれが理由。

日本サッカーが、リスタートの不注意で負けた。
これに加え、韓国のサッカー選手の政治活動。
それ以前に、韓国のサッカー選手の日本人を侮辱するようなサルのマネ。

そして、竹島問題。

大衆の韓国に対する反感は高まる。


日本の選挙は、遅くても1年以内にある。

適切な対応を取らないと、民主党の支持率はさらに下がり、さらに嫌悪感が生まれる。
他方で、
 うまい対応をすれば、一発逆転で、大衆心理をがちっとつかめる
可能性もある。

こういうときには、
 強硬路線が打ち出される傾向がある。

ただ、そのためには、
 国民も覚悟をする必要がある。


最悪の場合、韓国との武力衝突の事態。

徹底的に抗議。国際司法裁判所を活用(ただ、韓国は受け入れないはず)。

それに伴い、最終手段として、
 アメリカとの関係を強化していく。



アメリカは、損得勘定で対日外交を考えるので、
 日本と韓国が険悪になれば、北朝鮮問題と対中外交がめんどくさくなる
ことは理解している。

そのため、両国の安定を願っている。
両国の安定として、どちらに軸足を置くかは、使える方。

韓国は成長している国家ではあるが、日本と比べれば、まだまだ小国。
そのため、日本が親米になり、
 沖縄問題でアメリカを尊重した解決をし、
 オスプレイなど兵器をたくさん買ってくれる
のであれば、日本を選ぶ。


竹島訪問の背景に、
 韓国大統領には、日本は大した抗議をしないだろう
という甘い考えがある。

韓国が北朝鮮に対し、強硬路線がとれないのは、
 北朝鮮に何かをすると、窮鼠猫をかむというように、捨て身でミサイルをバンバン打ちこまれる
というおそれがあるため。
そのため、食糧援助を行い、ミサイルを撃ち込まれても、強硬策をとれなかった。

北朝鮮と日本とでは、日本の方が武力はすごい。

ところが、日本は使えないので、持っていないと同じ。
それが、今回の訪問につながる。


ちなみに、大統領の竹島訪問は、日本にとっては不利になります。
仮に、韓国が合意し、国際司法裁判所に持ち込まれた際に、
 実効支配がどうだったか
が、一つの判断基準となります。

その際に、現在韓国が実効支配をしているわけですが、
 さらに、大統領ですら訪問できるということになれば、実効支配の程度が強い
という判断材料となります。

安全でなければ、国の一番重要な人物が訪問などできない。
そうすると、「完全な」実効支配があるのだろう。という推定が働く。

そして、韓国の実効支配は、日本が態度を決められないため、
 ずるずると、長期化している
わけです。
(態度を決めて、最も激しい強硬路線を取るならば、
李承晩ラインを越えた漁船を砲撃した際に、自衛のための防衛行為を発動する。
武力衝突になれば、日米安保が発動される可能性がある。
今回の見どころは、経済制裁を発動できるか。メディアの輸入規制、紛争リスクによる旅行の制限。
中国がやったレアメタルの輸出制限などが、参考となるテクニックの一つ。)


実効支配の年数は、重要な判断材料です。
(近時の国際司法裁判所で、実効支配を重視した判断が出ており、韓国側も十分承知している。
そのため、今後も、長期化させるため、国際司法裁判所への付託を拒否し続ける。)



日本は、歴史的経緯として、1905年の閣議決定による領有権の宣言を主張。
(どの国の島でもない場合、最初に我が国のものだと主張することで、その国の領土となる。)
戦後は、サンフランシスコ講和条約での韓国の主張が拒否されたことと、
1951年のラスク書簡による「竹島は日本の領土」という韓国によるアメリカ政府の見解が示されていること。
こういった経緯からすると、韓国の主張は法的には乏しいことは明らか。

おそらく、そのことを自覚しているので、国際司法裁判所への付託を拒否し続けている。



ただ、時間がかかれば、日本に不利となるということ。
今回のケースの対応が甘ければ、
 頻繁に大統領が訪問するようになり、そのうち、ツアーまで誕生するようになる。


では、どうしたらよいのか?

この辺は、尖閣諸島に対する中国の外交戦略が参考になります。

尖閣諸島は、日本が実効支配しているわけです。
ただ、領海問題において、中国は常に過剰なまでの対外的なアピールと、
強硬策をとって、自国の権利を主張しているわけです。

日本は、領土問題はないというスタンスで対応しているわけですが、
 こういったアピールが積み重なると、領土問題が既成事実となっていく。


今回のオリンピックで、日本人はようやく法的感覚に触れることができたと思います。

体操の男子団体で銀メダルが取れたのは、コーチのファインプレーです。
僕は、今回のメダルの功労者だと思っています。

世界の常識は、
 権利は主張しなければ、ないに等しい
というもの。

きちんと、おかしいですよとアピールして、判断の再考を委ねてこそ、
 権利の実現ができる。

正当な権利の実現には、アピールという努力、お金、時間、こういった資源が必要であるということ。

日本人は、
 自分が正しいんだから、何もしなくても、権利が実現できる
と勘違いしています。

それでうまくいかないと、
 おかしい、おかしい
と不満を言って、恨んでいる。

世界からみれば、何も言わないんだから、それでいいと思っているんだなという感覚。
恨まれているなんて、思っていない。
言わなければ分からない。
察しろというのは、グローバル化社会では無理。


 こっちが正しいんだけど、まぁ、俺は豊かだからいいか。
とさらりと、受け流すのは、クールですが、
 多くの場合は恨み節。

 市役所や警察に、恨み節を言いに行く。
 何もしてくれないと、さらに、恨み節。


権利の実現のためには、しかるべき対応を取る。
柔道でのジュリーの存在は、かなり大きい。
これで、誤審は確実に減る。

慣れるまでは、不満を言う人もいるかもしれないですが、
 スポーツは、誤審があると成立しなくなる
ので、
 ビデオ判定などは不可欠です。


日本人が、ジュリーの存在を受け入れ、
 自分の権利の実現のためには、時間やお金やエネルギーを使わなければならない
のだなと、理解できたときに、
 竹島問題などの領土問題に対しても、しかるべき措置をとっていかなければならない
のだなと理解できるようになるはず。

今のように、先送りにしていても、
 自分にとって不利になるだけで、何も解決につながらない。

ポイントは、国際司法裁判所。
国際世論のコンセンサスを掴む。
そのうえで、経済制裁。
柔軟路線としては、
 領海画定合意のための協議(共同利用、共同開発)。
 竹島の領有権と、領海の画定の分離(通常、島の領有権により、領海が決まる。問題の本質は、領海が欲しいということ。
岩だけで人の住めない島の価値はほとんどない)。

*****
と、ここまでのはずが、サッカー選手の問題が発生。

うまく利用すれば、一気に日本に有利になります。
世界各国からすると、
 竹島問題など関心がなかった。

日本人ですら、竹島問題に対して、さほど関心がない人が多い。
自分には関係ない。そんな感じ。
確かに、竹島を返してもらっても、さほど、国民には利益を感じられないかもしれない。
ただ、自国の領土について関心を持つということは、国家のアイデンティティにかかわる重要な問題。



さらに、領土問題は世界中であるので、他国の領土問題など、当事国以外はさほど関心がない。
例えば、マレーシアとシンガポールで、2008年に国際司法裁判所において、
領海問題が審理されていたと知っている人は少ないはず。


今回、この韓国人選手によって、
 オリンピックのタブーを犯した韓国人
ということで、
 一気に竹島問題が関心を持たれている。

JOCは、IOCに一任しているようですが、
 日本政府としては、国際的なコンセンサスを勝ち取るよう働きかけを行うことは可能。

この辺が、民主党政権の腕の見せ所。

韓国は、ドラマなどのメディア戦略で折角イメージをよくしていたのに、
 オリンピック選手の数々の違反行為
によって、
 品のなさを露呈してしまった
わけです。

金メダルの数でも、日本を大幅に上回って、
 スポーツ戦略がせっかく成功した
のに、
 世界から尊敬される国になるには、礼節の部分で足りない
と思われるようになってしまいました。

日本人は、いろいろな競技で礼儀正しさや、誠実さが評価されているとのこと。


少なくとも、折角、日本にも韓国を好意的にみる人が増えてきており、
 旅行客も、韓国メディアの売上も増え、韓国人歌手の人気も上昇している
のに、
 友好国になれない
と思わせてしまうような行為を立て続けに行ってしまった。

サッカーでは日韓ワールドカップの共同開催で、
 世界的に類を見ないスタイルを成功させた
にもかかわらず、
 同じサッカーで竹島問題とサルまねで反韓感情を高めてしまっている。

一部の選手のおかげで、おそらく、
 世界中の韓国に対するイメージは悪くなってしまった
はず。

それにもかかわらず、韓国メディアは、当該韓国人選手を擁護しているとのこと。
この対応が、さらに、世界の韓国に対する評価を下げてしまう。


韓国は、資源も国土も小さく、努力して成長していくしか方法がないということを、
 IMFの介入により国民が気づき、努力をした。
その努力の結果が、サムスンやヒュンダイなどを中心に現れている。

利益を上げるようになったものは、
 その責任を担うべく徳を積む必要がある。

儒教の教え。
騎士道の教え(ノブリスオブリージュ)。

これが、
 韓国人選手に足りないもの。
 韓国メディアに足りないもの。
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価格はあってないようなもの。

2012年08月10日 | スキルアップ
これは、とある番組で経営者が語っていた言葉。

リサイクルショップ。
ゴミを集めてきて、補修したり、塗り直したりして販売。

在庫は、ゼロ。
付け加えた価値は、補修代と塗り直し代。

補修の材料もタダで手に入る。

付け加えた価値は、 
 自分の時間

 エネルギー。

ただ、自分の時間には、
 価値がある
ので、
 その価値をいくらに設定するのか
というのが、
 リサイクルショップの腕の見せ所。

安すぎると、赤字になる。

そこで、
 価格はあってないようなもの。

この言葉が生まれる。


 欲しい
と言ってくれる人がいて、
 その価格を払っていい
と言ってくれれば、
 取引成立。


そして、これが重要。

かつては、
 欲しいと言ってくれる人を探すのが大変だった。

そのため、
 価格が抑えられていた。


今は、ネットのおかげで、
 それっ、いいじゃん。
 これくらいなら、出してもいいよ。
という人を見つけるのが楽になった。

オークションシステムもその技術。


この傾向は、
 人にもつながっていくはず。


 こういう人だったら、これくらいの給与だしてもいい。

よく、ハイクラス求人というのが、ネットの広告に出ていて、
 これっ、だれが応募するの?
というような厳しい条件が書かれている。

ただ、
 そういう人が、一人でもいればいい
わけです。


人材紹介業は、高い給与の人を紹介すれば、
 マージンも大きい。

そのため、ハイクラス求人もビジネスとして成立するわけです。


価格はあってないようなもの。
自分は、平均的な人間だから、平均年収の400万円くらいだな。

本当に?

眠っている家具のように、磨けばもっと値段がつくのでは?


もちろん、年収だけが幸せのバロメーターではないわけです。
ただ、コントロールできる領域が広い方が、実は楽しい。
だから、できることを増やしていく。
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コモディティ化のリスク。

2012年08月09日 | スキルアップ
前回の価格設定に関して、
 コモディティ化のリスク。

コモディティ化とは、ざっくり言うと、
 どこで買っても同じ
ということ。

別に、ここで買わなくてはいけないってことはない。
別に、これを買わなくてはいけないってことはない。

これがコモディティ化。

携帯電話は、コモディティ化の象徴。

コモディティ化すると、
 安売り合戦になる。

その結果、無料の携帯電話などが大量に出回りました。


その後、
 スマートフォンが誕生。

スマートフォンは、
 ネット接続端末
がメインで、
 電話付き
というコンセプト。

そのため、
 コモディティ化した携帯電話業界から、抜け出すことに成功。

値段も高く設定できた。

前回紹介した本では、
 コモディティ化の役目を担うのは、大型チェーン店である
という記述。

確かに、
 アイデア商品で売れ始めると、一気に大型チェーンが乗り出して、その商品をコモディティ化してしまう。

そうなると、
 中小零細企業は潰される。

対抗するには、どうしたらよいのか?

これは、きっとビジネスの永遠のテーマなんだと思います。

考えられるのは、
 自分も大型化していく。
 常にイノベーションを起こし続ける。独自性を貫いていく。
 大手が参入しにくいモデルで挑む(熟練の技)。→ブルーオーシャン戦略。
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お金を稼ぐ。

2012年08月08日 | スキルアップ
スポーツとお金についての続き。

そもそも、お金を稼ぐって?

お金持ちは、すごいのか?
お金持ちは、人格的に優れているのか?

あまり関係はない。

なにもしないで、相続でお金を取得する人もいる。
えげつない方法で、お金を取得する人もいる。

その一方で、
ビジネスで、人に喜ばれて、成功した人もいる。

ただ、
 ビジネスで成功する
ということは、、
 価格の設定がうまい
ということと同義だったりします。


例えば、どんなに腕の良い医者でも、
 お金をもらうのが下手なお人好しの医者は儲からない。

 まぁ、病気で大変な時期だから、元気になって、お金を稼げるようになってからでいいですよ。
などと言っていては、自分の生活が成り立たない。
 ビジネスで成功できないということ。


では、どうしたらよいの?
価格の設定を学ぶ。

最近読んだ本。
http://urx.nu/1I7R
(キャンペーン終了。)


この本によると、
 価格設定のミスは5つ。

 思いつき
 業界の常識に従う
 顧客の言い値に従う 
 コストプラス方式による決定(コストがこれくらいだから、価格はこの程度)
 利益目標による価格設定

これでは、儲からない。

儲けるためには、
 顧客が払ってくれる最大限の値段を設定する。
 その際には、コストがいくらだとか、業界の相場だとかは関係ない。

なるほど。
確かに、需要と供給が一致するところで価格が決まるので、
そうなります。

ただ、僕は、それでも一定の限界はあると思っています。
それが、暴利行為による無効。

100円の水。砂漠で死にそうな人が1億円で買うから売って欲しいと頼んできた。
1億円での売買契約が有効かというと、やはり、どこかに限界はあるはず。
その限界は、おそらく、それぞれの価値観の問題。

同じようなことは、医師や弁護士や僧侶など、
 人の不幸からお金を取得する職業
に共通します。

こういった職業は、法社会学では、プロフェッションとして、
 高い倫理が求められている
と教えられます。
 死にそうだから、手術してくれたら、全財産渡します
と言われても、
 正規の値段でよいですよ
と言えるような
 高い倫理観を持った医師になりなさい
という教え。

この倫理が、先ほどの価値観。

つまり、世の中カネだけではないということ。
ここで、スポーツの世界と繋がる。



また、この本を読むと、なぜ、この本を無料で提供しているのか?
という仕組みがよく分かります。
80頁の「無料」戦略。

まず、この本のシリーズは、洋書で翻訳されにくいものを選ぶ。
たくさん印刷せず、ダイレクトで販売する。
たくさん印刷しないため、必然的に価格は高めになる(やむを得ない)。
それでも、購入する層(ビジネスをしている層、収入が高い層、知的レベルが高い層)に販売。
継続的に販売することで、安定的な売上を上げる。
そのためには、はじめに質の高さを証明する必要がある。
そのお試しとして、フリー戦略を利用する。

化粧品の無料サンプルと同じ戦略。

さらに、フリーのステップを上手く生かす方法が書かれています。


価格戦略は、ビジネスマンの必須のスキルになっていくので、
マスターしておくと、のちのち使えると思います。
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