知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

長期戦で行こう。

2010年03月02日 | 自分の未来を組み立てる。
知的成長戦略を立てて、実行していこうと考えたとした場合で、
 一番大事なことは、長期戦で行こう
ということです。

多くの人は、せっかちすぎます。

例えば、スキルアップしなければと思い立って、本屋さんへ。

ビジネス書ランキングなどを見て勝間さんの本を買って読んでみる。
なるほど、なるほど。
それで、3日目にもうだめだ。
やっぱり自分とは人種が違うんだ。あんな風に自転車で走りまわれない。
 自己嫌悪。

私は本は向いてない。そうそう、スクールに通おう。
ガイダンスへ出席。なんだか、できそうだ。
3回出席。

もうだめ、早すぎるし、わけわかんない。
復習もできない。

私には資格なんて無理だったんだ。
 自己嫌悪。


こうならないために、戦略をきちんと立てるわけです。

戦略を立てる際には、
 人はすぐには変われない。
という原則をしっかり頭に入れておきましょう。

長期戦でいけばよいのです。


さらに、具体的にイメージしてもらうために、政治に関して書きます。
自民党。年金問題は酷いし、景気は良くならないし、麻生はだめ。
 アメリカにならって、チェンジだ。
民主党政権誕生。

党首も幹事長も、お金の問題をどう考えているんだ。もうだめ。
 参議院選では投票してなんかやるもんか。

あっちに行ったり、こっちに行ったり。

結局、前には進んでいない。



大きな木が立っているとします。
その木が多くくなるには、
 育つための長い年月
が必要です。

大きな木も初めは、芽。
その時点で、踏まれてしまえば、お終い。
その芽が、踏まれることなく、
何日も何日も細胞分裂を行い、
何年も何年も年輪を刻み、
その結果、大木になっている。

民主党も、まだまだ未熟。
でも当然、政権に就いた途端に、コツをつかめるはずがない。

新入社員に過度の期待をしても仕方がないわけです。
1年くらいは、温かく見守ってやるくらいの懐のでかさが必要だと思います。

政治資金規正法に違反しているというのであれば、裁判終了後にどう責任をとるかを
議論すればよく、裁判前に大騒ぎすべきではないわけです。

司法権の独立にも関係します。
あまり、周りが騒げば、裁判官の心証に影響が出かねない。

また、事実関係は、裁判の場で明らかにされるのが原則であって、
関係者の話などを中心にシナリオを描くべきではない。

その関係者が、宣誓をしたのちに、法廷での証言と、
記者に居酒屋で語る証言とは、価値の重さが異なるからです。

普天間問題も、前政権での約束、今後の戦略、連立与党との兼ね合いも踏まえ、
時間をかけて検討せざるをえません。

閣僚も首相もいちいち、途中経過やそのときの意思を発表するのではなく、
 議論して決められた内容のみを発表する
ようにすれば、ぶれたなど、いらない批判を浴びずに済みます。

個人的な見解は、政治では求められておらず、
あくまでも政権与党の閣僚としての発言のみをすればよいからです。

人がよいため、リップサービスで答えてしまうのでしょうが、
内閣不一致だの何なの言われて、釈明することになります。

この辺の受け答えのうまさは、閣僚経験が長くなれば、
自然とできるようになるのだと思います。

 現時点では、これ以上お答えできません。
 私の個人的見解を述べることで、まとまるものもまとまらなくなる虞があります。
 それでは、国益に反します。
これで十分です。 


*****
話がだいぶそれましたが、
これを個人にも当てはめて考えます。

すぐに効果を期待するのではなく、
 少し先を見る。

何も効果が出ていないようでも、
 実は、細胞分裂は起こっている。

2→4 4→8 8→16 16→32
2の2乗。

気が短いと1回で4しかないと止めてしまう。
気が長いと、何回も何回も目立った効果はなくとも続ける。

そして、20回やった時に、200万を超えていて、
周りからはすごいといわれるようになっている。

知的成長も細胞の成長も似たようなものだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする