知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

電車で新聞や本を読んでいる人が絶滅しつつある。

2023年11月12日 | スキルアップ
10年前は、電車で
新聞を器用に折りたたんで読んでいた中年ビジネスマンや、
漫画や小説を読んだいた学生
ビジネス書を読んでいた若いビジネスマンを
見かけましたが、
最近は、ほとんど見なくなりました。

電子書籍などの普及で、
 スマホやタブレット
が代替していることもあります。

紙の書籍は、年々減少傾向にあります。
少子高齢化の影響もあるでしょうが、
 エンタメの多様化による本離れ
も理由にあると思います。

紙のコミックや小説の減少率が、 
 通常の書籍と比べて大きい
のは、
 コレクションが欲しいという人以外は、コミックは紙である必要はない
という点が大きいと思います。

かさばるし、すぐ黄ばむ。

ビジネス書や学習参考書は、書き込みたいという人も多いので、
 電子化による減少率は、コミックほどではない
感じです。

***********
参考資料
株式会社オークファン 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000292.000008833.html
***********


ただ、大型書店にいくと客が結構いるように、
 ビジネス書を読んでいる人
も一定する存在しています。

電車で読まずに家で読んでいるのだと思います。

これが、何を意味するのかというと、
 格差がどんどん開いていく
ということです。

学校の勉強もそうですが、
 できる人は、勉強していなさそうに見えて、きちんと勉強している。

本人が努力していると意識しているかどうかは別として、
 何かを習得するには、それなりに時間を使って学ぶ
必要があると言うことです。

海外に比べ、大学に入ると、
 日本人はあまり本を読まなくなる
と言われています。

 単位が取れて卒業できればよい
という発想なので、
 テスト前にノートが出回り、それを覚え、テストが終わったら忘れる
という一夜漬けの勉強が、
 大学でも行われています。

 大学が研究機関である
という意識は、多くの学生にはないですし、
 授業料のもとを取ってやろう
という意欲がある学生も少ない。

社会人になっても、
 本を読まない。

ノートを探すように、
 ネットでノウハウが転がっていないか
を探し、
 一夜漬けのような書類を作成する。

上司に指導されながら、覚えていく。


日本は、世界で一番解雇が難しい国といっても過言ではないので、
 労働市場が硬直化しています。

そのため、
 給料も上がらないし、格差も生じにくい。

できる人とできない人が、
 それほど、給料面では変わらない。
また、
 上司と部下もそれほど、給料面では変わらない。

海外であれば、
 昇級により、給料が2倍になることもある
ものの、
 日本では、役職手当が少し付く程度。

これでは、
 スキルアップを行い、出世するという意欲もわかない。

さらに、
 起業するには、ハードルが高い。
銀行融資も下りないし、直接金融のシステムも整備されていない。

投資家による投資が受けられるなど、インターネット系の一部にすぎない。


結果、
 安定した会社に就職し、
 特に、ガツガツスキルアップを目指すことなく、
 出世は求めず、それなりの暮らしができればよい
という
 ライフワークバランス尊重のライフスタイルができあがる。

デフレ時代の恩恵で、
 都心でなければ、マンションも2000万円から3000万円程度で購入可能。
 生活も年収400万円程度あれば、なんとか暮らせる。
夫婦であれば、パート収入で貯蓄もできる。

そういう世帯が増えていく。


ただ、
 ビジネス書を読んで、将来、起業して成功したい
という若いビジネスマンがいないと、
 社会が衰退する
ことになります。

こういう人は、レアであってもいいですが、
 絶滅してはいけない
わけです。

中小企業が99%の日本において、
多くの雇用を中小企業が担っている。

年収400万円でも、仕事をきちんと創設できるのは、
 中小企業の経営者がいてこそ。

高齢化で、中小企業が廃業しているのであれば、
 廃業と同程度のペースで創業がなければ、
 雇用が失われてしまう
ということです。

 親の後を継ぎ、中小企業を儲かるビジネスモデルに変える
というのも、
 第二創業
であり、
 起業と同じです。

そういう経営者が育ってこそ、
 多くの中小企業のサラリーマンが給料を得られる。

経営者となるために、経営感覚を養うには、
 経営者が書いたビジネス書を読むのが手っ取り早い。
経営学の修士号を取るまでは必要ないわけです。

ビジネス書を読んで、
 自分も起業しよう
とか、
 年収を少なくとも1000万円となるように副業の計画を立てよう
とか、
 目標をもって頑張っている人が増えると、
 もっと、前向きな空気になる
と思います。

そのためには、
 芸人や素人コメンテーター中心の役に立たないバラエティ番組
を減らして、
 みんなが幸せに暮らせるようにするための知的な番組
が増えていくとよいと思います。

報道
バラエティ
音楽
映画
ドラマ
ドキュメンタリー
ビジネス
政治
経済
学問
芸術
社会
など、
きちんとしたプロが主導権を握り、
責任を持って番組を制作するべきで、
 ワイドショーのように、
 芸人や素人が責任を持たずに、
 抵当に発言するような番組は、電波の無駄遣い
として、減らしていく必要があると思います。
今は、準備と予算が少なくて制作できるので、そういう番組ばかりです。

ただ、残念ながら、
 テレビ局が国益を考え、質の高い番組を制作することを期待するのは無理
なので、
 役に立たない番組で時間を無駄にすることなく、
 自分の人生やビジネスに役に立つ本を読んで、
 自分が豊かになることを、まず考えていけばよい
と思います。


本を読むと、なぜお金につながるのか?
ゲームの攻略本を読みながら、ゲームをするようなものだからです。

ガイドと一緒に登山をしたり、
パーソナルトレーナーをつけると、体が引き締まったりするのと同じ。

何でもコツがあり、それに従い行動すれば、効率よく目的を達成できる。


ちなみに、「頂き女子」は、マニュアル通りに行い、犯罪の効果を上げている。
その結果、名古屋地裁で、裁判が継続中。執行猶予はつくと思いますが、詐欺の前科は確定。
マニュアル作成者も、詐欺幇助で逮捕。

犯罪にも利用されているのは、効果があるため。
これを、よいことに使えば、
 社会が、もっとよくなっていく。

「知」や「科学」や「学問」は、
 強力である
ため、
 悪用すれば、犯罪となり、
 活用すれば、成果につながる。


このことからも分かるように、
本を読んで学ぶということは、
 効果がある
ということです。

そんな思いから、
電車内の絶滅危惧種をもっと増やしたいと思います。
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お金にアクセスできるかどうか

2023年11月01日 | スキルアップ
結局、
ビジネスは
 顧客にお金を払ってもらえるかどうか

 いくら払ってもらえるか
です。

サラリーマンも、
 自分の時間と労力を提供している
ので、
 ビジネスをしている。

自分を評価してくれる顧客がいれば、とりあえず、収入はある。
高く評価してもらえる顧客がいれば、利益になる。

トヨタの下請けは、
 値下げ圧力が厳しい
ので、
 利益につながらない。

トヨタ側は、
 創意工夫で無駄を省き、その中から利益を絞り出せ
とアドバイスをする。

もちろん、正論ですが、
 4次、5次の下請けは、普通にやっていては、そもそも儲からない。

こういったKAIZENを一番行うべきなのは、
 国や地方自治体
ですが、、、



若い世代が利益を出すには、
 数年かけて自分の特殊性を磨いていく
とよいと思います。

今なら、生成AI、プログラミング、マーケティング、英語。

すべて情報に関わること。

一番、リスクが高いのは、
 ウーバーイーツやアマゾンの配達のような単価が低くスキルが集積できない仕事。

仕事が見つかりやすい(だれでもできる)
 =人に利用されている

 単価が安く使える人材
を手に入れることができれば、
 利用する側は利益になる。

これが資本主義。

ただ、
 この人にお願いしたい
となれば、
 単価が自分で決められる側になる。

こうなると、
 立場が逆転する
ことになります。

労働組合は、
 一人の労働者だと、立場が搾取される側になる
ので、
 団結することで、立場を強くして、使用者との交渉に挑む
という理論で成り立っているわけです。

ただ、個人の影響力が強くなれば、
 組合を結成しなくても、使用者と交渉できる
ことになります。


ジャニーズがメディアに圧力をかけたのも、
 圧倒的なファンを持っており、数字を稼げる
という影響力のため。

弱小プロダクションは、
 うちの俳優を使って下さい
と売り込みをしたり、
 オーディションを受けまくったりする
必要があるのに、
 強力なプロダクションは、素人でも無理矢理押し込める
というわけです。


中小企業の場合、
 ある程度、実力をつけ、会社に利益をもたらすようになると、
 昇級、昇格が期待できる
ようになり、
 評価を適切にしてもらえないのであれば、他社を視野に入れる
ことができるようになる。

これが、ビズリーチ。

企業内の優秀な人材をスカウト制で、奪い取る。

そうであれば、
 どういう人材にスカウトがかかりやすいか
をリサーチして、
 数年後にそういう人材になる
ためのプランニングを行い、
 一つ一つミッションを設定していけばよい
というわけです。

これができるのは、
 若い世代。


日本の未来は、メディアが吹聴するほど、決して悲観的なものではないですが、
 もし、チャンスがあれば、海外も視野に入れればよい。

グローバル化は、ITの力もあり、止まらないからです。
お金にアクセスできるようにする。

別に億万長者でなくとも、
 お金に困らない
というだけでも、
 気が楽になる
と思います。
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